技術メモはどこのブログに書くか
データの保存場所
こんばんは、Alecriar Studioの中の人です。
皆さんはどのようなところでブログを書かれていますか?
当方は元々は技術職のような業務をしてきていまして、今までは長い期間ローカルな環境に技術メモを残してきました。その中身はというとほとんどはソースファイルも含めてテキストデータの形式でした。管理面でいけばシンプルで扱いやすいので便利なのですが、数が多くなるとどこに何を書いたのかを探すのに苦労しますし、なにぶんテキストなのであまり可読性はよくありません。
世の中はたくさんのブログにあふれていて、多種多様なサービスが日々生まれています。そこで重い腰を上げ、技術メモを含むデータの保管場所をWeb上に求め、当方の各種データ保存に最適と思われるサービスを選定してみました。
大前提として、今までテキストデータで保存していた技術メモを移植できることがあり、それに付随して説明文や画像、動画、リンクなどが可能であれば最適です。その他、技術メモだけでなく趣味等の記事もカテゴリーを分けることで記事を残せるものを探したところ、いくつかの候補に絞ることができました。以下、それら1つ1つの特徴をピックアップしました。
Qiita
技術メモということで、真っ先に思いついたのがQiitaです。まさしく技術メモを保存し、それをプログラマーコミュニティで共有しナレッジベースとなったサービスです。歴史も長く、多くのプログラマーが参加し運営は安定しています。
実際、あれはどうやればいいの?という技術的な話題を検索にかけると、ほぼ一番最初にQiitaの記事が表示されます。非常にマイナーな事柄でも大抵は該当する記事が存在することが多いです。
そして大きなメリットのひとつはMarkdown記法に対応しているところ。これは技術者が技術メモを残すにあたって必須と言ってもいい機能のひとつでしょう。
有用性は高いのですが、Qiitaは純粋にプログラム等の技術情報しか掲載してはいけないという運営方針があります。趣味などのその他の情報は載せてはいけないということですね。この点が少々窮屈に感じます。さらによくよく調べてみると最近はコミュミティーの内部で問題が発生している模様です。
参加者が多いところに問題ありということなのでしょうか・・。なかなか根の深い問題です。なので、Qiitaにデータを保存することについては個人的に保留としました。
Crieit
上記のQiitaとよく似ているサービスで、なんだかよさそうです。当然Markdown記法にも対応しており、Qiitaのようにプログラム等しか掲載してはいけないよという厳格な縛りもありません。ただスタートして日が浅く、まだまだコミュニティーが発展途上なので今回は個人的に保留としました。将来的には使ってみたいと考えています。
はてなブログ
株式会社はてなさんが運営する非常にメジャーなブログサービスです。2011年から始まり長く運営されている実績もあり、基本的には時系列で記事が積層され記録されていく典型的なブログ形式を取っています。ただし通常のブログとは異なり、Markdown記法に対応している点が技術メモを残すという用途に対して有用です。
Markdown記法についてはまた別の機会で記事を作成することを考えていますが、はてなブログでは以下のような表現となります。
Markdownと一言にいってもサービスによって微妙にサポートしている表記の仕方が異なっているようですが・・。概ね同じような表現ができますし、元のファイルをテキストデータで残しておくことで移植も難しくありません。
はてなブログについては個人的に有用と感じましたので、サイトを開設しました。
note
はい、当サイトのサービスですね。noteは技術者向けというよりクリエイター向けをメインとしたサービスです。記事の構成を見てもまずはキャッチとなる写真を大きく見せ、文章については添え物くらいの意識で書かれているものが多いですね。ただし技術メモに全く使えないというわけではなく、たとえ技術情報であってもむしろ写真を多用した記事のほうが他の人にはより伝わりやすいシーンもあるのではないかと考えています。なによりサイトの作りが近代的でおしゃれですよね。
編集画面のエディタについては、ごくごくシンプルで必要最低限の機能が備わっている印象です。あまりレイアウトに気を使わずに、自然におしゃれなデザインになるのはメリットです。Markdown記法についてはサポートしていませんが、今後のサポートを期待したい。
他のブログサービスに無いメリットとして、記事を有料販売できる機能があります。ブログの記事で営業ができる時代がそこまできています。いずれ当方でも有料記事を書いてみたい願望はありますが、まだそこまでの技量は・・。
WordPressで独自に立ち上げる
既存のブログサービスを利用せず、自前でホスティングを契約しそこにWordPress等のCMSを導入しブログを始めるという方法もあります。
メリットとしては独自ドメインでのブログ運営が容易な点と、デザインや容量の制約を受けることなく自由自在という点があげられます。
逆にデメリットは、管理をすべて自分自身で行わなくてはならず、仮にCMSが故障した場合も自分で直さなくてはいけません。また、当方もかつてWordPressを立ち上げたことがあるのですが、外部からのサイト攻撃を絶え間なく受け続ける状態が続き、それが止まる日はありません。仮にクラッキングを受け踏み台サイトになったりでもすれば被害は計り知れません。
独自にブログサービスを立ち上げることを考えた場合、記事を書くことよりも多大な管理コストがのしかかり割りに合わないと考え、個人的には見送ることにしました。
結局どうしたか
結論として、当方では「はてなブログ」と「note」を併用してブログサービスを利用することにしました。どれか一つに絞るよりも複数を使用してそれぞれの特徴に適合した記事を分けて書く使い方もメリットがあるものと考えています。