見出し画像

"縄文"が話題になる理由

 縄文文化とは

 近年、あちらこちらで《縄文》という文字を目にする機会が増えてきたように感じている。

 先住民族や古代史への関心の高まりもあって、今年は各地でいろいろなイベントなどもありそうに思う。

 ところで、このタイミングで「縄文」というキーワードが人々の脳裏に浮かんできたのはなぜだろうか。


 縄文文化は、時代的には紀元前1万5千年前から紀元前3世紀にわたる文明だ。

 縄文時代の終わりから弥生時代が始まる。

 日本列島が中心だが、環太平洋の各地に類似性のある土器なども発掘されていて、舟での航海もしていたと言われている。

 北海道を除く本州で、10万人から最大期には26万人ほどの人口があったようだ。

縄文文化の特質〜調和と共生

 特筆すべきはその文化である。火焔式土器などが有名だが、それよりも注目したいのが、出土した人骨に武器による損傷が見られないことと、成人の障害者のものと見られるものがあることだ。

 さらに最近は、家族の中に血縁ではない同居者がいた可能性も示唆されている。

これらは何を意味するか。

 一つには、縄文文化には、争いがなかったことである。そしてそれが万年単位で維持されていたことだ。

 次が、成人の障害者の骨、これは障害のある赤ちゃんを大人になるまで介護していた、という事実を示している。豊かな食料事情はあったかもしれないが、生産性のない障害者を大人になるまで面倒をみる、というのは高度な文化的配慮がなければありえないことなのだ。

 さらに血縁にない家族内の同居者、とは何を意味するのであろうか。これは推測だが一体感を感じるコミュニティの範囲が現代より広かった可能性がある。他人への人類愛的認識、とでも言おうか。

 縄文文化、それは調和と共生を実現した、高度な文化なのだ。形ではなく心の民度が高かったのだ。

 空不動は「縄文文化は《じねんの論理》そのものである。」と語る。動画を参考にしてほしい。↓↓↓

縄文は「じねんの論理」

《じねんの論理》とは、これからの宇宙時代に求められる「個と全体が調和した、宇宙の秩序を反映した価値観」とされている。

 つまり縄文の人々が、人類史に例を見ない「恒久とも言える長期の平和」を維持できた背景には、この《じねんの論理》があったからこそ、と言える。

《じねんの論理》を一言で言えば、《宇宙》と共鳴した価値観、となる。

 対して現代の我々の価値観は〈力の論理〉と言える。《宇宙》とは共鳴しておらず、人智による統治の論理に基づいて運営されている。

 そうなのだ。

人智。現代の諸問題の原因はここにある。
対立も混乱も環境破壊も不寛容もすべてはこれに起因するのだ。

「人智」、、、人間の知恵では不完全なのだ。
人類全体に調和をもたらすためには、《宇宙》に共鳴しない人間の視野から生まれた思考では所詮限界がある。

 人間の思考は時間空間に縛られ、自己保存、種の保存の肉体側からの強いバイアスがかかることにより、全体の立場からの正しい答えを導くことが非常に困難なのだ。

 人智を超え《宇宙》と一体となった立場からの超越的思考が今、求められている。

 《宇宙》に一切の判断を委ね、再びいただき直す《神智》による無作為の統治。個と全体が高度に調和した文化の構築が求められているのだ。

 "縄文"とはそのような《世界観》を持っていたのだ。

 だからこそ《じねんの論理》が混迷を深める現代に必要とされるのだ。

《じねんの論理》それは覚醒した人々と、それを価値ある生き方と認める社会。そして今、我々も覚醒が求められている。

 でなければ、狭くなった地球の上で
我々は互いに排除し合おうとするだろう。

 それは"調和と共生"とは対極にある生き方である。

未来に蘇る縄文の《世界観》

 一方でテクノロジーはこれまで通り進んでいく。

 しかし形の世界の元となる次元に存在する、人類が共有する《世界観》がアップデートされるのだ。

 そしてそれは、蘇る縄文の《世界観》である《じねんの論理》に基づくものなのだ。

 たしかに人類を未来へと押し流す大きな潮流がある。テクノロジー、メタバース、宇宙人との交流、ディスクロージャー、新しい経済システムなどなど。

 それらは縄文時代から日本人の心の深いところで生き続けてきた、古くて新しい縄文の《世界観》のプラットフォームの上で展開されるべきなのだ。

 けして一部の支配層が大多数の人類を洗脳下におく形を是とするような、独善的〈世界観〉の上に展開されてはいけないのだ。

「現代の黙示録」ガブリエルの怒り
空不動著

「人間の《本質》は宇宙の《本質》である。」と空不動は言った。

 だから《魂》で繋がっている我々には、時空を超えて縄文の《魂》とも繋がっているのだ。

「たかだか2000年程度の年月など、万年単位の思考エネルギーの蓄積がある縄文の記憶にとって障害にはならない。」と覚者、空不動は言い切る。

 これが今、".縄文"が話題になってきている理由なのだ。

 けして復古主義などではない。

 調和と共生という素晴らしい未来を実現出来るかどうかの分かれ道だからこそ、時を超えて《縄文の祖霊》からのメッセージが現代に届いているのである。

 この声に耳を傾けるか、否か。
人類の未来はあなたにかかっている、といっても過言ではない。

★献文舎
https://www.kembunsha.com/  

★じねんネットワーク 
https://jinen-network.com/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?