妊婦でも配偶者でもないけど妊婦検診に行っている話②(付き添い前ドキドキなぞなぞ編)

シリーズ2本目です。
初めての方は
1) 付き添う経緯編https://note.com/alicetabiashi/n/nd1c8c756b0b3
からどうぞ。

★母なる友人(本人)ぴやまによるブログはこちら💐
https://ameblo.jp/piyama01/entry-12636864663.html
社会的妊娠(かのじょの造語)とはなんぞや?!ということも書かれてます📝

*******

◆軽やかなノリで始まった
かのじょから非婚出産、コミュニティ子育ての話を聞いている時に、妊婦検診の話になり、私も一緒に行ってみたい、と、ふと話してみると、「ぜひぜひ!」と快く OK してくれた。
病院にも確認を取ってくれた。
病院に聞いた時に、「ご主人ですか?」と聞かれたようで、ちょっと(いや、けっこう?)がっかりしているようだった。
オルタナティブなファミリーを創っていくであろうかのじょが、がっかりする気持ちも共感するし、ナチュラルにそう聞いてしまう病院の人の気持ちも、わからんでもない。

ちなみに、私が LGBTQ+コミュニティの中の異性愛者について卒論を書くことになったきっかけも、かのじょが行っていたコミュニティに「遊びに来てみる?」と誘ってくれたのがきっかけだ。
そのコミュニティは異性愛者のことも、というかセクシュアリティに関係なく、ひとりひとりをすごくあたたかく迎えてくれる場所。

私がなんでもかんでも首を突っ込むのもあるけど、彼女がすごく軽やかに迎え入れてくれることで、世界が広がっていている感じがしていて、とてもありがたい。

今回はどんな冒険が待っているんだろう。

◆妊娠・出産ってドメスティック?
私自身は今のところ、結婚も出産も予定がないし、そもそも結婚も出産も、自分で決めるというより、神様が計画するものだろう、と思っている。
そんなわけで、妊娠・出産にご縁がない人生を歩む可能性もある。
でも、出産という神秘的っぽいプロセスがどんなものか、には興味がある。
友達の赤ちゃん/こどもに会いに行くことはあるけれど、その妊娠・出産の過程がどうだったかということは、なかなか分からない。
妊娠・出産ってドメスティックで外から見えづらい気がする。
どうしてこんなにドメスティックなんだろうか。
自分のアンテナがまだまだ弱くて、情報をキャッチしていないだけ、というのもあるだろうけれど。

◆妊娠記録アプリにJoin
妊娠の記録をしているアプリについて知り、 そのアプリのファミリー枠で登録させてもらうことになった。
ファミリー枠と、母の枠、父の枠があり、ファミリー枠は父母に比べて共有される情報量は少ないらしい。

それ自体が近代家族観というか、異性愛の男と女が1人ずつで構成されるカップルが基本形で、その外は別枠、的な規範を表しているような…

何週目で赤ちゃんの大きさがどれぐらい、重さがどれくらい、とか、
お母さんの体調はどうなる、とかいうことを、何も知らなかった…
という自分の無知を、改めて突きつけられている感じがする。

社会的妊娠・子育てに関わってみたい、と思いつつ、本当にゼロベースで情けなくもなるが、
「私も全然知らんかったでー」と、
すごーーくハードルを下げて受け入れてくれている感じがあって、友人にめっちゃ感謝…

アプリ内には"パパへのアドバイス"というコラムもあるのだけれど、結構色々、もやっとする。
パパにできることって(ママに比べたら?)結構少ない気がするなぁ…とか、
それで疎外感を感じるパパもいるのかなぁ…とか。
でも、そばに居ること自体が大切なのかな…とも。

なんやねんそれ、と思ったアドバイスは、
「ママのお腹が大きくなっても、"太った?"と言ったら傷つくからダメです。マタニティウェアを買いに行ってみるなどして、妊婦のママとの今を楽しみましょう。ママの幸せ度もアップして、夕食が一品増えるかもしれませんよ」
…最後の一言、めっちゃ余計じゃない?!
妊娠してるだけで腰も痛いし、お腹も張るし、(喜びもありつつ)大変やのに、夕食一品増やすとか期待されても困るやろ…

◆私が付き添う意味?
いよいよ検診が近くなってきた頃。
自分自身としては、初めての体験で、どんなだろう?という、好奇心?からくるワクワクはある。

けれど一方で、「好奇心だけで一緒に行くのは、なんか失礼なんじゃないか?」とか、
「自分が同伴する意味は何なのか?」ということが頭をよぎった。
(なんでもかんでも意味を考え過ぎる性質…)

まわりの母たちに、ちょこちょこ話を聞いてみた。
(ありがとうございますm(_ _)m )

パートナーと一緒に行くことが多かったという人や、一人で行くことが多かったという人、お姉ちゃんが付き添ってくれたこともあったという人など色々。

「お医者さんに質問したこととか、もらったアドバイスとか、一緒に聞いてくれることで安心した」
「一緒に赤ちゃんの様子を見て、動いた!とか感動を、いろんな気持ちが湧いてくるのをその場で共有できるのがよかった」
などなど。

たぶん、難しく考えなくてよくて、
その場に一緒にいること、
自分自身が感じたこと表現して、お互いに共有できること
それでも十分なのかな、と思った。
(そしてプチフィールドワークとしては、お医者さんが私を見て何者だと思うのか?何か質問される、どんな反応してくるのか?を観察すること)

続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?