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電音部第1章、完。 〜 電音部 1st Live "Make Waves" 感想

電音部、最高!

いやー、電音部 1st Live "Make Waves"、よかったですね。最高でした。

え、まだ見てない?11/8 12:00 までアーカイブが見られるからね!!
ちなみに私は1日目を現地で、2日目を配信で見ました。以下はセットリストを追いつつライブの感想を述べるだけです。当然ライブのネタバレが含まれるので、未視聴の方は今からでも追いつけるコンテンツです、ライブを見ましょう!!

== 以下ネタバレ ==

1日目

立川駅前、思ったよりちゃんと栄えており、フルリモートだったらこういうところに住みたいね〜などと後輩と話しつつ現地着。思ったよりオタクが多くて「電音部のオタク、実在するんか…!」となりました。思えばプロジェクト発足から1年、初のリアルイベントですからね。やはりコの字は滅ぼさなければならない(鋼の意志)
あと前説がシブヤキャストのフリートークと化しててお前ら…!(満面の笑み)となった。星川、注意事項はちゃんと読め。

1st Wave 神宮前参道學園 (ハラジュクエリア)

1. good night baby
1日目の一番最初にこれ持ってくるの本当に文脈がわかってる。なにせ電音部の公式サイトの BGM として流れていた最初の曲ですよ。いわば電音部の始まりの曲なわけなので、この時点で「ミリオン JUNGO じゃなくて シンデレラ JUNGO だ!」と喜びました。(分かる人だけ笑ってください)

2. Chick Chick love♡
にちかちゅのウィスパーボイス頭おかしなるで…。この曲は "KAWAII" が詰め込まれたハラジュクらしい曲なのですが、後ろでゴリゴリにハードなシンセが鳴っており、合間合間で顔を出すスイートチリソースみたいな曲です。
一瞬ミルキータイムラインじゃないんかいとなったのですが、gnb で沸いたオーディエンスを保温する名采配だったと思います。

3. 電脳ロリポップ
ぽっぴんぱん🐰のやぱぱぱぱ💥💥💦 はじける毎日😉ポップコーンで🍿🌟🍿🌟🍿🌟 ドキドキ💕大事でしょ✨✨ 電脳ロリポップ⚡🍬🍭🐰

電波曲と EDM を高いレベルで融合させる点において周防パトラは他の追随を許さないですね。ほんと何でもできるなこの Vtuber…。
現地にいた私はこの時点でテンションが振り切れておかしくなりました。

4. DANCE SHOWCASE: Sweet Operation by ミディ
「Future」をベースにしたダンスナンバー。ハラジュクのダンサーはゆめかわ系な衣装なんですがダンスは切れのある激しい動きでとにかくかっこよく、ハラジュクを文字通り体現していたと思います。オタクってこういうの興味なくすタイプが多いと思っている(偏見)んですが、みんな楽しんでいたのもよかったですね。

5. シロプスα
イントロの extended が流れてきてまさか…!?と思ったらマジでこれだった。生で摂取できたので当分健康でいられるでしょう。しかも1日目だけだったので尚更ラッキーだった。
ここでハラジュクのキャスト3人が初めて並ぶんですが、衣装の統一感とかわいさがとんでもないんですよ。天才的です。
あと声出し禁止なのに「うーはい!みんなで!一緒に!」などと煽られ、ほんとに拷問かと思った。前世で何したっていうんだ。

2nd Wave 帝音国際学院 (シブヤエリア)

6. JUNGLE WAHHOI
星川、大賀ルキアの衣装似合いすぎ問題。悔しいけどかわいい。
元々この曲は初見ではそこまでハマらなかったんですが、現地でクラップしながら聴いたら最高でめちゃ好きになりました。現地で聴くべき、そして踊るべき曲の1つですね。やっぱりハラジュクは甘めの曲が多いので、ここでハードな曲が入って一気に引き締まったのも良かった気がする。

7. ペトリコールを渡って
快晴でもペトリコールは渡れます!!
サビ前後で静と動がはっきり切り替わるところのカタルシスがやっぱりいいですね。今思うとBメロのクラップはやっぱ違うなーと思ったので、次はサビ前まで直立不動で聴くと思います。
あとクレアさんの髪に青メッシュ入ってたのすごいいいと思う。いいと思う!!

