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風の時代にやって来たひと。

人の行動のベースには2種類あると言われていて。

「愛」か「怖れ」か。

これまでの時代は「怖れ」がベース。

例えば「豊かになりたい」「得をしたい」「お金がほしい」と願うとき人は「みなで分かちあう」というより「独り占めする」という思いが湧く。

そこには「富には制限があり、みなで分け合うと足りなくなる」という怖れを持っているからで。

これは物質至上主義の土の時代を象徴する考え方で「色んなものには制限がある」という概念の社会で生きてきたゆえのこと。そんな思いを持ったからといって「私は心の狭い人間だ」と自分を責める必要はまったくない。

風の時代はその逆。

「周囲に分け与えるほど自分も周りも豊かになっていく」
そんな時代になっていく。

藤井風氏が自身のライブ映像を無料で配信したというニュース。
これぞまさに風の時代の到来だなぁと感心した。

音楽業界のことはよく知らないのだけれどネットの記事によると、日本のライブ会場では録音録画は一切禁止が一般的で、ライブ配信もお金を払った人だけが観られるというのが常なんだとか。

規制の理由は、そんなことしたらライブチケットが売れなくなるから。

一方海外ではそういった制限がなく、ライブに来たファンが会場の様子をSNSで発信。それを観た人たちが臨場感や楽しさを感じ、よりチケットが売れるという現象が起きているらしい。

この例を見て明らかなのは「愛」ベースの行動の先は「繁栄」。

「無料で配信なんかしたらお客さんが来なくなる」という日本の考えの根底には「怖れ」があり、その先にあるのは「衰退」だ。

風氏のライブ会場にいる人たちの一部で無料配信に関して反発の声もあったようだけれど、会場にいる人たちはそこでしか体感できないワクワクやドキドキは何ものにもかえがたい価値なのだから、他の人なんかほっといて自分の楽しさだけに集中すればええやんか。

無料で配信を観た人の中にはチケットが取れなくて配信をすごく喜んだ人もいるだろうし、たまたま観て彼に興味を持った人など様々だと思う。

場所は違えどそこには「楽しさ」しかなくて、ライブに行けなかった人は「次こそは行きたい!」とさらに風氏への思いを馳せただろうし、今回の配信で彼のファンになった人も多いのではないかと思う。

これが「栄えていく」ということなのだ。


今回の彼の行動は「お金を払った人だけが得をする、というこれまでの時代では当たり前だった日本のやり方はもう古い。そろそろ制限を抜け出してみなが無限に楽しめる時代が来たんだよ」ということを教えてくれるために起こしてくれたことなんだろうなぁと感じた。

私たちの魂は時代を選んで生まれて来るというけれど、彼は風の時代の先駆者として時代を引っ張っていく役割を担ってこのときを選んで来たんだろうねぇ。

だって名前が「風」だもの。
分かりやすい笑。

今日も読んで下さりありがとうございます。
また書きます。


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