”足るを知る”生活
この本を手に取り
読み始めて、たったの数ページで衝撃が走った。
今の社会では、”お金を増やす”その様な、力強いタイトルの付いた本が多く出回っている。
しかしこの本は違う。
好きなことを、好きな人と、好きな時間に好きなだけできる。
そんな経済的自由は、必ずしも高収入を得る必要はない。
お金を増やすことよりも、
贅沢をせず、身の丈に合った生活をすることだ。
と書いていました。
今回は、「サイコロジー・オブ・マネー」の書籍に登場する
アメリカで話題になった実話を紹介していこうと思います。
ロナルド・ジェームズ・リード氏の話しです。
仕事は清掃員、ガソリンスタンドの店員をしていました。
ごく普通の男性です。
2014年、彼の死が国際的なニュースになったのです。
800万ドルの資産を築いていたのです。
バーモント州の田舎で生まれ、
裕福な家庭ではなく、貧しい家庭で生まれ、
学生時代は、交通費がないため、ヒッチハイクで通学していたくらいです。
特別収入が高い仕事をしている訳ではなく
ガソリンスタンドで接客と自動車整備の仕事を25年間
それから
百貨店の清掃員として17年間働いた。
38歳の時に家を1万2000ドルで購入し
生涯そこに住み続けた。
彼の趣味は
薪を割ることだった。
2014年、彼が死亡した時、800万ドル以上の純資産を持っていたのだ。
そして彼の遺書には、
義理の子どもたちに200万ドルを与え
地元の病院と図書館に600万ドル以上の寄付
をすると記していたのでした。
どうしてそんな資産を残せたのか?
彼は若い時から節約して、金を貯め、それを優良株にコツコツ投資していただけだった。
小さな投資額は”複利”の効果で800万ドル以上に膨れ上がっていたのです。
まとめ
本当の「富」は他人からは見えないものである。
贅沢しなくても、心は満たせる
「足るを知る」これが生活には必要不可欠だと思います。
もし、彼が仕事で高収入を得ていても、
宝くじで大金が当たっていても、
決して生活水準が上がることはなかったでしょう。
収入が増えて、生活水準を上げていては終わりがありません。
欲(したい)と好きな事は別物の様な気がします。
自分が好きなことは何か?
自分は何に満足をするか?
これを知り、生活している人は強いです。
お金で左右されたり、ブレることはありません。
「お金を増やす」その様な本を、手に取る前に
この本に出会えて良かったです。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。
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