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~イスラエル観光 Part3 アッコ(Acre/Akko)~

いよいよ師走ですね。
イスラエルも徐々に寒くなってきましたが、未だに日中の気温は20度超えで、その時間帯に長そでを着て歩いていると汗ばみます。
寒くならないと年末という感じがしないのは北海道人のさがなのでしょうか。

エルサレム、テルアビブに続いては北部観光に行くことにしました。

イスラエルの北部というとまずはイエス・キリストにまつわるナザレやガラリア湖が有名なところです。

しかし他にもアッコ、ハイファ、ゴラン高原という観光地もあります。

アッコは十字軍が築いた巨大な地下都市が見られる石造りの旧市街が見どころ。

ハイファはバハーイ教というイスラム系派生の総本山ですが、それに興味がなくてもバハーイガーデンそのものの景観、港町やビーチ、ジャーマンコロニーの建物に丘から見下ろす夜景など見どころは多いです。

ゴラン高原は自然やワイナリーなどがあります。

ビジネスで知り合ったハイファに住んでいる友人が「遊びに来て」、と言うので週末ハイファを軸にして観光することにしました。

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ろくに計画を立てずに、決めてしまったのが間違いだったのですが、ユダヤ感の薄れる北部でもシャバット中に走っている都市間バスはほとんどなく、ナザレ、ガラリア湖、ゴラン高原には辿り着けませんでした。。。

友人が土曜日が都合が良いというので、金曜日はテルアビブからアッコまで行き、ハイファに戻ってきて泊まるプランにしました。

金曜日なので電車は走ってないだろうと思っていたら、夕方前まで走っています。
どうやら金曜日朝から休むのはベングリオン空港に乗り入れる線だけのようでした。

しかし調べた時は既に遅く、本来電車でアッコまで行けたものを、ハイファでバスに乗り継ぐコースとなってしまいました。
午前中のんびり洗濯をしていたせいです。。。

更に良くないことに、Rav-Kavカードの電車での使い方がよく分からず、電車を一本逃して30分待つことになってしまいました。

アッコ観光に2時間を予定していたのがこの時点で1時間半になりました。

ハイファまで100キロ近くありますが止まる駅はたったの8駅です。
しかも、テルアビブ中心部に3駅、ハイファ中心部に3駅あるので途中はたった2駅しか止まらずにイスラエルの国土を北へ走り抜けていきます。

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イスラエルは中東なので砂漠というイメージがあったのですが、電車沿いにはずっと緑が続きます。
日本の田舎の風景すら思わせます。

グーグルマップ地形モードを見ると、それもそのはず地中海沿いはほぼ緑でした。

途中途中でバナナ、オリーブ、オレンジなどの農園が目に入ります。
時々住宅地や会社の建物も目に入ります。
社内では天井の電源から何本ものスマホ充電ケーブルがぶら下がる光景が目に入ります。

なお、車内は少し冷房で寒かったです。
東南アジアあるあるほどではないですが。。。

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天井の電源から延びるスマホ充電ケーブル

約1時間半でハイファの"Merkazit HaMifrats"という駅に到着です。
Googleマップの検索ではバスの乗り換えに15分ほどあったはずなのですが、電車が10分ほど遅れ、降りる乗客の波に巻き込まれ、改札を出るころにはちょうどバス発車時間でした。。。

バスステーションに着いてみると、同じ番号のバスが20分後にまた出発するとのこと。
アッコ探索は1時間となってしまいましたがせっかくなのでそのまま行くことにします。

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写真はフライズ・アイランドと呼ばれる石造りの建築で、詳細はわかっていないものの古代にフェキニア人によって建てられたとされ、後に十字軍が増築し、灯台及び旧市街の警備のための砦として活用したものであるということです。

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30分ほどでアッコのバスステーションに到着し、そこから旧市街までは歩いて約15分でした。
往復30分かかるので、アッコ探索残り30分。。。

しかしこんな状況でも唯一の救いは、アッコ旧市街はアラブ人街であるため、シャバットでもお店などが開いているであろうこと。

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到着すると、期待通りそれなりの数のお店が開いていました。
まさかの世界遺産を30分で巡るというスケジュールですが、アッコ旧市街はとても雰囲気があって良かったです。

いえ、本当は2時間、欲を言えばもっと、1日かけてじっくりと見たいぐらいの雰囲気の街アッコでした。

アッコからハイファに向かう最終の17時半のバスに乗ってハイファに向かいます。

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今夜泊まるホステルのある地域から5キロ以上ある場所までしか行かないバスですが、ユダヤ色が弱くなるハイファでは街の要所を結ぶ1番のバスが夜通し走っているので安心です。

ハイファ編は次回に続きます。

※この記事は2018年12月4日のものです。

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