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蟻vs私

7/14 日曜日
お昼前に目を覚ます。
今日はあまり暑くなくていいなあと思う。
ふと、昨晩、天井に向かって投げて遊んでたスクイーズに視線を移す。
黄色くてまんまるな可愛いやつ。
ソレに蟻が集っている🐜🐜🐜
恐怖。
ギィヤー!!!!!!と、心の中で叫ぶ。
現実逃避しようとTwitterを見る。
おすすめ欄にアリの巣コロリのツイートが出てくる。
神が言ってる。戦えと。

もう一度黒い斑点が蠢くスクイーズと向き合う。
20秒くらい見つめていたら慣れてきた。
心穏やかにコロコロを手に取る。

かのスクイーズ目がけてコロコロをコロコロする。
大量の蟻たちが潰れていく。
ロードローラーって大量殺戮兵器だったのかな、と思う。
全部殺した。殺生御免。

しまったと思った。
口を割らせる捕虜がいない。
新入経路がわからない。
同期が殺されてゆく中、必死に巣へ帰ろうとする者たちも皆殺しにしてしまった。
国へ帰って、あの家ヤバイ!!!!!!って報告する奴も残しておくべきだった。

反省は次に活かす。
てかそれよりもう入って来ないでくれ。

7/15 月曜日
お昼頃に目を覚ます。
今日も涼しくていい感じ。
ゴミを出しに行けなかったのが残念なところ。

例のスクイーズを見てみる。
また🐜が集っている。
あのスクイーズ匂い付きやったっけ?と思う。
ぎょうさん集まっても運べへんやろ。

アリンコたちを横目にTwitterを見る。
焚き火とクマさんのツイートを読む。
山の中で焚き火をすると、クマが近くに寄りつかないらしい。
(山で焚き火を禁止して以来、民家まで熊が降りてきてしまったんだとか。)
そりゃそう。山火事は全生物が恐るだろう。

現実に戻る。
今日も殺生か、、と気が重くなる。
とりあえず歯磨きしてタバコを吸おう。
一口目を吸った時、あ、コレ吹きかけてみよう、と思いつく。

スクイーズが落ちてる場所まで来て、煙を吹きかける。
蟻たちが一瞬固まる。
と思った瞬間動揺してザワザワして一斉に列を作って、壁を伝っているコードへダッシュ。

リトルマイセルフ山火事戦法の勝利である。
ありがとうTwitter。

彼らは巣へ帰る。
蟻たちについて行くと、窓の金具に小さな隙間が開いていた。

そこに絆創膏を貼った。
他にテープがない。

ご飯を食べたら、大家さんに電話しよう。

No殺生で革命成功させたやつ、なんだったけ?

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