マレーシア大富豪の教え 小西史彦

「マレーシア大富豪の教え」 小西史彦

マレーシア、ペナンでゼロからスタートして貴族の称号まで得た方の人生の極意をまとめた本。内容がとてもわかりやすく数時間で読み終えることができました。

まずこの本を読むと、今すぐにペナンに行ってみたくなりますね。

「成功したければ誰もいない場所を選ぶ」

群れから離れて戦う土俵を自分で選び、自分が有利に戦える場所で成功確率を上げる。

「リスクを避けずに自らハイリスクを取りに行く」

あらゆる角度から勝算を見極め、最悪の事態を招いても命までは取られない範囲でリスクを取る。衝動的、無謀なリスクは取らない。

リスク X 時間 X 努力 = 成長

「未来を心配するより今に全力を尽くす」

人生は想定外。中途半端に終わらせるのではなく目の前の問題に集中する。必ず解決策は見つかる。

「下働きで信頼を得る」

頼まれたことを頼まれた以上にやる。そこで得た信頼をチャンスにする。

「セールスは売ることではない」

相手が「得」をすることを提案し、得をさせる。会いたいと思ってもらえる。相手からいい情報を与えられるような関係性を築き、それを必要としている人に届けること。まず相手の得を考える。

「あなたが私を信頼する前に私はあなたを信頼する」

自分の嗅覚で相手を信じ、自分の責任で相手を信頼する。

「損得よりもフェアネスを判断基準とする」

自分自身がフェアであることを心がける

「相手を尊重し助ける」

相手を理解し、尊重し、助ける。謙虚でなければフェアになれない。

「未来に投資をする」

タネ銭を集め、ビジネスパートナーを探し、JVで事業をスタートさせる。新しい事業に積極的に投資する。

「ビジネスの本質をつかみ人生の背骨を作る」

相手に得を与え深い人間関係を築ければしぜんとこちらにも得が戻ってくる。

「交渉決裂ラインを明確にする」

交渉で腹の探り合いはしない。時間がかかるから。スピード重視で、相手を理解し尊重し助けることを重視し、相手が何を望んでいるかを考える。どうすれば相手の希望に合わせていくことが可能かを考えて折り合いをつける。

相手がアンフェアだったりエゴをむき出しにしてきた場合は、交渉決裂ラインを明確にしておくことで交渉を終わらせることができる。

「厳しい場所には一人でいく」

「正しい謝罪は最高の武器」

ビジネスでは必ず白黒を明確にする。それは責任者を責めるためではなく問題解決を導き出すため。

「自信よりも不安を味方につける」

不安だから必死になり、気迫が生まれる。自信よりも畏れをもつこと。不安を味方にする。不安に勝つためにできる限りのことをすること。

「失敗したらまずダメージコントロールに集中する」

原因や責任の追求よりもダメージコントロールに着手。自分を守るのではなく誰かに及ぼす迷惑を最小限にすることだけを考える。大きくても小さくてもこれを徹底する。

「チャレンジとピンチは表裏一体、拾った火中の栗は手放すな」

チャレンジとピンチは表裏一体。窮地に立ったらものの見方をガラッと変えてみる。必ず解決の糸口は見つかる。根性があって楽観主義であること。解決策はあるはずだと信じて考え抜くこと。行動を起こすこと。

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