8. Shining Lights
この曲強いから好き!!電音部随一のハチャメチャに踊り狂える曲だと思っているので、私はここで座席に足を何度もぶつけつつぐちゃぐちゃになりました。楽しかった。
すこやと火凛の髪色が同じなの、運命だよなぁ…赤メッシュ似合ってんなぁ…と思いながらステージを眺めてました。

9. DANCE SHOWCASE: I'm alive with this town by KOTONOHOUSE
「In my world」をベースにしたダンスナンバー。シブヤエリアだけダンスキャストに男性がいるんですよね。そのおかげでよりダンスに重量が増すというか、よりダイナミックに感じられるというか。これがシブヤの音に合っているなぁと思いました。本当に名采配。

10. Inverted Pyramid
星川が袖パージしてて「!?」ってなった。
これ、曲はめちゃかっこいいしベースゴリゴリだし大好きなんだけどいまいちノリづらかったんだよなぁ…自分だけなんだろうけど…。
この曲に限らずシブヤは3人でハモる曲が多くて、それが強さを感じる点なのかなぁと思った。英語つよつよなのもいいよね。
あと配信では寄りの画だったので分かりづらかったですが、現地だとスクリーンのブラックアウトと同時にステージに無数の光の柱が立つ演出になっていて(自分が思うライブ一番のかっこいい演出ポイント)、これは Vtuber だからこそできる演出の妙だと思いました。

3rd Wave 港白金女学院 (アザブエリア)

11. MUSIC IS MAGIC
他のエリアにないアザブの特色、それは「横ノリができる」ことに他ならないでしょう。tofubeats のファンキーなビートは聴く者の腰を無意識に動かし、そして頭上ではミラーボールが眩い光を放つ。ここはクラブでもディスコ・クラブ。電音部振りコピ部の皆さんはまずこの曲の振り付けを覚えましょう。アホほど楽しいです。

12. Haiiro no kokoro
澁谷梓希脚なっが!!キャプ翼時空から出てきたんか???
分かってはいたんですがこの人ファンサの鬼でめっちゃカメラに寄るし最前列に目線飛ばすしナチュラルボーン灰島銀華なんだよな。i☆Ris を卒業して、今一番自分がやりたいことやれてんじゃねーかなーなどと思わず後方彼氏面をかましかけたところ、ラスサビ前のアドリブで無事銀華の女になりました。

13.いただきバベル
秋奈ちゃんリアルで見たら心配するほど足細くてびっくりした。その身体から出てくるパワフルボイスで二度びっくりした。
「アタシみたく楽しくなりたきゃ飛び跳ねろ!」→いや、ジャンプ禁止なんだけど…拷問か?(2回目) なお私は天才なのでつま先を地面に設置しつつかかとを浮かす疑似ジャンプで事なきを得ました。脚攣るかと思った。
あと、このダンスだけダンサーがキャストの周りを取り巻くように踊るのが、手下従えてるみたいでよかったですね。

14. DANCE SHOWCASE: Spot AA by maeshima soshi
アザブのダンサーは気品がありますね。ダンスは全然詳しくないけど、ここらへんは振り付けの妙なんだろうなぁ。衣装を黒一色にしているのもアクターとの差別化を図りつつスタイリッシュさも出しつつでかっこよかった。
あと現地で見てるとき「なんか見たことあるなぁ…」と思ってたのですが、アーカイブ見返して既視感にやっと答えが出ました。武富士の CM です。(アラサー以下に通じるんか???)

15. twilight
なんだろうなぁ、この曲の醸し出すアーバンな感じがめちゃくちゃ好きなんだよなぁ…。うまく説明できねえ…。
深夜に電車乗りつつ空見てるとこの曲が無性に聴きたくなります。
激しく踊り狂う曲もあれば、グラスを傾けつつ音に浸る曲もあるのが電音部のいいところで、後者が一番似合うのがアザブのいいところ。
あとこれは配信では見えてなかったですが、曲終わりにハケるタイミングが遅くなった秋奈ちゃんの肩をそっと叩いて促すアズキに惚れました。

4th Wave 外神田文芸高校 (アキバエリア)

16. Mani Mani
:mograInotaku:
アーカイブ見返したら音が流れた瞬間に叫んでるオタクいて笑った。わかるよその気持ち…!!
個人的には曲の強さもさることながらダンサー陣と遜色なく踊れる天音みほさんのダンス力の高さに感銘を受けました。やっぱディアステージってすげーわ。

17. アイドル狂戦士
佐藤貴文サウンド、もはや実家。この人の曲があるからこそ、このコンテンツがバンナム発であることの意味があると言っても過言ではない。目合わせながら頭振れて最高でした。あとクラップが死ぬほど楽しかった。ラスサビ前の咲きクラとか。
そしてなにより堀越せなさんのアイドル力の高さよ。やっぱディアステージ(2回目)

