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【VR作品紹介】モノガタリ交流会 第18回【テーマ:官能】

◆「モノガタリ交流会」とは?

 皆さんこんにちは、A-Literary Works.(エーリテラリー・ワークス)です。今回は第18回 モノガタリ交流会の発表の様子について紹介したいと思います。第18回の内容に入る前に、企画の概要についておさらいしましょう。

 「モノガタリ交流会」とは毎週日曜21時VRChatにて開催中の創作PR会になります。特定のテーマを踏まえて毎回2名が作品を発表し、交互に感想を伝える進化形読み合い企画になります。発表・コメント共に5分と気軽に参加できるので、評価を求めるクリエイターや、VR上の物語に興味のある方々は是非ご参加、ご観覧ください。

 作品は小説・詩、演劇、映像、漫画、ゲーム・ワールドなど、物語性を含む一次創作であれば紹介OK、ただしなるべくシナリオを強調するようお願いしています。作品内容や発表内容は基本的に自由、ただし他者の作品や二次創作はNG、パロディ・オマージュ作品はOKとします。

 ……という訳で、第18回の発表者、テーマは以下のようになりました。

◇第18回 モノガタリ交流会【テーマ:官能】

【No.35】ソーサツ・チエカさん「アバターマリオネット」

 一人目の発表者はソーサツ・チエカさん(https://twitter.com/chieka_quantizd)になります。ソーサツ・チエカさんの作品「アバターマリオネット」は第二のアバターを操れるアバターマリオネットという技術を用いて、ハイネとチエカがデジタルな性行為を行い、その影響がフィジカルにも伝播する様子を描いた短編小説になります。作品テーマ性とは裏腹に「チエカさんの普段の物腰の柔らかさと、ここまでえっちに真剣なことはどこかで繋がっている」といった台詞や「しゅわしゅわぱちぱち」といったオノマトペの可愛らしさはチエカさんならではの文体だと思います。分身による性行為はセックスなのかマスターベーションなのか、意識の分散により快楽は損なわれるのではないか、割り当てられた性と性自認のパターンも含めれば更に複雑なカップリングが考えられるのではないか、といった創造的な議論に発展しました。

◇作品リンク:https://note.com/chieka_quantizd/n/nc50d5f3b8b17

【No.36】ピコス山本さん「VRCクソ漫画」

 二人目の発表者はピコス山本さん(https://twitter.com/tpz1fukusu)になります。ピコス山本さんの作品「VRCクソ漫画」ではVRChatに実在する二人のIf官能ストーリーを描いた一作と、アバター同士の性行為を描くピコスさん本人まで描いた一作の計二作品を紹介して頂きました。ピコスさんは絵描きとして女性の外見の魅力を追究している一方で、「牧場出身か?」「印ってのが足らない」といった台詞への拘りも感じさせる作家となります。両作ともフィジカル男性・アバター女性同士の恋を描いており、特に二作目のネタはアバター表現が普及した現在だからこそ伝わるものだと再認識しました。頑張って女の子になろうとするおじさんの健気さにもまた惹かれるという、VRおじさんに対するある種の希望も見出すことが出来ましたね。

◇作品リンク:https://twitter.com/tpz1fukusu/status/1743253217570644074

※規約によりURLの読み込みは出来ませんでした……

 以上、第18回 モノガタリ交流会のお二人の紹介作品となりました。皆さん如何でしたでしょうか?興味を惹かれたものについては、是非リンク先から作品を鑑賞してみてください。また発表者の方は常時募集しています。興味のある方はDiscordサーバー(https://discord.com/invite/UkYn7ZrY8t)に是非ご参加ください。それでは、また。

 文責:沈黙静寂(A-Literary Works.代表)

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