趣味としてのプラモデル作りの勧め

皆さん、プラモデルを作ったことはありますか ? プラスチックのパーツをランナーと呼ばれる支持枠から切り離し、接着剤で接着し組み立て、塗装をする、そう、それですよ。

子供の頃、お店でショーケースの中に飾ってあるプラモデルの完成品を見て上手に作られてるなぁと感心し、自分も作ってみたいと思い、始めてはみたものの上手く作れずに嫌気がさして途中で作るのを諦めてしまった…。
そんな経験は有りませんか ? 自分は何度途中で諦めた事か。でもまたリベンジ。趣味のプラモデル作りは今でも続いています。

私がプラモデル制作にハマったのは、小学5年の頃のTAMIYAのドイツ軍戦車やドイツ軍戦闘機がきっかけでした。

それらの制作記事や戦記・兵器の性能までも興味が湧き、戦時下の各国の状況なども戦史を参考に調べるようになりました。

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戦時下の政治体制や指導者の名前、歴戦のエースたちも知り、彼らの残した写真や遺品なども集め始めたのです。
どっぷりとドイツ軍とドイツの戦時下の歴史に浸かってしまいました。
今ではドイツ人の知り合いもでき、ドイツ語も下手くそながら彼らと少しだけ話せるようになりました。
全ては小学5年の時に出会ったTAMIYAのタイガー戦車のせいだ ! (笑)

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                          映画 「FURY」より

プラモデルと一言で言っても今ではいろんなジャンルがあり、ガンプラ、スケールモデル、フィギュアなど実に様々です。
中でも自分が作るのはスケールモデルと言われるもので、実在した戦車や戦闘機を縮小したものです。サイズは戦闘機なら1/32サイズ、戦車なら1/35サイズを制作します。

以前はTAMIYAの物をよく買っていましたが、近年、中国メーカーの参入により精密なスケールモデルが入手できるようになったので、そちらを主に制作するようになりました。
今は金型の技術が進歩し、プラモデルはより精密に進化し続けているのです。

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今でも小学5年の頃から通っている家の近くの模型店の店内を散策し、良いキットがないかと物色しています。そして、お目当の商品があったら即買いし、家に帰る途中で箱を開けてパーツの出来具合はどうかなと中味を見て満足しています。

そして、家に帰ったらすぐには作らずにプラモデルは棚に直行です。積んでおくだけ。
すぐに作らないのには理由がありまして、決してモノグサだからじゃ無いですよ。
スケールモデルの新製品が発売されると、その後に、その新製品用にディテールアップパーツなるものが出るのです。ディテールアップパーツによって手を加えれば加えるほどリアル感は増すのです。

ディテールアップパーツとは主に金属板やレジン樹脂で出来た、商品の中のパーツをより精密に再現し、それと置き換える事によってリアル感が増すというものです。でも、必ず出るとは限らないので、そういう場合は自分でディテールアップするか、キットのまま作るか、出るまで何年も "お蔵入り" するかでしょう。

でもこれって、よくよく考えたら模型店の在庫が自分の家の在庫に変わるだけのような・・・考えないようにしよーっと。

永遠と細かな作業が続くプラモデル制作。集中力も必要。でも、完成した時の姿を想像したらそんな苦労など何でもない。ひたすら作業する。制作途中も楽しいですよ。

道具もエアブラシ塗装用のコンプレッサーやハンドピース、塗料もエナメル系、アクリル系、ラッカー系と用途に合わせて持っています。ウエザリング、チッビングと言った、より自然に汚れ、自然に劣化する様子を再現する為の塗装テクニックに必要なんです。

大人になって買えるようになった道具や高価なキット。最近ようやく子供の頃に出来なかったことができるようになってきました。
頭の中はいつもプラモデルをいかにリアルに作るかで一杯です。

定年後もずっ~と作り続けられると良いなぁ。けれど、残りの人生の間に自分の家の在庫、全て捌けるだろうか。無理かなぁ。

プラモデルの魅力は何だろうと今更ながらに考えてみました。やはうりそれは、

     ・組み立てて、完成に到るまでの過程
     ・塗装して実機に近づく時の感動
     ・完成した時の達成感

でしょうか。

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この趣味、ハマりそうでしょう ? 皆さんもプラモデルに興味を持ち、プラモデル制作を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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