クロニクル Monochrome Circusあとがき
先週末のmonochrome circus33周年記念公演から早4日が経ち、もう次の週末の準備に(というか体力作りを行っています。まぁ、間に合わないけど)。2月3日4日の公演は、サクッと書けるようなものはなく、長文になります。
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小屋入りから千秋楽まで4日間の劇場での生活は、2005年の愛・地球博以来かもしれません。場当たり、ランスルー、ゲネプロ、本公演、その間に度々の修正。朝から夜までずっと楽屋と舞台の行き来でした。そういう生活に懐かしさと多幸感が溢れる自分を存分に楽しんでおりました。
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1部は90年のグループ結成時期の作品からコミュニケーション型パフォーマンス収穫祭プロジェクトまでの活動を当時のドキュメント映像やMCを交えて1時間強、2部は照明音楽がビシッと構成された06年頃までの舞台作品の抜粋集に最後の作品は全編上演で実に2時間半もの長丁場となりました。
往年のメンバーに加え、次代に伝える試みとして若い世代が過去のレパートリーをリキャストで踊ったため、中学生から還暦過ぎまでの年齢層が20名、一つの舞台にウォームアップもリハーサルも本番も共有するという奇跡のような集いになりました。
1部では歩くことをコンセプトにした静かな作品や、コンタクトインプロビゼーションをフォークソングで振り付けた作品。収穫祭ではケンハモや鳴り物を持ったダンサーにミュージシャンが加わり、ゆったりと話しながらダンス作品が披露されていきます。
2部は打って変わってエッジの効いた照明や陰影を使った作品が現代音楽と混じりながら披露されています。最後の作品はテーブルの上に200本のナイフが置かれ、テーブル上のダンサーとテーブル下のダンサーとの鬼気迫るデュオが繰り広げられます。長時間の上演にも拘わらず観客の皆は、終演後に構成の妙と各作品の持つ全く違った個性に熱く感想を述べていました。
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僕にとっては、20年、30年ぶりの再会となる懐かしい顔ぶれとの邂逅に舞台上だけでなく、ロビーでも心躍りっぱなしの時間でした。
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