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植物冒険日記!「イモカタバミ編」

皆様どうもお久しぶりです。
alfinaでございます。
久々のnote更新です。

植物冒険日記第8弾
今回は「イモカタバミ」です。

いろんな場所に生えるよ!

原産地は割と広範囲なようです。
ざっくり南アメリカ。
細かくするとブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ
といった国々が原産……。
比較的標高の高い地域に咲いているらしいですが、
日本では北は北海道、南は沖縄まで
全国で栽培、繁殖している姿が見られます。
標高が高いところが原産でも
必ず標高が高いところに生えるわけではないんですね……。
日本が特別涼しかったのかな?

日本に輸入されたのは
第二次世界大戦後のことのようです。
そのまま全国に帰化していったのだとか。
そう考えると繁殖力があって
この国の環境に適応できる植物は
100年もあれば日本全国に広がれるんですね。
すごいと思うと同時に恐ろしさも感じます。

しかもこの植物、世界的に見ても
いろんな場所で帰化しているみたいです。
どこにいても同じ花が見られるだなんて
なんだか星のようですね。

食える!

食べられます(迫真)
具体的にどの部分を食べるかというと塊根という部分です。
イモカタバミという名前の通り、
根を引き抜くとポッコリした
イモのような塊根が出てきます。
その塊根を加熱調理することで食べられるようです。
食感はシャキシャキホックリしているのだとか。
(食べてみたい……)

ただカタバミ系の植物にはよくあることですが
シュウ酸をたくさん含んでいます。
食べる前にしっかり水にさらしておくようにしましょう。
あとは食べ過ぎないように注意……。

温暖化の影響で……

減ってはいないみたいです。
ただ、1970年ごろは年中咲いている姿が見られたのに、
近年は温暖化で気温が上がり、夏ごろになると弱って
枯れるようになったみたいです。

でも地下部は休眠状態で残っているらしく
涼しくなってくると茎をまた伸ばしてきて
花を咲かしてくれるようですよ。

自分が見たときもちょうど冬開けすぐから
5月ぐらいにかけてでした。
木陰やほかの草の影にひっそり、
しかし大胆に、たくさんの花を咲かせていました。
涼しいところが大好きなんですかね。

いい子でもあり悪い子でもある

植物でも動物でもあることですが
いいところがあり、悪いところもあります。

葉が一面に茂るように生えるので
他の植物の生育を阻害してしまいます。
植物としては割と強い部類なので
徐々に生息域を広げていて畑などにも進出しているみたいです。

草はやわらかいので草刈り機などでバサーッと
刈り取れるのですが、
根こそぎ刈り取っても
地下茎から繁殖できるので
そこから広がっていく様子が観察されたのだとか……。
ラズベリーやミントでも見られる光景ですね……。

ただ、葉がたくさん茂るのは悪いことばかりではなく
雨水の侵入を防ぐ役割を果たすので、
雨による浸食が懸念されるような場所では
生えていると割と助かるのだとか。
(石垣とか)

子どもの遊びにも使われています。
葉を絡み合わせて引っ張りあい、
どちらの葉が先にちぎれるのか競うようです。
(ほかの植物でやったことはあるけど
 イモカタバミではやったことないなぁ……)
最近の子どもはあまりこういうのはやらないのかもしれないですが……。

地面に咲く満開の桜のよう

花が咲くときはかなりたくさん、
しかも茂るように咲きます。

背丈と花が小さいのであまり気にかけないかもしれませんが
ミクロな世界で見てみると
まるでその場に満開の桜が咲いているかのように見えます。

道端で咲いている姿を見かけたらその場でしゃがんで、
小さな世界の満開のお花見を楽しんでみては
いかがでしょうか?

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