マイダンジョンカード的恋愛論/必殺技『ジャンヌダルク』
・マイダンジョンカードとは
黒羽さえり先生が開発したヒューマンデザインを元にした統計学の一種。
自分の生年月日からその人の生まれ持った才能を導き出します。
・必殺技『ジャンヌダルク』
この必殺技を持っている人は、一番、臨場感がなく自覚がありません。
発火条件は、衣食住、パートナーシップ、仕事、すべて満たされていて何の問題もない状態になることです。
その状態の時に、泥だらけの従者が向かいに来て、何か改革を伴うプロジェクトをあなたに依頼してきますので、それを快く引き受ければ発火します。
三大変態必殺技のひとつです。
ちなみに他の二つは『陰極まって陽になる』『シンデレラ』
・エピソード
早乙女久美子(『ジャンヌダルク』持ちのアラフォー)
吉岡幸子(早乙女久美子の学生時代の友人)
松本知美(同じく、早乙女久美子の学生時代の友人)
とある昼下がりのカフェで女性ふたりが…
幸子「ねえ、ねえ。学生時代の早乙女さんって覚えてる?」
知美「うん、うん。覚えてるよ。美人で目立ってた早乙女さんでしょ」
幸子「そう、そう。美人なんだけどフレンドリーで私も何回かお茶したことあるんだ。今も年賀状のやり取りだけはしてるの」
知美「そうだったんだ。その早乙女さんがどうかしたの?」
幸子「そう、そう。彼女、卒業後、海外に留学してその後、日本に帰国して、外資系企業に勤めてたらしいのよ」
知美「へー」
幸子「そこで6年務めた後に、社内恋愛で結婚して、寿退職」
知美「うん、うん」
幸子「子供も女の子と男の子に恵まれて」
知美「完全に勝ち組コースね」
幸子「そう、そう。そして38歳の時に起業」
知美「起業!」
幸子「なんでも健康産業関係の仕事で大成功したんだって」
知美「なにそれー。すごすぎね」
幸子「そうなのよ。仕事もプライベートもすべてパーフェクト」
知美「そんな人いるのね」
幸子「いるのよ。そんな彼女が、来月からアフリカに行くんだって」
知美「えっ! アフリカ?」
幸子「そうなのよ」
知美「なんでアフリカ?」
幸子「それが私もよく分からないんだけど、どうしても、早乙女さんの開発した製品がアフリカの僻地で必要みたいらしいの」
知美「へーー。それで彼女、自らアフリカの僻地に飛んだの?」
幸子「そうなのよ」
知美「仕事もプライベートもパーフェクトなら、何も自分が行かなくてもいいのにね」
幸子「そうなのよ。でも、そこを行っちゃうのが彼女らしさなのよねー」
知美「そうなんだ」
・争いに身を投じても本人だけは絶対に大丈夫
改革などのプロジェクトを託されて現地に行って、激しい経験をしても本人は絶対に傷つかず死にません。
改革が終わったり、プロジェクトが完了すれば、元の幸せで平和な生活に戻れます。
※記事の内容はあくまでも私の個人的解釈になります。
解説動画もあります。
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