東方アレンジを攻める Vol. 1
なぜかVol. 1でBandcampに音源があるサークル縛りをしてしまう。
Takamachi Walk
米国はジョージア州アトランタから、ゴリゴリのメタルコア系アレンジ。初めて聴いた時からビビっときました。東方アレンジ界隈にはメタルコア系アレンジサークルはかなりいますが、BandcampでとなるとやはりTakamachi Walkが一番なのではないでしょうか。個人的にはEP「Permanence」収録の、Puppeteerというブクレシュティの人形師のインストアレンジ曲がツボで、知った頃には頻繁に聴いていました。激しい曲が聴きたい方にオススメです。
おすすめ曲:Deceiver, Puppeteer(inst)
Nocturnal Aura
米国、マサチューセッツ州ボストンからは、エクスペリメンタル系アレンジ。「life aftermath」収録のvictim of indifferenceなんて完璧実験音楽。東方アレンジ界隈でも実験系アレンジはかなり稀少なので、これからに期待が高まります。
Misfortune Productionsとの共作「melancholy」はハウス、DnB、Lo-Fi……と、2サークルのアレンジが交錯する、カオスでいて妙にまとまりのあるアルバムで、すっかり心を鷲掴みにされてしまいました。偏った音楽趣味をお持ちの方にオススメ。
おすすめ曲:Reminiscent Bonfire
Frozen Starfall
Rainforest最強伝説。
ドイツのエレクトロニック系。普段からダンスミュージックで踊り散らかしている方はもちろんのこと、ストレス発散でぶちあがりたい方にはぜひ聴いてもらいたいところ。さすが海外というべきか、英詞がダンサブルなサウンドと相まって最早東方アレンジではない(大袈裟な表現です)。そして私が好きな曲はいつまでもRainforestだ。ノンボーカルだけれどFrozen Starfallの良さが十分に出ている曲。ずっと聴けるぞ。
おすすめ曲:Rainforest
追憶サーキット
やっと日本語詞にありつけた。東京で活動するダンス・EDM系アレンジサークル。アレンジャーmarcan氏の魔法のようなアレンジに、ボーカルウタイさん氏の曲ごと、場合によっては曲中に変化する歌声が乗ることによって、つい最近出てきたサークルだということを一切感じさせない。新曲のドロップ頻度もかなり高いため、今後も応援したいサークルだ。
おすすめ曲:Break the Chains
MAD MIND MACHINE
韓国のハードコア、テクノを中心に活動するサークル。ジャケットが可愛いければ間違いないという下心丸出しの気持ちで聴いて正解でした。いや正解ではないけれど。
私が変なこと言うよりもクロスフェードを聴いたほうが良さがわかるかと。私が好きなアルバムのXfadeを。
おすすめ曲:Last Control, 그 때, 그 여름의 열대야
テヅカ-tezuka-
男性Vocalのロキノン系アレンジはあまり注目されないですが、割と存在します。しかし、その半数がCDのみの販売だったり、何年も前に解散していたりで基本的にネット上にも情報が少なく、試聴すらも難しいサークル。Bandcampで配信している例はかなり稀です。
このサークル、というよりソロプロジェクト……? 純粋に東方アレンジだと思って聴かなくても良い。歌詞からアレンジ、デザインまで全て一人でこなしていることに脱帽します。ストレートなバンドアレンジを聴きたい方にオススメ。
おすすめ曲:花は幻想のままに
ごんばこんなか / とらっしゅ
エレクトロニカ/アンビエントサークル、ごんばこんなか。このサークルは本当に、聴くたびに困ってしまいます。なぜかって? 素晴らしいからサ……。
最近ではVaporwave、Mallsoft、lo-fiなんかも取り入れてきて困惑します。もしかして、私のために作ってくれていますか!?
東方アレンジ関係なく、エレクトロニカの落ち着いた曲が聴きたい、なんて時にピッタリ合うかと思います。
いやほんと、アンビエントアレンジ流行ってくれ……!
おすすめ曲:アルバムで聴いてください↓
堕武者グラインド
音楽ジャンルの中でも異端中の異端、グラインドコアと東方を組み合わせてしまった。グラインドコアは音楽ジャンルとしてかなり凶暴で、聴く人を選んでから更に選ぶようなジャンルなので、よく調べてからの方が良いです。……そもそも調べるところから注意が必要なのですが(グロ画像的な意味で)。
過激だからこそできるアレンジが面白いので、耐性がある方はぜひとも。
おすすめ曲:明治17秒の上海アリス
番外編
"東方アレンジ"とは少し違うけれど、Vaporwave系アーティスト、アポロ - くん~の「疑い」という曲は、どう聴いても亡き王女の為のセプテットであるため、一応掲載しておく。しかし、アルバムタイトル……。
おわりに
Vol. 2では、いよいよサブスクリプションを解禁した東方アレンジの世界をお伝えできればと思います。いつ投稿するのか、それは誰にもわからない。
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