③走り抜けた5週間最後の舞台制作ノート(衣装)
バーレスクではとても大事にされる衣装について。
サロメというテーマが決まっているので衣装のイメージとしては取っかかりやすいのですが、バーレスクのイベントでの上演ということもあり、衣装の変化と脱ぐということをテーマにしつつ、でもバーレスクっぽくないようなデザインをと、いつもデザインをお願いしているNINPさんへ相談。
今回そんなお金かけられるようなものではないのと、衣装制作する時間的にも全く猶予がないことを前提に出来そうなことをNINPさんとアイデアを出し合った結果出てきたものが「インフィニティドレス」。
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そして話し合いながら出てきたもう一つのアイデアが、全身にタトゥーを入れて脱ぎ切ってもまだ意匠を体に残すというものでした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133627541/picture_pc_6e159f2dfc8f939ab3f398adb6b2bf49.jpg?width=1200)
シンプルな伸縮性のある一枚布の巻き付け方一つでシルエットが全く変わるという発想をベースにデザインを起こしてもらいました。
なんとか本番の6日前に仕上がり受け取りに行くと、なんとインフィニティドレスに羽織るコートも出来上がっていました。NINPさん曰く、もう少しボリュームが欲しいと思ったから、極薄の中綿が入った生地で長方形に袖が付いたようなシンプルな羽織も用意したとのこと。この羽織のおかげでシーンの序破急が視覚的に工夫することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1710160174464-6BJnX5951c.jpg?width=1200)
さぁ衣装が手元に来たので、いよいよ具体的な振り付けへと取り掛かります。インフィニティドレスを8分弱の中でどのようにシルエットを変えていくと効率が上がり且つ雰囲気を変えていけるかを確定していきます。
④走り抜けた5週間最後の舞台制作ノート(小道具)に続く
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