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パソコン魔改造計画2 電源交換編

今回は前回投稿したパソコン魔改造計画の続き。
新しいPCケースに付け替えて発覚した裏配線取り回し問題を解決するべく、今回は電源を交換しました。結論から言うと、根本的な問題は解決したのですが、それでも自分のセンスのなさのせいでまだまだ裏配線をきれいにする必要性がありそう。

さて、今回購入した電源は玄人志向から出ている750Wの電源。80PLUS認証はブロンズ。正直、80PLUS認証はそこまで気にする必要性はありません。しかもケースも小型なのであまり大きな電源を買うことができませんでした。
今回買った電源はプラグイン式という、パソコンを動かすために必要なATX 24ピン、ATX12V/8ピンEPS12Vのカプラーだけが電源から伸びていて、あとの必要な配線を自分で足していくというもの。


これがATX 24pin。この電源の場合、20ピンだけ使う、残りの4ピンも足して24ピンのソケットとして使う、ということもできるようだ。


CPUと書いてあるソケット。これがATX 12V/EPS12V。
4ピンだとATX 12V、8ピンだとEPS12Vってことなのかな?



ATX24ピン、ATX12V/8ピン EPS12Vのカプラーも電源側に刺して、マザーボードに刺すタイプもあります。これはフルプラグインといいます。

さて実際に交換。
開けてみるとふっといケーブルが二つ伸びています。これが直付けとなっているケーブルです。これをマザーボードに刺します。


配線周りをすっきりさせるという目的で、コードをばらばらにするのではなく、メッシュスリーブでまとめ上げている。

そして、今度は必要なケーブルをとって電源に刺します。今回使ったのは、RTX 3050を動かすために必要なPCIe、HDDをつなぐのに必要なSATA一本、ケースファンを光らせる、もとい動かすためのPATA。SATAはシリアル ATA、PATAはパラレル ATAのこと。パラレルATAは現在ではほとんど使われない端子の模様。しかし、このケースのLED、ケースファンの電源はこのPATAから拾って稼働させるため、このような需要と、現在でもカードリーダを使用する人がいるであろうことも加味して現在もこの旧規格のケーブルが入っているそうです。そもそも、ケースファンの電源はペリフェラルでした。使わないと回りませんでした。


必要なケーブルを挿したらついにケーブルを必要なところに挿します。
まずはメッシュスリーブに入っているケーブルから。


ケースの裏から入れる

まず、ATX 24ピンのケーブル。このケーブルは自分が使っているマザーボードを真正面から見て一番右手にあるので、ケースの裏から見て左手の隙間にケーブルを通します。
以外にソケットが大きいので破壊しないように注意。

しっかり入っていないと動作が安定しないことがあるので注意。

そして、正解のところにさっき回したケーブルを挿します。この時、挿す順番があります。まずは4ピンのソケットの出っ張った部分と、残りの20ピンの切り欠きが出っ張りと合わさった時に、面一になるように挿します。
これでしっかり入っていることを確認出来たらこれで配線完了。次は8ピンのソケットの配線に入ります。


上から

次はATX 4pin/EPS 8pinのソケットを挿します。
これは、ケース上部の穴にソケットを通していきます。

ケースファンが行く手を阻む!

しかしこのケース、小型というのもあってか、ケースファンがこのソケットの行く手を阻みました。ということで…


外しちゃえ

ケースファンを一度フリーにしました。これを動かして、ソケットを入れます。

それでも入れるのに少し苦労。なぜならNZXT T120のラジエーターグリルがめちゃくちゃ邪魔してるから。

次はRTX 3050を動かすために必要なPCIeのソケットをグラボに挿します。
まず、グラボについている補助電源のピンの数が何個かを確認します。

8ピン

8ピンであることが確認できたので、PCIeのケーブルを裏から表に回します。

6ピンの場合も考えて、残りの2ピンは分かれている

自分が使っているRTX3050は8ピンなので、6+2ピンで8ピンにしてグラボに挿します。これも2ピンのソケットと6ピンのソケットの出っ張りと切り欠きを合わせた時に、面一になるように挿します。


これで表の配線は終わり。
次は裏の配線に移ります。

と、その前に。使わなかったソケットはもうどうしようもないのでこのように宙ぶらりん状態にしました。RTX 4070とかだったら必要だったのかもしれないけど。知らねぇ。

どうしようもない


さて、裏配線まわりを修正。まずはHDD。
HDDに繋ぐSATAケーブルを見ます。

「r」みたいになってますね。
ということは、HDDもこの向きに合うように接続する必要があります。


ここにくっつけちゃえもできる


ケース裏の壁にくっつけることも可能なのですが、今回は向きが悪く、無理やり付けたらSATAの接続端子とHDDの端子を破壊しかねない為、今回はHDDマウンターを追加購入し、装着。

電源を交換する前は、ここにくっつけることができていたんですけど、新電源にしてつけようと思うと、破壊しかねないか新しく変換を買うしかないという事態なので、諦めてマウンターで固定することを決定。予想外の出費です。


銀のプレートがHDDのマウンター。両端につけて疑似的に3.5インチHDD化させます。
これをホルダーに入れます。

しかし、このケースは特殊。普通に入れるのではなく、マウンターをネジで固定する必要があります。

多分、引き出しみたいにすることも可能だったんですけど、こっちのほうがよっぽど楽だと思ったので、今回はマウンターでごまかします。


ここのベイの下に固定するためのねじを入れる穴がある

しかし、マウンター両端をネジ止めすることは叶わず。仕方無しに片側だけをネジ止めし、固定することにしました。
これでもある程度動かなかったので良いのか、悪いのかはっきりしない始末。



そして次はケースファンの電源。このケースファンは先述のとおり、電源側のソケットがペリフェラルポートとなっており、PATAから電源を取って駆動します。



そのため、この形のソケットをケースファンのPOWER側に挿します。

これで、必要な配線は全て接続しました。あとはぐちゃぐちゃな配線を修正します。


結局、結束バンドで束にして、まとめ上げただけなので根本的な解決には至ってないような気がします。
まぁいいでしょう(スネイル)



うん、悪くないね。
表はまとまっている感じがして見た目もヨシ!


今回は電源交換をしましたが、今度は、NZXTの冷却ファンを光らせます。

まだ、方法を模索中なので、でき次第魔改造計画3としてブログにまとめようと思います。


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