聖徳大学通信教育学部心理学科公認心理士課程について教えます!

はじめまして、てんびんと申します!

私は聖徳大学 通信教育学部 心理学科の公認心理士課程に三年次編入を行い、留年なしストレートの最短二年間で卒業しました。(通信制大学では「留年」という言葉をあまり意識しないですが、あえてイメージが湧きやすいようにこの表現を用いました。)

通信制大学はネットに情報が少なく、苦労されている方も多いと思います。

そこで、私が「大学の入学前に知っておきたかった」という情報を何回かに分けて、聖徳通信 心理学科への入学を検討する方に向けてご紹介していきます。

今回は、「スクーリング」と「レポート」についてです。

※執筆当時の情報ですので、詳細が変わっている可能性もあります。

■スクーリング

・大まかなスクーリングの流れ

社会人の方が通信制大学を卒業するにあたり、最大の障壁となるのがスクーリングです。聖徳大学の場合、オンラインスクーリングはほとんど対応しておらず、大半の科目は千葉県松戸市にある大学へ直接出向く必要があります。

例えば、三年次編入生である私の場合、受講が必須のスクーリング科目は合計で12科目ありました。このうち、オンラインスクーリングに対応している科目は1科目だけです。
さらに、オンラインスクーリングとはいっても、講座の動画や課題の提出期間はスクーリングと同じ、つまり3日間しか公開されません。自宅で受講できるとはいえ、人によっては仕事帰りの時間だけでは終わらせられない可能性も十分に考えられます。


講義は午前から午後までびっしりと行われ、1科目あたり、2〜3日間連続で講義に出席する必要があります。開催される曜日も平日もあれば、土日もあるなど固定ではありません。
計算すると、12科目×2~3日=24~36日間もの日数をスクーリングに費やさなければならず、会社で有休をとるにしてもなかなか困難です。
これに加えて、心理実習事前学習(1日)+心理実習(64時間)+心理実習事後学習(1日)と、実習に関連する講義も控えており、仕事をしながら卒業する難しさを実感いただけると思います。

・スクーリングにかかる諸費用

スクーリングの負担は日程だけでなく、金銭的な部分にもあります。
受講の際、大学の学費とは別に、スクーリング科目一つあたり4,000円~16,000円の支払いが必要となるためです。

また遠方から参加する場合、宿泊費や交通費も考慮しなければなりません。

例えば、私は遠方からの参加だったため、受講費用の他に、宿泊場所の手配、移動手段の確保などが必要となりました。
さらに、履修科目の日程が連続していなかった月では、多ければひと月に三度ほど居住地⇔千葉を往復したので、その月は合計15万円もの出費となりました。

以上のように、スクーリングには入学時に想定していたよりも多額の費用がかかる可能性があります。遠方から通われる方は特にです。

通信制大学を検討中の方は大学へ入学後に後悔しないためにも、このような点に注意を払いつつ、志望校を決めるのがおすすめです。

■レポートについて

・レポート作成の方法

聖徳大学の論述レポートは、一部例外はあるものの、ほとんどの場合、1課題1600文字となっています。
レポート作成には大きく3つの方法があります。

①大学配布のレポート用紙に手書きで記入
大学から送付される方眼紙付きレポート用紙に手書きで記入する方法です。かなりの手間がかかるのでこの方法で提出している人はほぼいないと思います。
②ワードなどパソコン使用によるレポート作成
形式は大学からの指定があり、1枚400字(25字×16行)として、1600字の場合、B5版4枚で収める必要があります。
③各科目で指定された解答用紙に記入
一部の科目では論述課題ではなく、○×課題や穴埋め課題が出題されることがあります。そのような課題に対応した用紙をレポート課題集から切り取り、コピーをしたものに解答していきます。

・レポート提出方法

レポート提出の方法は基本的には郵送です。ただし、科目によってはインターネットによる提出が可能な場合があります。

郵送提出では、郵送用・返信用の切手は両方とも自分で用意する必要があるので、15円+15円の計30円が一度の提出での基本費用となります。
15円というのは通信教育教材は第四種郵便扱いとなるからです。
ただし、複数の課題を同時に提出するなどして重量が増えると、料金が少しずつ上がります。
提出にあたり、レポートの他にも提出票や参考文献票などの用紙を切り取り、毎回ボールペンで記入しなければならないため、少し面倒でした。

一部の科目ではインターネットにより提出できる場合があります。しかし、対応している科目はそこまで多くはないので、基本的には郵送での提出になると考えておいた方が良いですね。

・レポート返却までの期間

どのぐらいでレポートが返却されるかについては、科目によりかなりの差があります。オンライン提出が可能なある科目で翌日にレポートの合否が返却されたと思えば、郵送提出のとある科目だと、半年経過してやっと返却されるという場合もありました。

総合的にみると、私の場合、2~3か月程度での返却が一番多かったです。

■おわりに

今回は大まかなスクーリングの流れとレポート関連についてお話ししました。

入学検討中の方は色々と疑問を抱えているかと思います。

その疑問を払しょくできるように私の経験を踏まえた記事を更新していきますので、どうぞよろしくお願いします!


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