次の非行・犯罪の社会的原因論のアからエまでの4つの項目のすべてについて、それぞれ簡単に説明しなさい。ア.分化的接触理論 イ.社会的絆理論 ウ.漂流理論 エ.ラベリング理論 【聖徳大学】 司法・犯罪心理学Ⅰ 第1課題第2設題 評価A

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課題本文:1600字

 分化的接触理論とは、非行行動は周囲の緊密な集団から学習によって獲得されるという理論で、Sutherland, E.H.が提唱した。高校時代の喫煙を例にすると、喫煙のきっかけとして最も多いのは友人が吸っていたからというものである。また、非行に走るには非行集団に属することが重要な要因となる。これは、非行グループから非行少年なりのルールや行動指針を学ぶからである。次に、人はなぜ非行集団に所属するのか要因を考える。一つは地理的な要因で、身近に非行集団が存在すれば、その集団に所属するのは容易になる。

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