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飲食店が好きですか。

突然ですが。飲食店は好きですか?料理をすることが好きですか?食べる事が好きですか?お酒を飲むことが好きですか?お客様と会話することが好きですか?…

ここ数年思っていることです。ここ数年、共に働くスタッフ達(アルバイト、社員ともに)に??に感じる事が多くなってきたかなぁ…と。

??とは。「なんで飲食店で働いているの?」「接客は好きだけど料理するのは嫌い。」「あまり食べる事に興味ないんですよね」とか今一つ飲食愛といいますか、なんのために飲食店で働いているのかが理解できない人が増えてきたなぁ…と感じていました。

実は今回お店を閉店した理由のひとつがこの違和感でした。中目魚は20坪42席(カウンター10席、テーブル席14席、お座敷18席)のお店。一日に必要なスタッフは少なくても3名、忙しい日は4名必要なのです。最近の人手不足のため求人媒体に募集広告に掲載しても半年でひとり採用できれば良い方でした。

何が言いたいかと言いますと、違和感を感じながらも面接に来る人(応募があって面接日時が決まってもくる人はふたりにひとり)全員を採用せざる負えない状況。最後の方はこれでもスタッフが足りずに派遣バイト(日替わり)会社に依頼してました。

そうなると店の営業が日替わりになってしまうのです(お客様も感じていたとは思いますが)本来、お客さまの方に目を向けて営業しなければならないと思うのですがそれができない。どんどん妥協することも増えていった(怒ったり注意したりすると辞めてしまう)←飲食店に興味がないのだから当たり前かもしれないが。数年前からこの負のスパイラルから抜け出せなくなっていきました(何度か抜け出すためにあがいてみたのですが突破口は最後まで見いだせなかったです)

立花の理想のひとつとして、良いことも悪いことも共有して皆で創り上げたい。お店も。お客様との関係性も。ルールも。料理も。

来店されたお客様全員に楽しんでもらいたい(スタッフも同様)。感動してもらいたい。また来たいと思わせたい。気持ちよく帰ってほしい。人を好きになって欲しい。お客さま同士が繋がって店がコミュニティの場所になって欲しい。その為に、一緒に働くスタッフには、飲食に興味があり、飲食について学びたい気持ちがあり、相手を楽しませたいとかの気配りがあり、相手を理解しようとする優しさを持ち、困っている人がいたら手を貸すことができ、少しでも良いから全てでなくても良いから、これらの気持ちがない人とは一緒に仕事はできないなぁ。と。

で。結論として理想の店づくりをするためにお店の規模を小さくしてスタッフ数も少なくして(最悪、立花ひとりでも営業できる位の規模)やっていこうと。上記の気持ちを持って働いてくれる人がいたら日々楽しく仕事できるだろうなと思っております。

お店の再開に向けて。災害に強い飲食店を目指して日々思考工夫して頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします。