女教皇の「二元性」を生かして(1)
お久しぶりです。
お茶を飲みながらお勉強してるうちに、
占い師になってしまったアリスちゃんです。
うふふ、楽しい。
それでね。
現在Twitterなどで魂の方向性を知る #140文字タロット
という企画をやっています。
誕生日からバースカードを導き出して140文字で解説します。
その中で困ったことに
どうにも140文字にはおさまらないカードがあります。
何人ものモニターさんに質問されるのは、
同じカードの解説にさらっと書いた「二元性」という言葉。
*
モニターさんのおひとりが素敵にブログに書いてくださったことで、
たくさんの方に知られるようになりました。
それを読んだ35名の方がすぐにお申込みされたんですよ。
すごい人気でしょ。
https://ameblo.jp/11oya/entry-12588693234.html
ブログに書かれたそのカードは「女教皇」。
私の解説は
「直感的で神秘性のある人です。感受性が強いので不安定な時もありますが、時間が解決してくれます。2つで1つの二元性のバランスを上手くとります。知恵と知識を生かしてそれを忠実に守っています。潔癖で静観する姿は柔軟性に欠けてるように勘違いされますが、内面は豊かな女性性 母性をもっています。」
そしてなんと!なんと!
このブログに惹かれて申込まれた方の3分の1以上が
この「女教皇」をバースカードか、イヤーカードにもつ方でした。
正直驚きました!なんて神秘的なできごと。
みなさんご自分のことのように感じられたのだとしたら
ほんとうに直感的!と唸らずにはいられませんでした。
そして「二元性」は140字じゃ足りない。わからないと思いつつ
でも言葉の意味を知らなかったのは私だけかも?と思っていました。
私もはじめはわからなかったのです。
みなさんがほぼ必ずご質問されるのもムリはないですね。
個人的にお返事はしてきましたけれど、
たくさんご質問いただいた「二元性」について私も
もう少し深く考えてみたいと思います。
*
「二元性」ってナニ?
私のノートには
「2つで1つという原理で成り立っている」ことがらとメモ書き。
例えばプラスとマイナス、男性と女性のようなもの。
ペアのものという考え方もできるかな。
右と左。光と闇。善と悪。
ここまではうんうんと、みなさんのうなづいている顔が浮かびます。
よかったー♡
*
問題はさてここから。
「2つで1つの二元性のバランスを上手くとる」って
どういうことなの?
二元性はまずはわかりました。
2つに分けられる、分類できるってことは素晴らしいです。
スッキリ、ハッキリ、モヤモヤすることなんてありません。
コンマリ先生のようにときめくものと、
ときめかないものに全て分けられたら
素敵な暮らしが待っているような気がしますね。
私も憧れています。
でも、即決で分けられないそんなものがあるのも現実でしょう。
ここに保留というものが置かれます。
もう不要だけど、たいせつなもの。思い出のもの。
世界に一つのもの。
なにか2つの中間にあるものでもあり、
2つの間にはなくて、大きな付加価値のあるものにも感じられます。
二択しかない。
なんでも2つに分けられるという前提にたっていると、
どちらかに分類しないといけないと
思い込んだ価値観に陥ってしまいそう。
保留や躊躇すること、棚上げすることに価値はないのでしょうか。
*
「二元性」を具体的に並べてみました
例えば、誰もが帰属意識のある言葉に男と女があります。
ひと昔前には、男と女しかいないと
社会はきめつけていたかもしれません。
ジェンダーの問題で苦しむ人たちは、長い間行き場を失っていました。
今やジェンダーレスという言葉も出てくる時代になり、
新しい流れが日本でも生まれていますね。
女性にも男性性があり、男性の中にも女性性があることも
認められる世の中は、2つに分けないことで
自由を獲得した感覚があります。
自分の個性を主張できる世の中でありたいものです。
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次は例えば、太陽と月。
変わらないものと、常に変わるものの象徴とされています。
生物界に目を向けてみました。
カニは脱皮を繰り返して
次々に新しい甲羅へ変えていきますけれど、
姿はかわらぬままのカニであります。
かと思えば、蝉や蝶のようにどんどん変体して
最後は変わらなくなる生き物もいますよね。
羽根を広げる姿に達成感と感動すら感じてしまいます。
植物でいえば、常緑樹と落葉樹どちらもあることによって
私たちは四季折々の風景を楽しんでいます。
変わる、変わらないにもいろんなパターンが存在しています。
だからこそ、観察しても面白いところですね。
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最後に抽象的なものとして、白と黒。
角界では白星、黒星がつかないとどうにもなりませんね。
たしかに。詳しくはないけれど、
他にも判定の方法があるのでしょうか。
けれども刑事ドラマのセリフにありがちな白と黒の場合、
犯人でない人と犯人だけではないような気がします。
グレーの人が白になったり、黒になったり。
中間にグレーの容疑者があることで捜査は進みます。
またアートに関してもグレーは偉大です。
例えば書の宇宙や、墨絵の悠久の世界が表現されています。
また、ピカソのゲルニカに至っては衝撃的な印象を与えています。
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とりとめもなく具体的に考えてみました。
二択ではなく多様性を認めるということで、
広がりを持つ価値観になっていくのではないかと思われました。
どんなふうに思われましたか?
コロナの時代になって、
二元性がひっくり返るようなことも起きてると思います。
人とは距離感を保つことがルールになりました。
家にひきこもってることが歓迎されます。
ものごとの善し悪しや価値観は
時代や環境で変わっていくものなんですね。
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さてさて「女教皇」をバースカードにもつあなたへのメッセージでした。
とても潔癖で生真面目なだけに、
二元性のどちらかに当てはめようとすることがあるかもしれません。
それもあなたの素晴らしいところなんです。
時には不安にもなりながら、
そのうつろう感性は常にチューニングされています。
だから、二元性の両方を知ってニュートラルに感じられるポイント、
バランスが上手にとれるポイントが
直感であなたにはわかると思います。
そこで選択ができる人なんです。
その積み重ねがココという自身の知恵になるでしょう。
そして、その経験は誰かに伝えられる知識となるでしょう。
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ご質問をありがとうございました。
答えの代わりになったでしょうか。
また、気づきがありましたら加筆していきますね。
私の魂の旅も続いています。
最後までお読みいただいてありがとうございます!小冊子制作のサポートおねがいします(^。^)