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読書レビュー

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2021年7月の記事一覧

安売りしない会社はどこで努力しているか? 村尾隆介

「小さな会社のブランド戦略」の著者の本。

安売りに逃げてしまいそうな経営者に向けて、安売りではない方法で生き残る、成長をさせることを目指すよう促す内容。

価格以上の価値をどう生み出し、提供するかを徹底して考えて商品やサービスに活かしていくこと。

会社のファンをどう増やすか、大企業ができないことを徹底していく。

価格以外でどうお得感を出すのか。

買う前の不安をしっかりと取り除けているか。

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独立志向 駒井俊之

父親、エンジニアであればぜひ読んで欲しい本でした。さらに経営者であればなおさらです。

新卒で入った会社から独立志向で新しい商品や事業をつくっていき、気づけば自分ひとりで事業部になっていて、そこからまるで自社のように仕事もプライベートもなく邁進を続けてきたストーリー。

アイディアや工夫もそうであるが、思ったことを実行に移す行動力、トラブルに遭遇しても逃げずに技術者として原因を突き詰め解決をしてき

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コンサルティングとは何か 堀紘一

仕事でコンサルティングをすることも増えているのですが、今まで自分がやってきた自分なりの手法で実践をしているため、標準的な考え方やセオリーを一度頭に入れておきたいと思って手に取りました。

当初の予定通り、基本的な考え方やアプローチがまとまっていて、何を重要に考えて顧客に接するべきかなど見直す機会をいただきました。

コンサルティングとはプロの傭兵を必要な期間のみ雇う考え方で、餅は餅屋の考え方が浸透

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生涯投資家 村上世彰

発売当初から気になっていたのですが、なかなか読む機会に出会えなかった本。ようやく読むことができました。

自分が大株主ではない企業の社長をこれまでに何度か経験してきた身として、上場企業というカテゴリでは無いものの、自身の経営者としての考え方や株主との向き合い方、どう株主と同じゴールを見て意思疎通をとっていくのかなど学びの多い書籍でした。

上場のデメリットを上回るメリットを活用できなければ上場すべ

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ONE TEAMはなぜ生まれたのか 藤井雄一郎

2019年ラグビーワールドカップ、日本代表の合言葉であるONE TEAM。ラグビー日本代表の活躍と合わせて世間に広まって、ビジネスシーンなどでも多く使われる言葉になった。

その言葉が生まれるきっかけになった出来事やラグビーという自由度が高いスポーツにおいて、さらに様々な国出身の選手をまとめて同じゴールを目指すために行ってきた苦労や秘訣が記載されています。

日本代表として日本の良いところは残しつ

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