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落語ってね、おもしろいんだよ!

私はアイドルも好きですが、落語も好きです。まあ正直そんな詳しくはないです。所謂ニワカです。専門用語とかもふわりとしか知らないからガチファンいたら怒られそうだけどあたたかく見守って欲しい。
脈絡ないけど「落語って面白いんだよ」っていうことをただ言いたいだけの記事です。

そうだ、寄席に行こう

初めて寄席に行ったのは何を隠そうアイドルきっかけです。ももクロさんが落語を題材にしたアニメ「じょしらく」のEDテーマを歌った関係で鈴本演芸場へ出演したのですが、そこへ行きました。正直ついでだったし、最初落語には何の興味もなかった(失礼)んですが、行って聴いてみたらこれが面白い。驚いた。
落語を聴きに行くにあたっては、マジでなんの知識も要らないのです。もともと大衆演芸ですから、老若男女問わず大歓迎だと思います。「行ってみようかな」っていう軽い気持ちで十分だと思う。1人でも全然気にならないし。
東京に住んでると良いなー!と思いますね、住んでた時にもっと行けばよかったと今更思うよ。ももクロさんも出演した上野御徒町の鈴本演芸場とか、浅草演芸ホール、新宿三丁目の末廣亭とか素敵よ〜〜まじ一年中演ってるし、ふらっと寄れる場所に身近にあるの羨ましい。

寄席って昔の話ばっかりすんのかなーと思いきや、現代風にアレンジして分かりやすくお話する方もいますし、何言ってるかわかんなくてつまんない!みたいなことはほぼないです。(時々はある←)寄席をアイドルおたくに分かりやすく説明すると、いろんなアイドルが出演する対バンイベントって感じです。好き嫌いは当然ある。けどそこに面白さや楽しさがあるなって思います。
寄席に行けばいろんなタイプの落語が聴けますが、落語以外にも箸休め的に漫才や手品、曲芸があったりします。エンターテイメントなんだよなあ〜途中、「仲入り」といって休憩時間もあります。ぜひ気負わず気軽に行ってみて欲しい。

いろんな落語家さん

落語家さんって意外と身近に感じる存在なのでは?と思うんですよね。笑点毎週欠かさず観る!って人はそうそうおらんとは思うけど(べつに私も毎週は観ない)、笑点っていう番組があることは知ってて、チラ見したことくらいはあるっしょ!?あと、テレビ観てるとよくコメンテーターで立川志らくさんは見る機会あるはず。年末のガキ使には月亭方正出てるし。いやさすがに笑福亭鶴瓶さんは分かるよね!かつてエンタの神様とかに出ていた、「3の倍数でバカになる」世界のナベアツも桂三度という名前で落語家に転身しています。(知らなかった)

落語家さんにもいろんなタイプの方がいて、かける噺によって表現の仕方を変えてるのかもしんないけど、勢いや語気の強さでブワーッと話してとにかく笑かす方や、噺の世界にグッと引き込んで時には涙を誘う演技派、こちらが感心して唸るほどクレバーな話し方をする方、ほんとうにいろんな方がいます。(ちなみに私の推しの柳家花緑さんはめっちゃクレバーな感じです)アイドルとおなじで、推しの落語家さんが見つかれば、なお楽しいです。(ちなみに落語の世界では"推し"ではなく"贔屓"と言いますが、私はアイドルおたくなのでこの言い回しをさせて欲しい)
私が最近見てびっくりしたのが、笑点でオレンジ色の着物を着て、にこにこと朗らかに大喜利をする林家たい平さんが、寄席ではバチバチの演技派だったこと!そのときは「芝浜」という年末にかける有名なお話をかけたんですけど、舞台を観たあとのような気持ちになって圧倒されました…イメージ違いすぎてびっくりした!他の噺のときは違うかも知んないですけどね!また他のも聴きたい〜〜と思いました。

博多天神落語まつり

福岡では毎年秋口に「博多天神落語まつり」という三遊亭円楽さん(笑点の紫色の着物のひと)主催のイベントがあります。博多や天神はじめ、北九州市も含め福岡県内のイベントホールで5日間くらい?同時多発的に寄席が開催されます。メンツがとにかく豪華で、普段なかなか聴けない落語家さんの落語が聴けます(桂文枝さんとか鶴瓶さんとか…さすがにこのイベントのチケットは即完)。4人〜6人くらいで1つの寄席になっていますが、イベントによって組み合わせがいろいろあってそれも面白い。私は推しがいますので、推しが出演するイベントで都合のつく回を選んで行きます。
福岡に引っ越して良かった!と思うのマジこの時期くらい← メンツが本当にすごいのよね〜ただほんとお客さんの8割はジジババ(失礼)なので年齢層は高め。でも30代の私より若い方もいたよ!いい趣味してんな!きっと楽しみにしてるんだろうね、お着物着てる方とかも中にはいらっしゃってね、私はそんな落語まつりの雰囲気がめちゃくちゃ好きです。

落語がテーマの漫画

先述のももクロさんがEDテーマを歌った「じょしらく」はじめ、落語を題材に扱ったアニメや漫画もあります。私のおすすめはアニメ化やNHKのドラマで実写化もされた「昭和元禄落語心中」。(ちなみに私はアニメもドラマも観ていません!観てないんかい!原作派やねんすまん!)
漫画はストーリー云々もだけど、絵の好き嫌いもあるから安易に勧めるのが難しいんだけどね〜私はお話自体も作画も大好きな作品です。
巻末に番外編として寄席についてとっても分かりやすい説明がされていたりするので、寄席に行く前に目を通しても良いかもなと思います。お話も、台詞が江戸っ子特有の小気味良いべらんめえ口調だったりしてとっても楽しめます。伝統芸能を伝え受け継いでゆく難しさや、歴史に残る大きな名前を襲名することの苦しさ等が描かれています。ミステリー要素もあって超!!!面白いです!おすすめです。Kindleにもあるのでスマホでも読めるいい時代だよ。Amazonのリンクを貼りたいけどやり方が分からないから気になったひとは調べて読んでみてください。

古くから伝わる伝統芸能で、こんなに身近で、気軽に誰でも触れることのできるものってそうそうないんじゃないかなあ〜と思います。落語のことを知れば知るほどおもしろいし、深い。私と同世代のひととか、落語ファンもっと増えないかなー!って思う!!