プリコネにおける外部ツールとは?

 最近外部ツール,というより連打ツールに関してぼや騒ぎがあったので少しまとめてみます.そもそも外部ツールとは何か,他のゲームとの違いはあるのかなどなどについて,自身が集めた情報をもとに話をしていきます.先に書いておきますが,中身はありません.
 この記事の結論は「運営の匙加減」で終わります.では.


連打ツールとは〜〜〜〜〜

 連打ツールとは何か,まず運営の規約を読んでみましょう.以下運営の規約を抜粋し,外部ツールに関係している/していそうな部分を抽出しました.

第二条 規約への同意
3. お客様は、本サービスの利用を、自身の所有するPC、スマートフォン、タブレットなどの端末(以下、単に「端末」といいます)の操作によって行うものとします。
第十二条 禁止事項
1. お客様は、本サービスの内外を問わず、本サービスに関して、以下の行為を行ってはなりません。また、そのような行為を第三者に対して指示、教唆、強要することを禁止します。
(10) BOT、チートツール、その他の当社より提供されていない技術的手段を利用してサービスを不正に操作する行為。

 連打ツールという言葉はないじゃないか・・・終わりだ・・・

 連打ツールというのは,MMORPG界隈では昔から言われていますが,所謂マクロのことです.実はチートツール,BOTとは違います.以下のサイトによくまとまってますね.ここから先は,連打ツールではなくマクロという言葉を使います.

https://pc-game-spot.blogspot.com/2018/05/MacroCheatTeamingDescription.html


 すごい関係ない話なんですけど,筆者は昔RED STONEというゲームをプレイしていました.あまりチート等はない平和なゲームでしたが,時折廃人なのかマクロなのかわからないプレイヤーがマクロを疑われ,したらば(当時のREDSTONE最大級の掲示板)に晒されてましたね.まぁ半分くらいはマクロだったみたいでBANされてましたが(RED STONEはマクロを明確に禁止している).まぁこのゲームはマクロよりも意図的な不具合が多く利用されてて,セスコだったら間違いなくBAN案件たくさんありましたね.ちなみに,チート等がなかっただけで,垢ハックがあったりRMTが横行したりみたいなゲームでした.平和とは...

マクロは規約に抵触するのか

 大前提として運営はチートツールとBOTを名指しで禁止事項として指名しています.これらの利用は当然NOです.しかし,マクロは指定されていません.じゃぁいいんじゃね〜〜〜〜って思った人,残念ながら「その他の当社より提供されていない技術的手段を利用してサービスを不正に操作する」という部分に抵触する可能性があります.

 それでは実際に抵触するのかどうか,過去の判例を見ながらその可能性について考察していきましょう.




 頑張って裁判所の判例から探そうとしましたがダメでした...この記事書いた意味ないな...理系が裁判の判例を調べるなんて無理があるんや...

 というわけで「その他の当社より提供されていない技術的手段を利用してサービスを不正に操作する」という言葉1つ1つを定義していき,この文章がマクロに抵触するのかしないのか考えていく必要がありますね...これくらいなら僕でもできそうなので.

 まず「その他の当社より提供されていない」の部分ですが,プリコネ運営が提供しているのはゲームそのものと,ゲームを快適に行うためのインターフェイスのみですね.

 次は,技術的手段という言葉とマクロが結びつくか検証しましょう.技術的手段に当たるかどのようにアプローチするべきか.1つは技術的手段という言葉の定義する方法があるでしょう.
 技術という言葉を,日本大百科全書から参照します.クッソ長いのでリンク踏んでください.その最初の定義は「同一の目的に協力する道具と規則」であり,

「第二次大戦後の日本では、人間行動の目的意識性と合法則性とを指摘し、その主体性を強調する技術論が自然科学系学者によって提唱された。物理学者の武谷三男(たけたにみつお)はすでに1940年に、「技術とは生産的実践における客観的法則性の意識的適用である」と述べた。この説は42年相川によって批判されたが、労働を生産的実践に置き換え、意識的適用に技術の本質があるという見解として今日でも流布している。」

とあります.このことから,マクロは客観的法則性を意識的適用しているため,技術として定義できると思います.色々ごちゃごちゃ書いてすみません.技術という言葉の定義面白いと思ってみんなに共有したくなりました!

 続いて「サービスを不正に操作」に当たるのか否かですね.まずは不正なのか否か.マクロを明確に禁止している法律が存在しない以上,マクロが不正になるか否かはサイゲームスの一存となります.ここは議論できません.  
 なので,議論するべきは操作をしているか否かになります.まぁ議論するまでもなさそうですが.操作という言葉の定義は「ある目的のために特定の物を一定の手順で動かすこと。特に、器具や機械などを動かして作業すること。」になります,はい.

 というわけで議論するべきは,「不正に操作」に該当するか否かを,似た事例からどのような判決がされたのか調べることなんですが,それが無理な以上僕には結論出せませんでした〜振り出しに戻って終わり.こんな中身のない文章読んでくれてありがとう!!!

結論

 最初に書きました.

 私見を最後に述べておきますが,明確に不正と定義されていない以上,マクロを規約違反と定義するのは違うと考えています.例えばですが,もし利用規約の文章だけでマクロが不正になるなら,皆さんが日常的に行う,コミュニケーションツールであるdiscord, twitter, robi等の「技術的手段」を利用して得た情報をもとに,ゲームを「操作」することも不正になりませんか?操作するための器具や機械を媒介していない以上,「操作」には当たらないと言われるかもしれませんが,「操作」とは「ある目的のために特定の物を一定の手順で動かすこと」である以上,「技術的手段」を利用して得た情報でゲームを「操作」してしまい,それを運営が不正と認めればそれは不正になってしまいます.
 まぁこれらは水かけ論ですので,それを踏まえて議論する必要がありますね.グレーゾーンはグレーゾーンですので,様々な意見が出るのは当然でしょう.まぁゲームの仕様が仕様なので,マクロだったりdiscord, twitterが流行るのは仕方ないよなぁ.あそこまでUI優秀なのに,ゲーム内コミュニケーション手段だったり,ゲームそのものの操作性改善がなさすぎるもん...
 この辺りに詳しい弁護士さんでセスコやってる人いたら,ぜひ色々聞いてみたいな〜〜〜〜〜〜って思いましたまる

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?