時の流れのまにまに

時に思う

時の流れのまにまに

夢のうつつのまにまに

時に人は出逢い

時に人は別れる

その過ぎ行く時のさなかに

一粒の眩さを憶えたいのさ

その儚さのうちに広がる

果てない永遠を僕は君にみるから

時に思う

時の流れのまにまに

神の導きのまにまに

そうして人は出逢い

そうして人は別れる

夜空に流れる星のように

瞬く煌きだとしても

きみに触れてるそのときだけは

果てしない凌駕の泉に埋没していたいから

時に思う

命に逆らうほどの魂のアラガい

モラルに外れるほどの愛しさの衝動

君をおもう

抱きしめる君から香る香りに酔いながら

君をおもう

いつまでも続くわけでなく

まして始まることすらないとしても

その瞬間に

僕にそそりたつ熱情は

どうにもならずリアルだから

時に思う

いまに

いまこの瞬間にすべてを賭してしまえるなら

迷わず僕はそのときその場所で

どこからだって君をみつけ 

君に飛び込み

君に埋没するだろう

僕が消え失せてしまえるほどに

君が溶けてなくなってしまえるほどに

ふたりが藻屑となって天に撒かれ

また沈みゆくほどに・・・・・・・・・・・・・。

そしてすべてが消え去ったあと

ひとつになった僕らはほのかに薫る風となり 

そこに

その世界に漂い続けるのだろう

永遠と とわに戯れながら 

時に思う

時の流れのまにまに

夢のうつつのまにまに


20131010

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