18. Favorite Days
:mograKz:
kz とかいう稀代のアンセムメーカー。国はそろそろ保護したほうがいいと思います。いろんなメディアミックスコンテンツで曲作ってるけど、どのコンテンツにも親和性がある曲をかける才能はやっぱり天才のそれだと思います。
そして蔀祐佳さんの日高零奈感がすごかった。不思議とキャラが乗り移ってる感じがするんでよね。星を描く振り付けめちゃくちゃいいから次は一緒にやりたい。やっぱディアステ(3回目)

19. DANCE SHOWCASE: We Will by Shinpei Nasuno
制服モチーフの衣装、公立高校の文化祭のダンス部的なアトモスフィアがあって大変よい。アキバのテーマってやっぱり「一体感」とか「青春」とかそういうところになると思うんだけど、そういう意味で制服がバチバチにハマってて天才だと思いました。
で、ダンスはバチバチにかっこいいんだよな…。どことなく K-POP アイドルを感じさせる動きも雰囲気に合ってる。

20. Blank Paper
星野源の曲を歌謡曲と J-POP の交差点にある「イエローミュージック」だとするならば、TEMPLIME の曲はさらに EDM が交わった三叉路上の音楽だと勝手に思っています。
というのも、EDM でありながら日本人の情緒、琴線に触れるメロディーが TEMPLIME の特徴だなと感じていて、そういう意味で Blank Paper はアキバの表題曲としてガッチリハマっていると思うんですよね。アキバ発のアイドルソングにも共通点を感じる「エモさ」はまさにアキバエリアのための曲でしょう。大好きです。

Final Wave All Area

21. Misty Love
勝手にねちょねちょした百合の曲だと思って聴いてます。すみません。でも最後に指絡めて手繋いでたのはそういうことですよね!!?今後の展開に期待しています(?)
あと自分はこういう音楽を勝手に avex ミュージックと呼んでいるんですが、同じ人いませんか?いませんか…。

22. Where Is The Love
現場でやったーーーー!!って叫んでた奴がいたら私です。勝手に Misty Love との関係性を感じてニヤニヤしてる奴がいたらそれも私です。放っておいてください。

23. Hyper Bass
スピーカーからおよそ出てはいけない音が鳴っていました。音というかあれはもはや振動ですね。曲の間震度2くらいあったんじゃないかな。
アホみたいな低音とウィスパーボイスの組み合わせ、この世のどんなクスリよりもキマる。個人的には現地で一番聴けてよかった曲。
あとイヤホンの試聴するときにリファレンスにしてます。

24. In my world
本当の強さ、教えられちゃったね…。(わからされ)(毎回言ってる)
先にやってたのが Inverted ~ でこっちは来ないかと思ってたので、イントロ流れた瞬間ガッツポーズしました。純粋にエリア曲( != 個人曲)の中で一番 "強い" と思っているので、現地で拾えてほんとによかった。

25. Hand Over
いや確かにこれ全員で歌うのはわかるけどさーーーーー!!!!天才!!!!!!
先に挙げたように TEMPLIME の曲は日本人の情緒に沿ったものが多くて、Blank Paper はアキバの表題曲にふさわしいと思うんですが、Hand Over はこの瞬間「電音部 1st Season」のエンディングテーマになったと感じました。それがタイトルに『電音部第1章、完。 』と書いた理由です。
実際に見てもらえば、聴いてもらえれば、この圧倒的大団円感、そして「バトンを渡す」というキーワードを以て、確実にそう感じてもらえると思います。
電音部がアニメ化したら絶対最終回にスタッフロールの後ろで流れるよ、俺は見た。

2日目

1日目で感想を書いた曲は端折ります。

1st Wave 港白金女学院 (アザブエリア)

1. MUSIC IS MAGIC
1曲目からミラーボール回って最高。

2. Haiiro no kokoro
1日目でカメラが拾いきれなかったファンサをしっかり拾っており、スイッチャーさんのいい仕事が光る。

3. いただきバベル
拷問再び。

4. DANCE SHOWCASE: Spot AA by maeshima soshi

5. Love me harder
エリアの順番違うだけかと思ったら曲も変わっとるやんけーーー!!!
個人的にアザブで一番 chill できる曲なので好き。あとボーカルがクロスオーバーするところの美しさが随一なんだよなぁ。

2nd Wave 帝音国際学院 (シブヤエリア)

6. JUNGLE WAHHOI
星川、1日目とは異なり立川を支配する。

7. ペトリコールを渡って
雨ちょっと降ってたからペトリコール渡れた!!
なおそれを考慮して府中の秋天はモズベッロ買ったんですが来ませんでした。

8. Shining Lights
シブヤのキャスト、1日目より余裕が感じられるパフォーマンスだったのがよかった。

9. DANCE SHOWCASE: I'm alive with this town by KOTONOHOUSE

10. Let Me Know
シブヤキャストの英語力が遺憾なく発揮される英語ラップ。クレアさん大変だと思うけど頑張って…!というか星川の帰国子女設定ここでしか活きてなくね…?
星川の合いの手がいちいちかわいいのがハードな曲調の中でいいアクセントになってていい。

