知的障害児の学習や課題遂行にかかわる特徴をまとめ、どのような教育および環境的配慮を行う必要があるか述べなさい(聖徳大学 障害者・障害児心理学 第1課題第2設題)

この出題に対する講師の評価、参考文献等は文末に記載しています。

また、2020年6月時点でのテスト出題傾向についても簡単にまとめています。

評価:A

課題本文:1600文字

 知的障害児の学習や課題遂行にかかわる特徴には大きく三つあり、動機付け、注意、記憶が考えられる。これらの特徴をまとめたうえで、どのような教育および環境的配慮を行う必要があるかについて述べる。
学習や課題の成績や遂行に影響を与える要素の一つが動機付けである。学習や課題は、大人との相互作用を通じて行われるが、その際、知的障害児は大人とのやり取りを成功させた場合や、言語的称賛を受けた場合に強い動機付けをもつ。一方で、失敗や否定的経験をすると用心や警戒が高まる傾向にある。また、学習や課題、日常生活基本動作などへの取り組み意欲が低い場合がある。

ここから先は

1,986字

¥ 980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?