ソロ

前回のNoteで書いた発表会のこと。
自分ソロについて。
もともと色気WS依頼者のヲルガン座のイズミちゃんから、発表だけでなくて僕のソロもやらないとお客さんもそれも観たいだろうからとか、時間的にソロ入れば充実した内容になるからなど、ソロの演目をやってほしいという要望があり快諾しました。

が、

意外とそのソロというのが結構難しかった。
自分の前に1時間強発表があり自分も出演し、そのあと10分15分休憩してソロ演目はリハからして発表者の為に時間差期待し自分優先では出来ない。ならばリハのリスクを減らすものを用意しなくちゃならない。早めから用意しておこうと思っていましたが、明日やろう明日やろう詐欺で結局中々創作を行いませんでした。

そんな中、とてもいい曲に巡り合いそれが20分もの曲だったため、この曲をとっかかりに作っていこうと考えましたが、曲が良すぎて逆に難航するという...。実際取り掛かってみると今回じゃない感が強くて、過去にやった作品のリメイクをと(それもいつかヲルガン座でお見せしたいものなんですが)、考えましたがリハや仕込みのこと考えると余り賢い選択ではない。

さぁ、どうしよう...

となっていたところに救いの女神が!

昨日夜アバンギルドで見たひとりの女性の作品がとてもよかった。子供向けの絵本で天動説について語った本を音読みして録音したものを音楽として流し、もの凄く美しくゆったりゆっくりムーヴしていく作品に、こんなの出来ねぇな。でも、こんないろんな要素を削っても尚も豊かな表現は素晴らしいな。

あ!なんかヲルガン座でやるものはこういう方がいいだろうとか考えすぎていた自分に気付かされてしまいました。

なんか覚悟出来た感じです。

無音で20分。自分を観て、そして場と観客と生活音に耳を傾けようと思います。ヲルガン座のお客さん的にはちょっとマッチョな舞台(軽く気持ちで見ていられない)になってしまうかもしれないけれど、観てもらう必要あるかもしれない。

勿論ちょっとした仕掛けは用意しておくけれども。不要なら仕掛けは使う必要もないので。

とにかく主役は発表する男5人女9人。そこにスパイスだか花を添えるだかに徹しようと思います。

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