3rd Wave 神宮前参道學園 (ハラジュクエリア)

11. good night baby
れなぽん、同郷なので応援しています…。

12. Chick Chick love♡
そろそろ電子ドラッグとして規制されそう。

13. 電脳ロリポップ
ぱちょら見てるか、お前最高だよ。

14. DANCE SHOWCASE: Sweet Operation by ミディ

15. Hyper Bass
2日目現地の人達おめでとうございます。

4th Wave 外神田文芸高校 (アキバエリア)

16. Mani Mani
武嶋さんの生サックスで聴いてみたいなぁという贅沢な願いがある。

17. アイドル狂戦士
このバーサーカー、昨日よりキレが増している…!

18. Favorite Days
やっぱ kz に帰ってくるよ、結局。

19. DANCE SHOWCASE: We Will by Shinpei Nasuno

20. pop enemy
これは現地で聴きたかったよ…!
これはイベントでハラジュクと争ってアキバが勝ち取った曲。曲調も歌詞もハラジュクが歌っても遜色ない感じにはなってるんだけど、アキバが歌うとアキバの曲だなぁってなるんだよなぁ。不思議。キャストのパフォーマンスのおかげなんかな。

Final Wave All Area

21. 悪魔のララバイ
ハロウィンだからやると思ってたよ!多分みんなも思ってたよね!!(私はハロウィンだということに気づかず2日目のチケットを取り損ねました)
こういう文脈依存の演出はもっとやっていくべき。そうすることで複数日開催に意味が出るので。
しかしシロプスαといいこれといい、ハラジュクの KAWAII は世界を救うね…などと次の曲が来るまではそう思っていました。

22. Distortion
メロディともノイズともつかない、とんでもない音が流れてきてしばらく固まってしまった。現地も明らかに困惑してるのがわかるから面白い。Yunomi、どんだけえげつない曲を書くんですか…。
あと当日の24時にサブスク解禁するのはさすがだと思った。

23. Where Is The Love
温度差でグッピーが死ぬわ!!

24. In my world
2日連続でシブヤの強さをわからされる俺。

25. Hand Over
この曲の全員歌唱 → ラスト MC の流れが完璧だったからここだけは1日目と変えないだろうなーと思ってましたが予想通りでしたね。電音部 1st Season のエンディング(と勝手に思っている)なのでこれでいい。

全体を通しての感想

ノー MC の120分間ノンストップライブ、最高だったけどめちゃくちゃキツかった。JUNGO、人の心とかないんか?
とはいえ下手に MC 入れてオーディエンスが冷めたら最悪だし、他 IP との差別化も図れるので、これでいいと思います。

あと、これまではバトルやリミックスなど、DJ という文化にフォーカスが当たりがちでしたが、今回各エリアごとにダンサーとコレオグラファーを設定し、ショウケースのパートもあって、ダンスの文化も電音部の中にあるぞ、EDM は Electrical Dance Music の略だぞ、という強調がなされていたのがとても印象的でした。(キャストの衣装はもちろんながら、)ダンサーの服装やパフォーマンスでエリアの特徴を強調できていたし、なによりはちゃめちゃにかっこよかったので、これは今後も続けていってほしい。

それから、曲間のつなぎをかなり意識していて、結構な割合でイントロが extended ver. になっていたのもよかった。ライブの特殊イントロって確定演出だと思っていて、それで「この曲来る!」って高まれるのは楽しいので、これも続けてほしいですね。

個人的に残念だったのが1点だけあって、シブヤのキャストの演出。
ステージの背景演出が控えめで、その結果出現範囲が後方中央のディスプレイ1枚しかなかった点は、ダンサーである程度補っていて、そこは演出の妙を感じました。
ただおそらくモーションが前撮りで、最後の MC に至っては声含めて全部前撮りだったと思われ、これがすごく惜しかったなーと。観客と噛み合わなかったのでどうしても違和感がありましたね。
本当はリアルタイムトラッキングでやってほしかったなぁと思ったのですが、もしかしたらにじさんじのライブイベントと丸かぶりで、ANYCOLOR に協力を仰げなかったのも一因だったのかも?とあとから思いました。

このあたりは 2nd Live で改善されてると嬉しいです。

とまあ、元々 V の推しだったこともあり、全てがすべて満足!というわけではなかったですが、ライブとしては総じて素晴らしく、これからも電音部を推していこうという気にさせてくれるには十分に楽しい現場でした。
今度は声を出して、飛び跳ねて、踊り狂うライブが楽しめるといいですね。


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