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睡眠時無呼吸症候群の検査をして重症診断された話

【疑い】

 

 こんにちは。
 今年でデブ歴10年を迎えるゆびをです。
 最近、いよいよBMIが40に到達してしまい、そろそろなんとかしないといけません。
 しかし、太るようになってから私の身体は常に怠さと眠気に襲われており…運動をしようにも疲れて続かず、ついつい食べてしまう。
 数多くのダイエット本が言っているように、これは私の怠慢、努力不足ではないかと最初は思っていました。
 しかし、そう思ってなんとかしようとするも、どうしてもできない。毎日何もしてないのにグッタリしていて、鬱々としていました。
 そんなある時、私はふと、本当に何の前触れもなく思ったのです。

 「私ってもしかして睡眠時無呼吸症候群なんじゃ?」

 肥満体の人間がなりやすい病気、睡眠時無呼吸症候群。だいぶ昔から太ってはいましたが、検査をしようという気には何故かなりませんでした。
 ところがまるで天啓が降りたかのように、自分は睡眠時無呼吸症候群ではないかと疑うこよになったのです。そして睡眠時無呼吸症候群の症状を調べてみると、いくつもの症状に心当たりがあったのです。

 「もしかして私には、病気に足を引っ張られて、毎日辛かったんじゃ?」

 そう考えた私は、喘息でお世話になったことがある呼吸器内科へ行き、その旨を伝えると、ならば検査しようということに。
 睡眠時無呼吸症候群の検査には2種類あり、自宅で行う簡易検査と入院して行う精密検査があります。
 私は、簡易検査でやることになりました。

 


【検査用の機械】


 病院で申請書を書いて待つこと数日。検査用の機械が届きました。
 

透明な管は鼻に繋がってます


 この検査の機械は睡眠中のいびきをかいていた時間や回数、血中酸素濃度、そして呼吸が止まっていた(薄くなっていた)時間や回数などを自動的に記録してくれます。
 私の太い手首と指に、バンドはキツイし指先は挟まれて痛いし、何より機械をつけて寝ることに違和感がすごくで無事眠れるのか心配になりました。

 案の定、1日目はまったく眠れず。不安に思った私は検査をしてくれるセンターに電話。1日ぐらい延長しても大丈夫と言われてひと安心。
 その後の2日間、なんとか記録として出せる程度には睡眠が取れました。

 それから届いた際に使われた段ボール箱に機械とアンケート等を詰めて、着払いで発送。
 2週間ほど待った(長かった…)あとに、病院に検査の結果が出たか電話をし、結果が出たと言われたら病院へ行きます。

 


【検査の結果】


 病院へ到着後、医師から検査の結果を渡されました。
 結果からいうと、重症でした。


 睡眠時無呼吸症候群の基準は、1時間の睡眠中に無呼吸(あるいは低呼吸)になる回数が5回以上だと睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

 5~15回だと軽症
 15回~30回だと中症
 30回以上だと重症

 私は、1時間のうちに45.9回呼吸が止まっておりました。
 そして平均で24秒、最長で174秒の無呼吸(低呼吸)になっておりました。

 いや、恐ろしいですね?!

 単純に考えて、1時間のうち半分以上は呼吸が止まっているってことですよね…しかも最長だと174秒ということは、実質3分ほど息が止まっているということに…。
 なんで何もしてないのに毎日グッタリなのか理由がわかりました。
 でも恐ろしいと思った反面、自分を長い間悩ませてきたものの原因が判明したということでもあり、心底ホッとしたのを覚えています。(なんなら、睡眠時無呼吸症候群であってほしいとすら思っていた)

 


【CPAPが届いた】

 重症診断され、有無を言わさずCPAPをしましょうということに。
 軽症の場合はマウスピースという治療法もありますが、重症の場合はCPAPを処方されます。
 CPAPというのは、Continuous Positive Airway Pressure(持続陽圧呼吸療法)の略称で、鼻にマスクをつけてそこから空気を休むことなく送り込み、無呼吸(低呼吸)になるのを防ぐ…というものです。
 私は、スリープメイト11というCPAPを使うことになりました。

 病院で手続きして1週間(これもまた長かった…)、CPAPが届きました。
 一生懸命組み立て、就寝時間にいざ装着!
 さぁ、これでぐっすり熟睡するぞ!と思っていたのですが

 眠れない…

 自分の寝付きの悪さには自覚していたので、なんとなくそうなる予感はしていたのですが…恐ろしく眠れないです。
 ただでさえ機械をつけられている違和感バリバリで、しかも横を向いた際に隙間から空気が漏れてうるさいので、寝返りも打てない。
 1日目は、深夜まで眠れずに悶々とする羽目になりました。
 その後も、寝付けなかったり夜中に何度も目が覚めたりと、ひたすらCPAPとの戦いでした。当然ぐっすり眠れるなんてこともなく、次の日は疲れ果て…その後も、なかなか快眠にはなれず、CPAPと戦う日々が続きました。

 それから1週間。そこには、CPAPをつけてぐっすりと眠る私の姿が!

 最初はホントに眠れなくて、大丈夫なんかな自分…と思っていましたが、1週間もすれば案外慣れました。
 今ではスッと眠りに入り、朝までぐっすり眠れています。

 そして、無呼吸(低呼吸)から開放された現在は…快適…あまりにも快適…
 今まではたま~にあった「体調がメチャクチャ良い日」が、デフォルトで毎日存在している感じです。 
 今じゃ創作意欲も、運動意欲もモリモリで、ちょっと前まで何にもできずにグッタリしていたのが信じられないほどです。
 不安になる動悸もなくなり、メンタルも安定しました。

 あぁ、こんな日が来るのをずっと待っていた…!!
 


【CPAP以外でやったこと】

 CPAPで快眠を手に入れた私ですが、他にもより良い睡眠をするためにやったことを挙げておきます。

 

〈カフェイン断ち〉

ミルクティーでカフェインを摂りまくっていたので、ダイエットも兼ねてすっぱり断ちました。最初は頭痛と吐き気で気分最悪でしたがそれを乗り越えたら体調も改善しよく眠れるようになりました。

〈水出し緑茶〉

寝る前に飲むと、安眠できると聞いて。実際、よく眠れています。
水出しではないといけません。煮出しだとカフェインが出てきて目がギンギンになります。

〈口閉じテープ〉

CPAPは鼻呼吸をする前提で使うので、口呼吸を防ぐために毎晩寝る前に貼ってます。

〈耳栓〉

 CPAPは、寝返りをうつとマスクに隙間が出来て空気がフシューと漏れてうるさいので、100均で買いました。



 

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