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不思議な扉が開くとき

オープン・セサミ!
最近、英会話教室に通い始めた。週一回のグループレッスン。
家からも近く、月謝もそう高くない個人経営の英会話教室を、ある日たまたま見つけたのである。待ち時間の長い横断歩道で信号待ちをしていたときに、このまま渡れるようになるまで待つか、少し引き返してコンビニに寄ろうかとほんの少し心が揺れて後ろを振り返った瞬間だった。もう何年もこの街で暮らして、歩き慣れているはずの道なのに、門がいきなり開かれたように、初めてその存在に気がついた。ホームページから問い合わせをして、トントン拍子に通うことを決めた。

今まできちんと周りを見れていなかったからその存在に気がつかなかったのだと、そう言ってしまえばそれまでだけれど、既知の人やモノの新たな側面に出会うとき、私はすぐにその扉を開けてみたくなってしまう性分なのだ。

機と気が熟すその時に、扉は現れるのかもしれない。

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