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映像でスモールチームで活動する意義と危険性についての考察

私は、フリーランスのビデオグラファーとして仕事をして、2期目です。

現在では法人化に向けて準備をしている最中です。今までは基本的に一人(ワンオペ)でやってきて、大変だったと感じることや、むしろ良かったと感じる事もあります。

今回は動画市場の現状を踏まえて、スモールチームで活動することのメリットと危険性について考察していきたいと思います。

動画市場今後の動向

サイバーエージェントは1月19日、2021年のネット動画広告市場は前年比42.3%増の4205億円との推計を発表した。調査会社のデジタルインファクトとの共同調査。22年は同比30.7%増の5497億円の見込みとした。


動画市場はまだまだ加熱すると考えられ、ワンオペで行うビデオグラファースタイルのフリーランスも増加していきます。動画市場がスピーディーかつスモールコンテンツ化していく事も考えられます。一人でも対応可能な案件が増えるという事です。(かといって大手映像プロダクションがなくなるわけではありません。)もちろんワンオペで行う動画クリエターは常に成長、変化していくことが求められます。

このような状況下スモールチームを作る必要性はあるのか。答えはYESです。もちろん危険性も存在します。

スモールチームで活動するメリット

1.分業が可能になる
例えば撮影と編集を分けることができます。誰にでも得意・不得意、好き・嫌いがあり、それを分業することで自分の得意分野で能力を発揮することができます。

2.病気や怪我で動くことが困難な場合に頼ることができる(リスクヘッジ)
フリーランスで一番怖いことが、動けなくなった時に収入がゼロになることです。もちろん保険に入ることもお勧めしますが(僕はGMOのFREENANCEに入ってます)

3.協力することにより問題解決が早い
クライアントとの問題、方法論が思い付かないなど、一人で考えてもわからない時は仲間と協力することができます。

4.モチベーションをある程度、保つことができる
フリーランスは時間的余裕があります。計画性を持っていなければ、一日中何もしないということがあります。(少なくとも僕にはそんな日がけっこうある笑)仲間と同じ案件に携わることでモチベーションを保つことができます。

と、まぁ一般論のような、似たようなことを述べてきたわけですが僕の考える最大の意義というのは以下です。

スモールチームで活動する最大の意義

それは「ビジョン」です。

「チームのビジョンと個人のビジョンが(ある程度)同じ方向を指した時に化学反応を起こす」ということです。
完全に一致させる必要はなく、ある程度方向が同じであればいいと思っています。完全に一致等ほとんどないからです。
チームのビジョンがないとチームとしては機能しません。それはただの個人の集まりにしか過ぎません。

また、法人格を持たせる必要性はありませんが、私の場合は株式会社という形態を選択しました。(設立予定)

仮説ですが、会社=チームという認識が生まれ、個人間のチームより会社の中のチームという方が一体感が増すのではないかと考えています。
また、会社にすることでリーダーがはっきりするということです。リーダーが示すビジョンに共感した個人が集まり、チームとして機能することで、大手プロダクションにも匹敵するチームになると思っています。

スモールチームで活動する危険性

ここで大事なのが「ビジョンに共感した個人が集まる」ということです。「あの人の人脈が欲しい」や「あの人のスキルが欲しい」と言ったチームの集まり(利害関係によってできた集まり)は一見、良さそうに見えて長続きしないし、成長がないと考えます。お金の切れ目で崩れます。また、少数チームであっても大企業病のようなビジョンや事業を行う目的が浸透しにくくなる現象が起こります。無駄な問題が発生し、これは危険性とも言えるでしょう。

まとめ

ビジョンによって集まった集合体は一種の運命共同体(共有結合のような強い結束)であり、チームと個人は同じベクトルにあるので、簡単に崩れることはないでしょう。

リーダーが現状の外側にチームゴールを設定し、また各個人のゴールを理解します。そのゴールに全員が臨場感を持つことができた時チームは前へ進み出すと考えています。

と、こんな感じで自分自身に言い聞かせたか形になりました。笑

今回は経験ではなく、自分なりのチーム論を考えてみました。


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