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マイダンジョンカード的恋愛論/必殺技『芸術家』

・マイダンジョンカードとは

黒羽さえり先生が開発したヒューマンデザインを元にした統計学の一種。

自分の生年月日からその人の生まれ持った才能を導き出します。

黒羽さえり先生のサイト

https://www.youtube.com/@godseal55/videos


・必殺技『芸術家』

プロ思考、職人肌で我が道をひたすら走り続ける人です。

何かの結果を出すために血反吐を吐いて毎日努力することは、この必殺技を持っている人にとっては当たり前のことです。

芸術家の人たちがこの世に生み出した作品は、間違いなくすべてクオリティが高いです。


・エピソード

20代半ばの女性二人が休日のカフェで…


貴美子「翔子、最近お誘いが多いけど、彼氏とデートしなくて大丈夫なの?」

翔子「大丈夫、大丈夫。はぁ…」

貴美子「彼氏となんかあったの?」

翔子「それがさあ… 」

貴美子「どうしたの?」

翔子「聴いてもらってもいい?」

貴美子「もちろんよ」


翔子「3か月前の彼氏の誕生日に、私はじめて手作りケーキを作ってプレゼントしたのよ」

貴美子「えっ? 翔子が! 大丈夫だったの?」

翔子「う~ん。ケーキ自体はレアチーズケーキをクックパッドで見たりYoutubeで予習して、そこそこの物はできたんだけどね」

貴美子「うん、うん」

翔子「それを食べた彼が、『まあ、まあかな?』っておもむろに呟いたから、私、キレて大ゲンカになったのよ」

貴美子「そうなんだ」


翔子「その時、私が『そんなに大口叩くなら、一度、自分で作ってみなさいよ!』って啖呵切ったのよね」

貴美子「うん。それで」

翔子「そしたら、そこから音信不通だったんだけど、一か月後に『今度の土曜日に、俺の作ったレアチーズケーキを食べさせてやる』って連絡があったのよ」

貴美子「へー。本当に作ったんだー」

翔子「そうなのよ」


貴美子「すごいね。それで、味はどうだったの?」

翔子「それがね…」

貴美子「うん…」

翔子「とんでもなく美味しかったのよ」


貴美子「えっ? そんなに」

翔子「うん。私お料理は得意じゃないけど、学生の頃から甘い物好きで特にレアチーズケーキが大好きで、今までもかなりの数のレアチーズケーキをお取り寄せとかしてまで食べてたのよね」

貴美子「確かにそうだったわね」

翔子「それが… 今まで食べたレアチーズケーキのどれよりも頭一つ抜けて美味しかったの」

貴美子「すごいじゃなーい。私も食べてみたいわー」

翔子「そこまでは、良かったんだけど…」


貴美子「何かあったの?」

翔子「そこから彼がレアチーズケーキ作りにハマってしまって、デートはすべてレアチーズケーキの食べ歩き…」

貴美子「そ、そうなんだ…」

翔子「そして、1か月前くらいから休みの日は自宅でひたすらレアチーズケーキの改良を重ねるようになって、デートしてくれなくなったの」

貴美子「えーー」


翔子「会いたかったら彼のマンションに行くしかないけど、行ってもレアチーズケーキに没頭していて、会話は試作品を私が食べて感想を言うことくらいしかできないのよ…」

貴美子「ハマり過ぎやな…」


翔子「更に一昨日来たメールには『ちょっと、本場パリに留学しようかと思っているから、これからのことを相談したいので、時間あるときにこっちに来て欲しい』って書いてあったの」

貴美子「えーーー。あんたたち、来年くらいそろそろ結婚とか言ってたんじゃなかったっけ?」

翔子「わーん…」


・本当に自分が出逢うべきソースに出逢ったらその道のリーダーとなる

この必殺技を持っている人が、自分の進む道を決めた時は、日々とてつもない努力を平気でします。

その自分の努力が、勝手に世間の同じ道を進んでいる人たちの努力の基準と思い込んでいるので、無意識に努力していない人をバカにしてしまいます。

「俺ができてるのに、なんでこんなこともみんなできないんだろう?」とか

「まだやれること全部やってないのに、できないできないとか言う奴はバカだな?」とか

悪気はないのですが、基本、上から目線です。

かなり性格が悪い人と周りには思われますので、仕事に関しては他人からお願いされたりリスペクトされたりする立場でこの必殺技を発動させましょう。


※記事の内容はあくまでも私の個人的解釈になります。

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