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『ゲイの老人ホーム』男性HIV陽性者専用の老人ホームづくりという逆転の発想

皆様、こんにちは!寒くなってきましたが、お元気でしょうか?
世間では、足立区白石正輝区議の「LGBTだらけになると足立区は滅びる」などの発言もあり、どうしても政治的な話にクローズアップされがちですが、このようなタイミングだからこそ、実生活に資することについて考えを発信します。

さて、本日お話をしたいのはゲイの老人ホームの件です。

この手の話は古今東西たえない話で・・・。「ゲイの老人ホームをつくってみんなで住もうね」というゲイバーの会話に終止符をそろそろ打たねば・・・。
近しい人には話したことがありますが、私は正直ウンザリしてしまっています。「いつまでも上野浅草新宿などのゲイバーで願望だけ語られ、実現しない」本当にもどかしいです。

新宿三丁目

賛否両論ある話で、私の周りも色々な意見をお持ちのようです。「性的なものを抜いたら、ゲイもバイセクシュアル男性もノンケと同じだ」という意見もありました。
たしかにその意見も一理あります。しかし、それなら性的な部位を抜いたゲイバーは何故存在するのでしょうか?(勿論ゲイバーに限らず、スポーツ系のゲイサークルなどは多数ある訳で)性的な部分を抜いても、同じセクシュアリティの人同士だと、本音が話せて冗談が言い合える。そのようなことがあるからゲイコミュニティが存在すると思います。

かくいう私も、老後のことを考えると、気の置けない友達と冗談言い合って、老衰で果てていければ・・・という願望があります。

キス

生きるとは、誰と過ごすかも大切です。豊かな老後のために、ゲイの老人ホーム(ゲイ男性歓迎の住居も)は需要はあるでしょう。(そのためにもお金をしっかり準備する必要はありますが)
我が社アライアンサーズ株式会社が中心でやっているラムダも、早く老人ホームまでやらないといけないと考えています。基金の受け皿になり、お金に余裕のあるゲイ中高年の方を中心にご寄付頂けるようにし、入居予定者を予約で受け付ける。そのようにイメージしています。(もしご興味ありましたら、ご一報ください)

さて、タイトルの件で興味を惹いた方も多いのではないでしょうか?

その前にゲイの老後で避けて通れないこと「HIVやエイズ」について。

先日、ゲイ男性を老人ホームでの入居拒否の話(https://note.com/alliancers/n/n42f68f616280)でも触れましたが、未だにHIV陽性者やエイズ患者の方の老人ホーム入居は壁が厚い。我が社と提携中の老人ホーム紹介会社にその話をしてみたところ毎月3~5人程、HIV陽性者の高齢者の老人ホーム相談があるそうです。しかし、条件が合わず、受け入れ先については苦戦するとのことでした。

どっきょ

ゲイやLGBTなどまだまだ世間の偏見はきついです。。特に中高年代の方からの。。高齢者支援を行っていると日々感じます。そして偏見を持っている中高年代の考えを根本的に変えるのは難しい。世代交代という時間が解決してくれる部分と自力で変える力 両方必要かと感じます。

「ゲイ高齢者の中でも、本当に困っている人から集客した方が実現が早いのでは?」とふと考えてみた。現在までに思いつく対象者は「HIV陽性のおひとりさまゲイ男性」でした。

介護疲れ

HIV陽性で高齢期を迎えることは本当に厳しいと思います。理由はHIV陽性者は認知症を早める傾向にあるから。高齢者が老い支度をせずに「認知症になったら終わりです」。自分の意思で契約も出来ない。それどころか、周囲が認知症に気付いてくれなければ、事故や孤独死リスクは間違いなく高まるでしょう。

HIV陽性の方は「見守り体制⇒住居 究極は老人ホーム入居」と「法的準備⇒任意後見契約と身元保証/身元引受体制の準備」を進めないといけないのです。ガンの備えでガン保険に入るように、老いに対する備えは必須です。少なくとも生きていれば100%老後は訪れます。
HIV陽性者の7割はMSM(男性同性間性交をする人のこと)。HIV陽性者を歓迎する老人ホームならば結果としてゲイの老人ホームが出来ると考えてみました。結果として、ゲイの老人ホームが出来るのでは?需要は間違いなくある訳だし。

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そのような施設があれば、ゲイバイ男性でHIV陰性者も「友達と過ごせるゲイの老人ホームに入りたい」とムーブメントが起きるのでは?と考えています。

具体的な形に早くしたいと思います。皆様応援をお願いします。ご寄付頂ける体制が出来たら、何卒宜しくお願い致します。


<参考記事>ゲイは性病になりやすいっていう噂…高い感染確率への対処方法は?
※以下原文抜粋
 症状のないまま性病に感染しているかも⁉  ある調査で、無自覚の1,000人以上のゲイ男性を対象に性病の有無を調べたところ、23%の調査協力者が性病にかかっていることが判明しました。そのうちの38%がクラミジアで、36%が淋菌という性病にかかっていました。クラミジアも淋菌も症状が現れない場合が多いため、感染に気づかないまま性行為をしてしまい、周囲に感染を拡大させてしまうケースが多いです。 また、この調査では14%の人々がHIVに罹り、そのうちの44%はパートナーから感染したという結果が出ています。自身が性病であると気づかないまま感染を拡大させたり、パートナーとピンポン感染を繰り返さない為にも、定期的に検査を行うことが大切です。 Text via : PinkNewshttps://www.gme.co.jp/column/gay_column01.html

<アライアンサーズ株式会社のサービス>
・おひとり様の入院時や老人ホーム入居時のための身元保証/身元引受対応
・終活YouTuber たのシニアヴィレッジチャンネル運営
・喪主がいない人でも安心! おひとり葬(気楽なお葬式)
・終活相談「揉めない老い支度(終活のやり方)」
・高齢者への見守りサービス
・介護に備えた安くて安心の保険のご案内(少額短期保険)
・出張で終活セミナー(地域包括支援センター等で不定期実施中)
・老人ホームのご紹介 等 

●おひとり葬 https://simple-funeral.biz/
●会社公式ホームページ  https://alliancersjp.com/
●会社公式YouTube  https://www.youtube.com/channel/UC1ghnyluyZx8ZLzO-KBsO4w 
メディア・講演実績
・フジテレビ系例 ザノンフィクション「マキさんの老後」にLGBT老後支援として出演
・女性セブン「最期まで自宅で おひとりさま暮らし」掲載 
・日経新聞社「高齢LGBT、その力になる見守りサービス」 
・共同通信社「性的少数者の支援事業続々 就職や家探し、老後相談」にて掲載
・鎌倉新書「月刊仏事」におひとり葬(気楽なお葬式)掲載
・高齢者住宅新聞 おひとり葬(気楽なお葬式)掲載
・セミナー講師として首都圏地域包括支援センター等で「終活講座開催」多数
・その他多数メディアやセミナー出演あり