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1週間でゲームを完成させるたった3つのステップ


フリーゲームを作っています。(https://www.freem.ne.jp/brand/8431)

早いもので今年ももうすぐ終わり。
私が今年完成させたゲームは3本。
全部1週間程度で完成させています。

ここでは1週間でゲームを完成させるコツでも書こうと思います。
あくまで私はこう作ってるよというだけの話です。

1:オープニングを作る
まず最初に導入のイベントを作ります。
まずここに大きな泥沼ポイントが潜んでいます。
それは凝った設定・シナリオにしようとすること。
いいか、1週間でゲーム作るのにんなもんは必要ねえんだよ
特に私のような文章が上手いわけでもない奴は。

泥沼回避ポイント
”主人公の立ち位置“と“これから何をするか”だけを書く

”だけを書く“というところが重要ポイントです。最低限成立するというレベルのギリギリの話にしておく。

実際に作ったゲームで例を出すと「らあめん箱いち」では主人公は“ラーメン屋に弟子入りに来た男”でありこれから”ラーメンを作る“ことを頼まれます。
それだけでいいんです。この話に主人公の家族構成や過去などは全く必要ありません。
必要なのはラーメン、それだけだ。だってこれラーメン作るゲームだから。


2:制限・ゴールを決める
制限を作るとゲームにグッとメリハリが出ます。
具体的に言えば制限時間3分、5面クリアでグッドエンド…のような感じです。
プレイ時間、制作時間を左右するのもこの部分と言っても過言ではないでしょう。

泥沼回避ポイント
制限やゴールのための数字は減らしてもいい

制作時間を短くする最大のポイント!途中で削る。全然削っていい。逆にいうと増やしてはだめです。要素増やしダメゼッタイ。
ゲーム完成させますか、それとも、エターなりますか、の世界である

実際に作ったゲームでは「ぼくはメデューサの室内」では反抗と従順のパラメータがあり、どちらかが100になってしまうとバッドエンドになるというシステムなのですが1回に上がる数値は最初は10で考えていました。この数字だと全然バッドエンドにならないなと思い25にしました。数字を上げるための必要イベント数を減らしたわけです。


3:完成!!!
いやなにが3ステップだよもう完成しとるやないかと思った君!!甘〜〜〜〜い!!!
実はここに大きなポイントがあるのです

泥沼回避ポイント
完成したと言い張る

SNSで大きな声で「完成したああああ!!!!!」と叫びましょう。!マークはなくてもいいですがあれば3個以上が望ましいです。
作り込みなんて無限に出来るわけなんです。
適度にキリをつける。これ大事
作者が完成って言ったら完成なんですよ。俺がルールだ

実際に作ったゲーム、「うさうさのーか」で話をしましょう。
ゲーム的山場を乗り越えると、エンディングイベントが始まります。この終わりがけの話、かなりささっと書いています。

なぜかというと、よくある展開にしたから。

ドラマチックには作ったつもりですが、”斬新”な展開ではありません。お約束的に話が進み、大団円です。

それでいいんです。

エンディングは良くも悪くも全体の印象を左右することさえあります。
いわゆる“よくある展開”にしてしまうのは、話をつまらなく、チープにしてしまうと思うかもしれません。
しかし“よくある”というほど使われている話が”よくある“のはなぜか。作りやすいというだけでなくそれだけまとまって見えるということなんです。
お約束に乗っ取ってしまうのは逆に話をそれなりに見せる効果もあると思っています。
ここまで作ったゲームです。
最後をしっかりまとめることでやっと、頭の中に、自分のPCの中にしか存在していなかったゲームを”現実の作品“へと昇華させることができるのです。
どこにでもあるような話でも、どこにもない唯一の”私の作品“となるわけです。

あなたも頭の中の”うちの子”に外を見させてあげませんか。

ーーー1週間で。


おしまい

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