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LHTRPG ビルドコレクション:暗殺者・前編

この記事はログ・ホライズンTRPG(LHTRPG)におけるキャラクターの特技組み合わせ(通称:ビルド)と装備選択についてyu-jinが見聞きしたり自分で遊んでみたりしたものをサンプルキャラクターの形でまとめたものです。実際運用する際は好みにアレンジすることをお勧めいたします。


〇暗殺者とは

暗殺者は対単体瞬間火力に特化した場合、12職中最も効率よく物理ダメージを叩き出しうる武器攻撃職。[隠密]状態を利用することに優れ、これを利用することでダメージと防御性能を両立させることもできるし、それを捨てて火力に特化することで他職を大きく突き放したエネミー排除能力を成立させることもできるのが特徴。
前編となる本記事では「シャドウブレイド」「スナイパー」の2ビルドを紹介する。
LHTRPG ビルドコレクション:暗殺者・後編

■シャドウブレイド

シャドウブレイドは[隠密]状態による防御性能の高さが特徴的なビルドだ。LHTRPGにおいて攻撃はキャラクターを対象に取らなければ(たとえそれが無差別であろうと)行えない。シャドウブレイドは《ハイディングエントリー》や《フリーティングゴースト》によって[隠密]状態をできるだけ維持し、戦士職や回復職の負担を軽減する。

▼ハーフアルヴのシャドウブレイド CR3 サブ職業〈会計士〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:6/2 【DEX基本値】/【DEX】:9/3
【POW基本値】/【POW】:6/2 【INT基本値】/【INT】:4/1

行動力:4 射程:至近 攻撃力:10 魔力:0 移動力:2 回復力:0 物理防御力:9 魔法防御力:5
最大HP:58 初期因果力:1

戦闘特技
《ブラックウィドウ・スタイル》3、《ブレイドアーティスト》1、《フリーティングゴースト》1、《ステルスブレイド》3、《アサシネイト》1、《スウィーパー》1

一般特技
《アクロバット》1、《シックスフィンガー》1、《ハイドシャドウ》1

装備
〈鋭刃のショートソード〉、〈レザーアーマー〉
〈ブレイサー〉、〈影走りのレザーブーツ〉

所持品(鞄:〈バックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈季節の野菜ポトフ〉*2、金貨50枚

解説
駆け出しを抜け出し始めたシャドウブレイドビルドのハーフアルヴの暗殺者。
基本となる《フリーティングゴースト》の他に、[隠密]状態での軽量武器の攻撃力が大きく上昇する《ブラックウィドウ・スタイル》、ヘイトアンダー状態からの攻撃にダメージボーナスを得る武器攻撃職共通特技《ステルスブレイド》を採用。条件が整った場合の火力は37+5D6(平均54.5)という強烈な火力を誇る。《アサシネイト》まで併用すれば相当な威力をたたき出すことができるだろう。とはいえ、どうやってその状況そのものを整えるかが大きな課題なのではあるが。
また、[隠密]状態のときは仲間からの支援も届かなくなるため、ヘイトコントロールや回復には気を使う必要がある。このランクではまだ〈見破りの巻物〉も入手しづらいため、支援を受けるタイミングを考えながら行動する必要があるだろう。
今後の課題は火力と、[隠密]状態にはいれる特技の充実。《フリーティングゴースト》は強力だが、それだけでは心もとない。

▼ハーフアルヴのシャドウブレイド CR6 サブ職業〈会計士〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:9/3 【DEX基本値】/【DEX】:12/4
【POW基本値】/【POW】:9/3 【INT基本値】/【INT】:7/2

行動力:6 射程:至近 攻撃力:16 魔力:0 移動力:2 回復力:0 物理防御力:20 魔法防御力:15
最大HP:73 初期因果力:1

戦闘特技
《ブラックウィドウ・スタイル》3、《ブレイドアーティスト》1、《シェイクオフ》1、《フリーティングゴースト》1、《ステルスブレイド》5、《アサシネイト》3、《スウィーパー》1

一般特技
《アクロバット》1、《コールドステア》1、《シックスフィンガー》1、《ハイドシャドウ》1、《クリープシェイド》2

装備
〈鋭刃のクリス〉、〈クィルブイリ〉
〈ブレイサー〉、〈カメレオンのマント〉、〈影走りのレザーブーツ〉

所持品(鞄:〈バックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈ベリーのタルト〉*2、金貨10枚

解説
シャドウブレイドビルドのハーフアルヴの暗殺者。〈冒険者〉としてはもう一人前。
《ステルスブレイド》の他に《アサシネイト》のSRが上昇。[隠密]、ヘイトアンダー、といった条件が整えば51+5D6(平均68.5)という相変わらず強力な火力を誇る。
また、自力でのヘイトコントロールのために《シェイクオフ》を、張り付いたエネミーを逃がさないために《サイレントスレット》を取得。戦術の選択肢が増えた。
一般特技《クリープシェイド》や〈カメレオンのマント〉によって、[隠密]状態に入る手段が増えたため、スムーズに火力を出しやすくなった。《コールドステア》によって《異常探知》が強化された点もうれしい。
反面、【因果力】も低く、消耗表対策もほぼ皆無に等しいため、今後はそういった点の成長が必要になる。

