第九十九回 Ba 沙我|ノーズマウンテン・ラジオ「沙我生誕祭“SAGA SEA”について大いに語る」( 中編)

第九十九回 Ba 沙我|ノーズマウンテン・ラジオ「沙我生誕祭“SAGA SEA”について大いに語る」( 中編)

6月24日、東京・渋谷PLEASURE PLEASUREにて開催された<ONEMAN LIVE 2021〜沙我生誕祭〜「SAGA SEA」>から2カ月。未だにあの時の衝撃が脳裏に焼き付いて離れない。それぐらい、いつもとはまったく異なる形で、沙我様自ら企画・立案・プロデュースで挑んだ今年の生誕祭。LUNA SEAの楽曲カバーしかやらないという、まさに前代未聞の“SAGA SEA”のインパクトは、ファンのみならず、バンドにも大きな衝撃をもたらした。そんなライブについて、今号も文字ラジオ形式で沙我様の言葉をお届けしていきます。noteという場所だからこそ読める、沙我様があの日感じた本音から、Jのベース論、LUNA SEAサウンド分析、そしてこのライブを通して沙我様がバンドに求めたプロデューサー視点の熱い想いなど、思う存分お楽しみください。(※前号で“後編に続く”と書きましたが、今号が“中編”、次号が“後編”となります)


ーー前回は、セットリストの中盤「FACE TO FACE」のお話までお伺いしたので、今回はその続きからいきたいと思います。

「FACE TO FACE」についてまだ語ってもいいですか?

ーーどうぞ、どうぞ。

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あの曲は単純にベースがカッコいいからやりたかったんですよ。だから本当はね、僕としてはもっとベースの音が前に出て目立つ感じでやりたかったんです。終幕前のLUNA SEAのアルバム「LUNACY」に『KISS feat.DJ KRUSH』という曲が入ってるんですけど、僕はあの曲がすごい好きで、ベースもめちゃくちゃカッコいいんですね。だから本当はこっちをやりたかったんですよ。だけどメンバーは誰も知らないだろうし、それだとちょっとハードルが高すぎるなと思ったので、それに代わる曲として「RA-SE-N」とかのギターがカッコいい曲を敢えてしたんですね。だから僕としては、いやらしい話ですけど、ヒロトが美味しいところを持ってった感じなんですよ。

ーーいやいや、そんなことないですから。「FASE TO FACE」からさらに重く、ダークな世界へぐるぐると沈んでいく「RA-SE-N」の沙我様のベースプレイ、本当にカッコよかったですからね。

ホントですか?(といいながらも笑顔)実はこの「RA-SE-N」だけ、原曲をアレンジしたんですよ。この曲はちょっとだけ自分のテイストを入れようと思って、原曲とは違うアレンジを加えたんです。「RA-SE-N」は途中に長いギターソロがあるんですけど、そこに持って行かれるのが嫌で。

ーー理由が(笑)。

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なので、気づいたら自然とアレンジしてましたね(微笑)。だって、「FACE TO FACE」もね、打ち込みとコーラスの同期は僕が作ったんですよ。だから、当然コーラスの声は僕だったんですね。なのに、当日ふと横を見たらヒロトが上手のコーラスマイクの前で口をパクパクしてる訳ですよ。

ーーパクパク(笑)。ヒロトさんがエアーコーラスをしていた訳ですね。

ええ。それを見て「おいッ」と思って。「それじゃあお前が歌ってるみたいじゃないか」と、すげー本番中に釈然としない、もやもや〜っとした気持ちになったんですよ。「なんだこれ」って。僕の声が流れてるのに、これを見たらお客さんは絶対ヒロトが歌ってるんだと勘違いするじゃないですか。

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ーーまあ、そうなりますよね。(沙我様がこんなことを赤裸々に言うのはnoteだからこそですよ。みなさん!) たしかに「おい!」って思うかもです。

でしょ?「俺が声を入れたのに」って。でも、そこでちゃんと「ヒロトさんがコーラスマイクの前で歌ってましたけど、スピーカーから流れていた声は沙我さんの声でしたよね」という人がいたら、その人は本当の沙我ファンですね。

ーー「私、そこちゃんと気づいてましたよ」という人が出てきたら。

抱きしめますね。

ーー本当の沙我ファンとして認定しましょうと。

はい。楽屋で抱きしめてあげます。特典として。そうして「お前だけは分かってくれたんだな」と伝えたいですね。

ーーそれでこそ本物の沙我ファンだと(みなさまー、出番ですよ!「コーラスの声、気づいてました!」という方はすぐにこのnoteか沙我様のTwitterにコメントを入れて沙我様からエアーハグをもらってください!)。

ええ。そうですそうです。

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