自己紹介をゲームで語る

このお題目、面白そうだと思ったので、やってみます。

RPGでは、登場人物に名前を自由に付けられるものがしばしばある。
主人公のみの場合もあるし、仲間達全員に付けられるものもある。

「主人公の名前に、自分の名前を付けてみよう。そうしたら、まるで自分が冒険をしているみたいで楽しくなるぞ!」

とあるゲームの攻略本にこんな事が書かれていた覚えがある。余計なお世話だ、そう思った覚えがある。自分を顧みても、テストで満点を取る事は滅多になかったし、体育の時間で小さい順に並ぶと決まって先頭に並んでいた。魔物や魔王と対峙して戦えるような”特別”な人間になりきるなどと、小学生ながらも違和感を感じずにはいられなかった。

そんな自分でも、抵抗なく自分のあだ名を主人公に付けたゲームがあった。それは「ポケットモンスター」だった。主人公は決して強いわけではないし、主人公が勇ましく戦う訳ではない。活躍するのは、自分が選び、手塩にかけて育て上げた相棒達。そんなゲームだったからこそ、どちらかと言えば内向的な私でも、何のためらいもなく自分をその空想の世界の中に加える事ができたのだろう。

気がつけば、もう社会人になって長い。ゲームの遊び方も、世界観に没入する「ごっこ遊びの延長」から、戦略を練って他プレイヤーと競い合う「ボードゲーム的な遊び」に変わっていた。その折、新作の「ポケットモンスターソード・シールド」ではポケモンが3Dエンカウントで出会えるようになっていたり、キャンプでポケモンと触れ合う要素が入っていた。最強の頂点を競い合うだけでなく、絆や愛情、優しさというものも大事にしている。そう思うと、改めて童心に帰らせてもらえるようで、またポケモンが好きになった。それと同時に、このゲームのように、たくましくも優しくなっていきたいなと思う。

最後がちょっと、臭い言い回しになって照れくさいですが、以上で自己紹介終わります。

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