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小説家としての処女作《音叉》が文庫化!高見澤俊彦 2021年4月6日発売

小説家高見澤俊彦としての処女作《音叉》は、青春群像劇。
いきなり「バンドの名前を変えてくれ」と始まる本作は、ALFEEと重なるエピソードが多く、更には主人公の名前が「雅彦くん」だったため、多くのALFEEファンが「俊彦さん」と重ね合わせて読んでしまいました^^;。
ご本人は「自分じゃない」とインタビューなどでお話しされていましたが、そんなこと言われても、重ねない人はいないのではないでしょうか?

女性とのシーンでは、林真理子氏に「照れがある」と指摘され、次回作《秘める恋、守る愛》ではもう少しハードに(?)描かれることになります。
2017年に刊行された本作が、この度文庫化されることになりました。

◆作品紹介◆
日本を代表するロックバンドTHE ALFEEの髙見澤俊彦による初小説は、恋愛と音楽に溢れる70年代青春小説!

東京の平凡な大学生・雅彦は同級生と組んだバンドでデビューを目指す一方、学生運動に染まる響子やグラマーな加奈子、憧れの美佐子先輩との恋愛模様に翻弄される。順風満帆に見えた大学生活だが、思いがけない悲劇でデビューか友情かの決断を迫られることに。さらにある歴史的事件によって恋愛にも陰りが……。

何者かになりたくて足掻く青年たちを、原宿のレオンや赤坂のビブロスといった70年代東京カルチャーをふんだんに盛り込んで描き出す。音楽業界を知り尽くした著者ならではの視点が光るスピンオフ短編も収録。さらに、文庫用に書下ろしエッセイも収録


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