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占星術の2つの基本的考え方

こんばんは、アレクサンドリアです。

占星術の根本にある考え方のひとつが「照応(コレスポンデンス)の法則」というものです。

下なるものは上なるもののごとく

上なるものは下なるもののごとし

エメラルド・タブレット

エメラルド・タブレットとは、伝説によれば、錬金術の守護神ヘルメス・トリスメギストスによって記された12の錬金術の奥義と言われています。

この基本原理は、マクロコスモス(大宇宙)とミクロコスモス(小宇宙)の相似と照応について述べられたものと考えられています。

上とは宇宙、下とは人間界と捉えて良いでしょう。

つまり、宇宙で起こっていることは、同時に私たちの人間界や内面でも起こっていて、宇宙も私達も同時に共鳴しあっていると言えるでしょう。

似たような考え方に「ホロン構造」や「フラクタル構造」があります。

ホロン構造
哲学者アーサー・ケストラーが1967年の著作『機械の中の幽霊』 ("The Ghost in the Machine") において造語的に用いて重要視した概念で、物の構造を表す概念。

部分であるが、全体としての性質も持ち、上下のヒエラルキーと調和し、機能する単位。全体を構成する要素がそれ自体、全体としての構造をもつ場合の、要素(部分)としてのひとつの全体。全体子とも言う。

例えば、人体という全体を構成する要素(部分)である細胞も、各々全体としての構造、機能をもっており、ホロンであると言える。

ウィキペディア

構造というと、占星術では山羊座的です。
山羊座と言えば、社会や会社を象徴します。会社の構成員は一人一人でみれば部分ですが、全体としての構造や機能も持っているということです。

「私は○○会社の△△というものです。」というときは、同時に△△さんは、○○会社としての構造を表す、ということになります。

これをマクロ的に広げていけば、市町村、都道府県、国、地球、太陽系、天の川銀河、ラニアケア超銀河団・・・となっていきます。

ラニアケア超銀河団は広すぎるとして、太陽系の中の構成員である私達は、部分であると同時に、この考え方によれば、太陽系全体の構造や機能を持つと言えるでしょう。

また逆に、ミクロ的には、たとえば胃を構成する一つ一つの細胞は胃全体の機能を持ち、胃は消化器系を、それらが合わさって人体が構成されます。
ここでも、一つの細胞が、人体の構造や機能を持っていると言えます。

現代の科学や経営学、その他いろいろな分野で応用されている考え方において、個と全体は照応し、共鳴しあっていると考えられているのは、古代の思想を、より具体的に発展させたものなのかな、という風に個人的に思います。


また、西洋占星術のふたつ目の大事な考え方が、

始まりのエネルギーが終わりまで続く

というものです。

これは、たとえば生まれた瞬間の天体配置(出生図)から、その人の資質や強み、運勢や人生のテーマなどが一生分、読み解けるということです。
この出生図をつかって、その人の内面の変化や、未来予測もできたりします。

こうした考え方がベースにあって、占星術というものは紀元前4000年ぐらいから脈々と現代に受け継がれているものなのです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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