アレンジ
《ステルスブレイド》5を《ウェポンマスタリー:軽量》3、《サドンインパクト》1、《クイックアサルト》1、に変更すると、火力は落ちるがパーティ全体が恩恵を被ることができる。
その場合、1R目に《クイックアサルト》を使用し、次のラウンドに《サドンインパクト》を使うこと。また、ヘイトも大きいので、相手が[惑乱]を解除しなかった場合は《ウェポンマスタリー:軽量》がたっぷりのった《基本武器攻撃》で殴るなどのプレイングの工夫も必要になる。

■スナイパー

近接型ばかりが暗殺者ではない。単純な構成ながらも弓による圧倒的火力で戦場を制圧する強力な攻撃型ビルドがスナイパーだ。二体同時に攻撃できる《ラピッドショット》やエネミーを即死させる可能性を持つ《エクスターミネーション》などを主軸に、大火力で戦場を制圧する。一方でヘイトを稼ぎやすいため《シェイクオフ》などによるケアが欠かせないという弱点も。

▼ドワーフのスナイパー CR3 サブ職業〈配達屋〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:6/2 【DEX基本値】/【DEX】:9/3
【POW基本値】/【POW】:6/2 【INT基本値】/【INT】:4/1

行動力:3 射程:3Sq 攻撃力:26 魔力:4 移動力:2 回復力:0 物理防御力:7 魔法防御力:6
最大HP:66 初期因果力:2

戦闘特技
《アタックマスタリー》3、《ブレイドアーティスト》1、《シェイクオフ》1、《シャドウバインド》1、《エクスターミネーション》1、《アサシネイト》1、《ガストステップ》1、《スウィーパー》1

一般特技
《シックスフィンガー》1、《フォーチュンスター》1、《ヘビーアムマスタリー》1

装備
〈鬼神のボウガン〉、〈パッデドアーマー〉
〈先見の灰の指輪〉、〈ブレイサー〉

所持品(鞄:〈バックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈季節の野菜ポトフ〉*2、金貨10枚

解説
駆け出しを抜け出し始めたスナイパービルドのドワーフの暗殺者。
《エクスターミネーション》の【攻撃力】に依存する即死効果を最大化するためのビルドをしており、《アタックマスタリー》で攻撃力を上昇させている。26+7D6(平均59.5)はこのCR帯ではかなり強力で、追加効果も含めると最も防御に優れたアーマラー以外は即死させる可能性を持つ。
ただ、その攻撃能力に比例するようにヘイト効率は劣悪で、《シェイクオフ》を切れない状況ではヘイト繰りにかなり苦労することになる。
また、命中に不安があるため《シャドウバインド》はきちんと活用したい。《エクスターミネーション》のコストが高いため、外すと目も当てられない。
〈先見の灰の指輪〉はラウンド開始時に宣言すれば特に代償を必要とせず【行動力】を+6してくれるお得な装備。戦況を上手く読んで使っていきたい。
今後の課題は火力のさらなる向上とエネミーの多い戦場への対応。また、消耗表対策なども充実させていきたいところ。

▼ドワーフのスナイパー CR6 サブ職業〈配達屋〉

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ステータス
【STR基本値】/【STR】:9/3 【DEX基本値】/【DEX】:12/4
【POW基本値】/【POW】:9/3 【INT基本値】/【INT】:7/2

行動力:5 射程:3Sq 攻撃力:38 魔力:4 移動力:2 回復力:0 物理防御力:19 魔法防御力:14
最大HP:81 初期因果力:3

戦闘特技
《アタックマスタリー》5、《ブレイドアーティスト》1、《シェイクオフ》1、《サイレントスナイパー》3、《シャドウバインド》1、《エクスターミネーション》1、《ラピッドショット》1、《アサシネイト》1、《ガストステップ》1、《スウィーパー》1

一般特技
《コールドステア》1、《シックスフィンガー》1、《フォーチュンスター》1、《ヘビーアームマスタリー》1、《スピーディワーク》1、《エコノマイズ》1

装備
〈鬼神のライトクロスボウ〉、〈クィルブイリ〉
〈先見の灰の指輪〉、〈アームガード〉

所持品(鞄:〈バックパック〉)
〈冒険者セット〉、〈お好みサンドイッチ〉、〈季節の野菜ポトフ〉*2、金貨10枚

解説
スナイパービルドのドワーフの暗殺者。〈冒険者〉としてはもう1人前。
《サイレントスナイパー》を取得したことで最大火力はさらに向上。諸々の条件を整えれば《エクスターミネーション》の火力は53+7D6(平均77.5)。アーマラー以外は1撃で撃破しうる殺傷力は相変わらず。
また、《ラピッドショット》を取得したことによって開幕にモブ2体を排除し、そのクリンナップで《スウィーパー》でもう1体、といった離れ業も不可能ではない。
反面ムーブアクションが潰れてしまっているので、最大火力を発揮しようとするなら機動性は劣悪。《ガストステップ》で上手く位置調整したい。
対プロップ、ギミック性能も悪くないが、《プロップ解析》は苦手なので、判定する際は【因果力】をつぎ込むのを忘れないようにしたい。いっそ《異常探知》で位置だけ把握して無視してしまうのもありか。

アレンジ
《アタックマスタリー》5、《アサシネイト》1を《ウェポンマスタリー:弓》3、《アサシネイト》3に変更しても良い。《エクスターミネーション》の追加判定による即死の確率は落ちるが、《ラピッドショット》の火力やいざというときの爆発力は向上する。また《基本武器攻撃》もある程度使いやすくなるため、どうしてもヘイト繰りに困ったらお茶を濁すことも可能。

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