贅沢はしていい、いやしましょうよ。
これまでの記事の内容だと、まるで儲けようと思ったり贅沢がいけないことのように勘違いしてしまう人がいそうなので補足。
お金を稼ぎたいなら、好きなだけ稼いだらいいと思う。
むしろ、その方が経済が活性化する。
経済優先の世情が変わろうと、その意識の高い人はどういう時代になっても生き延びる確率高そうだし。
気をつけるべきは、”器”が伴わないまま金額だけ求めるなということ。
それにしたって、ルール違反しまくって人を陥れてまでもお金を手に入れたい、その後のしっぺ返しも含めて丸っと経験したいという人もいるので、基本的にやりたい人は止めない。
お好きにどうぞ。
ただ険しい道なのは間違いないので個人的にはやらないし、おすすめしないというだけだ。
で、【贅沢すること】について。
贅沢は必要だと思うし、おおいにすべきだと思う。
文化的なもの、工芸や美術品、音楽などの芸術に関する類のものはとくに。
これまでパトロン方のお力添えはもちろん、皇族や貴族などの権力者や有力者、いわゆるお金持ちと言われる人々のおかげで、めちゃくちゃ発展することができた。
一般の日本人になじみが深いものであれば、寺社仏閣、仏像などが分かりやすいだろうか。
時代と共に技術が発達、価値も広まっていった。
織田信長が褒賞として土地の代わりに、茶道具の類を与えたという話は「頭いいなぁ」と感嘆するとともに、その分野でこれだけ裾野を広げ今に繋いでくれていることに感謝もある。
今の時代においても、いわゆるセレブと言われるような人々があちこちで贅沢をしお金を落としてくれることで潤う面も多々あるので、何事も両面を見ないといけない。
『お金を稼ぐことは悪いことではない、むしろ良いこと』
『お金を稼いで使う、その循環が大事』
『どうやってお金を稼ぐか、稼ぎ方、そこが問われる』
『なんにお金を使うのか、遣い方、そこが問われる』
『お金とは何かの本質。お金そのものを食べたり、飲むこともできない』
お金そのもの、お金持ちに対するひとつの見方で嫌悪や憎悪、怒り拒絶することは止めましょうね、もったいないから。
(したい人はどうぞ)
複数の見方で捉え、受け止める。
で、次にじゃあ【贅沢とは】。
贅沢って別にお金持ちだけのものではなく。
じゃあ分かりやすくお金持ちの例でいうと、
毎日、接待とかで外食、お高いコースばっかりだったとすると、漁師が集まる港の、そこでしか食べられない田舎料理や地酒が贅沢だったりする。
その季節、そこでしか食べられない旬のもの、地酒。
これは贅沢だよ(少なくとも私には笑)
山の幸も勿論だけど、海の幸というのはもう何年前からだろう。
何年も前から国に対して「どうにかしてくれ、本当にこのままだとヤバい」って訴え続けられているよね。
「ヤバい」という状況が目立った改善が見られないまま、どんどん進んでる。
イカも大好きなんだけど、どうなることやら。
食材は厳選した場所で購入、すべてオーガニック。
お高いけど品質は安全で美味しい。
ファーストフードやジュース、コンビニのお菓子とか一切食べさせませんというご家庭で育った子供。
初めて食べるハンバーガー、甘い炭酸飲料、ポテトチップスとか、めちゃくちゃ美味しいと思うんじゃない?
駄菓子屋さんとかおもしろ過ぎて、平気で1時間くらい時間つぶせるかも。
コンビニのチキンやウインナー、コロッケとかも美味しいだろうね。
年収何千万と稼いでいるけど、ずっと仕事、なかなか休みが取れない。
たまの休みも電話やメール、仕事について考えなくてはいけなくて、芯に気が休まる時がない人。
丸一日なんにも考えない、なんにもしなくていい、っていう日があったらそれはそれは贅沢な日となるのでは。
仕事のことを一切、何も考えなくてもいい日。
たとえばこんな日が3日取れるとか、なんて贅沢なんだろう。
寝ても食べても旅行に行ってもダラダラしても、それはすべて贅沢なことだろう。
高級ホテルのスイートルームばかりというのも、映画やドラマ、アニメに漫画、テレビネットSNSなどの情報から拝見していると、結局なんか似たり寄ったりだなという感想。
調度品も似たようなものになるというか(一流品がそんなに数多くある訳ではないから)。
その地をもっと体験して楽しみたいなら、その土地や地域の文化が色濃く反映されたようなところに泊まると、楽しいだけではなく吸収するものも格段に多くなる。
ただこれって一般人の方が叶えやすい。
一定レベルの有名人になると、セキュリティの問題が出てくる。
セレブな方々ほど、高級ホテルには泊まりたい放題だが、どこにでも泊まれるという訳ではなく、むしろ制限されるので本当に恵まれているかどうかは人による。
行動の自由度の高さは、決してお金のあるなしだけでは測れないのだ。
うまく伝えられたか分からないけど、例を出して示したかったのは【贅沢の本質】というもの、これも考えてほしいなと。
本当、人による。
個人差ある。
日本人って多くの人が水を当たり前のようにジャブジャブ使ってるけど、これ全然当たり前じゃなくて。
先進国だから、という訳ではないよね。
水が豊かな分、水害も多い国ではあるけど、昔から水の恩恵をこれだけ豊かに受け取っている国というのも珍しいのよ。
水が貴重な国からすれば贅沢なこと。
私たちは結局、非日常な部分や特別なところに、”贅沢”を感じるんだよね。
非常時や災害時、食べるものが制限された過酷な状況だと、カップヌードルがとても贅沢な貴重品になるよね。
着るものだって、汚れていない新品のものが貴重。
寒い時にはおれる上着とか、丈夫な靴とかね。
【贅沢】することに罪悪感を感じることは全くない。
”贅沢って何?”という答えが人それぞれあると思うけど。
たまの贅沢が心を豊かに、満たしてくれるよね。
明日からの活力にもなる。
でも贅沢っていうと、なんか勝手にこんなものと決められたイメージがない?
高級品とか。
なんか高いものにお金を使うことが贅沢と捉えられがちだけど。
”贅沢”って、そんな幅の狭い視野でとらえるものではなくて、もっと広く自由に、自分だけの贅沢を追求してほしいと思う。
【あなたにとっての贅沢】
【自分にとっての贅沢】
【贅沢は人それぞれ皆ちがう】
きついなー、しんどいなー、面倒だなー、逃げたいなー、もう無理だなー…etc
なんかこう重くて、動きづらい時、今できる”自分にとっての贅沢”を探して、やっちゃうべきだと思う。
そのやりたかった”贅沢”をやってしまえば、少しは身軽に、少しは緩んで動きやすくなり、考える思考の幅も広がると思う。
「贅沢は敵」「贅沢は良くない」「贅沢は悪いこと」というような固定観念で縛られている人にはとくに、視野を広げて、たまの贅沢を楽しんでほしいなと思う。
心豊かに満たされた人が増えた方が、多くの人が生きやすい世の中になるんだから。
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