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アイスが人間だったら、誰と添い遂げたいか考える

このnoteは、歌人・上坂あゆ美さんのPodcast「私より先に丁寧に暮らすな」(通称:よりすな)が好きすぎて、#30「お菓子が人間だったら誰と付き合いたいか真剣に考える」をオマージュした企画。

本当はお菓子で考えたかったが、あんまり食べないからか思い入れがなくて書けなかった。ジンでやることも考えたのだが、たぶんこの話は読み手と共通認識あった方が楽しいから、まだわかるアイスにしてみる。ぜひ読んだ方の添い遂げアイスも気になるので教えてください。

結論から言うと、添い遂げるならパルムを選ぶ。実際に毎日食べて、飽きなかった実績が強い。実績には誰も勝てない。生活の潤いであり、日々の楽しみである。バニラアイスにチョコのコーティングという、めちゃくちゃシンプルな作りなのに、濃厚でなめらかで上品な感じが好き。

それでいて、スーパーやコンビニでも、どこでも売ってる身近さと手軽さは、毎日となると欠かせない。いくら美味しくても、会えないアイスとは添い遂げられない。これだけ身近だといつでも手に入る分安っぽく見えたりするはずだが、私はパルムはどこに売っていても、上品さを感じる気がする。

変に媚びないところが良いんだと思う。あれだけシンプルな作りに誇りすら持ってる気がする。そして例え売上厳しくなっても、ユーザーが好きそうなもので、いたずらにトッピングをのせて世界観を壊したりもしなそう。

上質な感じで他のアイスのことを考えると、ハーゲンダッツは好きだけど、添い遂げるイメージはあんまり湧いてないかも。毎日食べるものじゃなくて、ご褒美アイスとしていつまでも君臨してほしい。生活にひとり推しの人がいると、潤う感じのノリで。

もう少し価格帯落ちる、レディーボーデンはどうだろう。あんまり食べたことないから、良さそうではあるけど、ちゃんと判断できないのが正直な気持ち。あとはアメリカのアイスのイメージが強くて、大衆感が強めな印象あり。高級ではあるんだけど、上品さからは遠めかもしれない。

上品系の路線以外なら、雪見だいふくが大好き。でも毎日食べたいかと言われると、よくわからないかも。パルムよりはあざとい感じがある。老若男女みんな大好き、みたいな。お菓子でいうと、プッチンプリンみたいな感じ。モテるとは思うんだけど、いつも一緒にいたいかと言われると違う。

ピノはどうかな。よく考えたらバニラのアイスにチョコのコーティングだし、作り自体はパルムと似てる。でもパルムよりは、絶対やんちゃで、ちょっと子供っぽいかも。あと色んな人と遊ぶのが大好きで、勝手に遠いところに行ってしまいそう。色んなコラボ商品が出てたりするし。それに、その時々の気分で、色々勝手なこと言ったりするかもしれない。

添い遂げるには違うな〜というアイスは(メーカーの方ごめんなさい)、ガリガリ君。アイスにはクリームの濃厚さを求めてるんだけど、材質があまりに違いすぎる。人の子だしたまーにガリガリ君を食べたりもするけど、一緒に生きていくという選択はしない。

実際に話したら、楽しい人だとは思う。棒に当たりとかついてるし、ちょっとワクワクしながら食べられたりもするから。童心を思い出させてくれる貴重な存在だとは思う。でも素朴すぎて、刺激が少ないかも。あんまり本読んだり、音楽聴いたりしなさそう。

素朴系でも別格なのは、あずきバー。パルムと拮抗するくらい好きかもしれない。シンプル・上質・大人っぽい感じ。濃厚さはパルムが圧勝なんだけど、あずきバーはさっぱりしてるのに深みがある感じ。悩ましい。若い時はパルムと添い遂げたいと思うけど、年を重ねて濃厚さがお腹いっぱいになったら、あずきバーに乗り換えたり、しちゃうのかな。なんて最低なことを考えてた。

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