ゆくみち

ぼくのゆくみちは はてしなくとおい

いのちを そのいのちとして とおとぶこと

ひびのくらしの さまつなことを だいじにだいじにすること

よきこととおもってことをなさないこと

ひととともに ていねいに あるくこと

つちとともに ていねいに そだつこと

ことばでひとにえいきょうをあたえず

せなかでひととともにあれるように

みずからきちんとはらをすえて そらをみすえて

ちにあしをめりこませる

ぼくがきみをたいせつにできるにんげんであれるかな

それだけが しんぱいだ

たいせつに たいせつに したいとこころからおもうことはできるけれど

ぼくのゆくみちは はてしなくとおい

なのに なぜ きみは ともにあるこうと?

そんなことはききはしない

そんなことをもとめもしない

ひとはみなじぶんのことでいそがしい

だけど そのすきまをぬってだれかのことを たいせつにすることがたいせつになるひとが

すこしでも ふえたら なんとなく すてきなことなんじゃないかとおもったりしてるのだ

だれかにじぶんをしってもらおうなんておもうまえに

すでに よにしられている おのず にはじぬよう

ていねいに ていねいに おもしろおかしいことを やるのみだ

きをてらうのではない

せいろんをかざすのでもない

うろうろおろおろしながら

でくのぼーとして やくたたずとして そこにあり

まわりにささえられて いきて いかされて ゆくのだ

わたしのちからの ちいさきこと

てんのちからの おおききこと

それにただただこうべをたれて したがうことにしたがおう

いのちをかけて したがおう

おてんとさまと おつきさま そして おつちさまにしたがおう

たいせつなものをたいせつにできる 

なもなき でくのぼーとして


20140330

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