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マリア家のルール

※これは約15年前、私がイタリアのフィレンツェに短期語学留学した時のお話です。

さて、フィレンツェに無事到着した私。
風呂場事件とはお話が前後しますが、マリア家のルールについて簡単に。

さっちゃんのお家でパスタをご馳走になった後、さっちゃんはチャリを押しながら、私はその隣を歩いてお家まで送ってもらう事に。
道中、フィレンツェの街並みを楽しみながら、さっちゃんの彼の話やあっちゃんの話をしつつ歩いてマリアのお家まで。

さっちゃんはめちゃくちゃ気が利く子で、帰る前に家に1番近いコンパクトなスーパーで買い物の仕方を教えてくれました。教えてもらっていなかったら、私はスーパーの買い物の仕方も分からず、早々に飢え死にしていたかもしれません。
野菜は欲しい分袋に入れて、ハカリに置くとその分のお値段が表示されたバーコードが出てくる。
それを袋にぺたっと。
牛乳は妙に賞味期限が長いのだけど、冷蔵庫のスペースはそんなに広くないので今回は断念。ヨーグルトと、朝食べるフルーツ的なやつ、あとはパスタを購入。野菜も食べるべきか?と思って、トマトも購入。
レジは、日本で同じようなタイプと言えば、IKEAの流れてくるレジみたいになってて、レジの人がピってした商品が流れてくるので、それをレジ横で詰める。
私はエコバック持参。

あとですね、口酸っぱくさっちゃんに言われたことがありまして、レジてもらったお釣りは、必ず合ってるか確認すること。ほぼほぼ適当らしいので、少なかったらちゃんと少ないって言うんだよ?と教えてもらいました。
ほんと、当時はレジの人の手元見てると、ゴソッと適当に小銭握ってます?位の銭のとり方。それでも、イタリア着いたばかりの私はユーロだか、セントだかしっかり見ないと分からず。。。初日はさっちゃんに、
これ!お釣り少ないよ!
とレジの人に、イタリア語で言ってもらいました。(マジでNHKイタリア語講座の勉強活かせてない2回目の実感 汗)
さっちゃんとは、困った事あったらいつでもメールしてねと、家の前でバイバイ。
ほんとに、さっちゃんとあっちゃんには感謝しかない。。。


さて、マリアのおうちの紹介を。
トイレ、お風呂、キッチンは共用。キッチンはちょっとした小部屋になっていて、テーブルと椅子が2脚。料理を作ったら、そこで食べるもよし、部屋で食べるもよし。冷蔵庫は、一段分割り当てられていて、私は上の冷蔵庫部分下段の1段分。
そうそう、イタリアの留学サイトで見た、メランザー二って包丁も壁にかかってたな。あとマキネッタ。コーヒー入れるヤツ。大中小3つくらい、窓際に置いてあったなぁ。。。なんでも、イタリアの女性はお嫁に行く時にマキネッタを嫁入り道具に母親に持たされるのだとか。。。日本で言う、昔だとタンス?みたいな感じかなぁ。。。キッチンのテーブルには、いつもかわいいテーブルクロスがかけてあって、ほんとにオシャレでかわいいお家でした。
そして、清潔。

マリアのお家は、サンタマリアノベッラ駅(電車の駅)から歩いて数分という、かなりの好立地な場所。三階なのですが、家の廊下の所からちょっとした中庭に出られるようになっていて、時々そこでマリアが洗濯ものを干しているのを見かけたな。
本当におしゃれで、映画の中に自分が入り込んだみたいでした。

そうそう私が毎日着た洗濯ものは、バスルーム近くのかごに入れておくとマリアが洗濯して乾かしてお部屋に置いておいてくれるという仕組み。
さすがに下着は、手洗いして自分の部屋に持参の角ハンガーかけて乾かしてました。

マリアの家にはスペイン人の女の子が二人、私以外にもう一人日本人の女の子が住んでいました。(みんな同じ語学学校)
マリアの家のルールは、後日、同じ家に住む日本人の女の子から教えてもらったのですが、
1.勝手に友達を連れ込まない
2.共用部はきれいに使う事。
3.自分の部屋も整理整頓を心がける事

が主なルール。日本人は綺麗に使うし、礼儀正しいというのがマリアの中のイメージらしく、日本人の学生は大歓迎なんだとか。
到着したその日は、同じ家の日本人の女の子は不在だったので、「今日は留守にするので、後日マリアの家のルールなどは、色々説明します」と、マリアからお手紙を渡されました。
この女の子とは、後々ものすごく仲良くなります。
続きはまた今度。

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