BYD中国製EVを近所で見た

今年の目標の1つにフルマラソン完走を掲げている。

1月下旬に出場することが決まっているので、少しずつ距離を伸ばした練習をしている。今日は自宅から会社までのコースを選んでみた。初めてのコースだ。通勤は車なので勝手知ったる道なのだが、移動速度が遅くなると車では見えなかった景色が見える時がある。

その道中、見慣れないエンブレムの車が対向からやって来た。日本車ではないことは分かったがどこのメーカーなのかよく分からないまま過ぎ去った。
そしてその数分後、また同じエンブレムの車が対向にいた。速度が遅かったのでハッキリとエンブレムが見えた。
『BYD』
うっすら少し遠慮がちな見栄えのエンブレムに感じられるが、間違いなく中国メーカーのBYDだ。タイで見たことはあったが、自分の生活圏内で目にするとは思いがけないことだった。
私の仕事はアルミリサイクルで、主に国内自動車メーカーと深く関わっている。中国メーカーが世界でシェアを広げていることは知っていたが、日本に入って、それを選択しているユーザーがいることに衝撃を受けた。認識を改めなければならない。
近年テスラの普及モデルが増えており、基本的にはアメリカ車(生産は中国であっても)だから受け入れられているのだと思っていた。でもそれは私の的外れな分析であったようだ。現実にBYDが普通に走っていた。もしかしたらプロモーションなのかもしれないが、普通に家族が乗っているようだった。
何よりデザインは良かった。日本車のEVよりもずっとカッコいい感じがした。
あとで調べてみると内装もなかなかのもの。価格も500万以下であり、航続距離も400キロ以上をうたっている。
ここからシェアが伸びるか分からないが、ポテンシャルは高いとみた。
取引先の自動車部品メーカーの重役さんから、最近は中国の部品メーカーが日本に進出している話を聞いた。そのうち中国の完成車メーカーが日本で生産する日がくるのかもしれない。日本を有望な市場として見ているのか?それとも日本で作ったほうがコストダウンになるからなのか?
今日は思いがけず変化の兆しを見た。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?