樺沢紫苑『アウトプット大全』(サンクチュアリ出版)
どうも、はじめまして。
今日からnoteをはじめた。
2020年の2月中旬から、IT系の会社に入社した。
未経験である。IT業界はもちろん、社会人としても。
根っからの文系者であった私がなぜIT業界を選んだかと言うと、院を中退し何か自分の支えになるものが欲しかったからだ。
具体的には資格。どんどん資格をとっていって成長したい。誇れる自分を取り戻したいというのが目的だ。
しかしながら、およそ理系科目のITは私には正直難しい。初級の資格の計算問題でつまづく日々だ。
さらに課題は多く、そもそもタイピングが遅い。
そこでタイピングを早くしたいために、noteをはじめた。内容としては読んだ本や見た映画などについて畫くつもりだ。
昔から読書ノートを取ったりしてきたし、なんならブログもやったことがある。でもイマイチ続かなかった。
そこでもう少し効率的にアウトプットをできないものかと手に取ったのが、標題にある樺沢紫苑の『アウトプット大全』だ。
この本ではアウトプットの仕方や効果について80の項目を挙げて書いている。正直どういう方法で取ったのかわからないまゆつばなデータを科学的として取り上げているものも多いし、「笑う」や「泣く」のようにほぼ精神論みたいなものもある。(ポジティブになろう! みたいな内容にははたはた辟易してしまう私のような斜に構えた人間こそ実践すべきだとは思うが)。
もちろん得るべきものもあった。例えば、
「本を読むときに書きこむことは、インプットをアウトプットに変える簡単な方法」というものだ。もともと本には書きこむ派だが、この言い回しは目からうろこだった。
そして肝心のアウトプット法に関して、有用と思えたものは「人に話す」「説明する」「日記」をつけるくらいか。
(書いてみて思ったがあまりにもインプットが浅いようない気もする。この気付きを得たことも大事だろう。次からはまとめることを意識してインプットしよう)。
とくに読書ノートについては、見開き一ページにまとめることと、読む前にその本から何を得たいかをノートに書く、というのは勉強になった。
さらに、ビフォー(読む前の自分)+気づき+TODOの三構成で感想文を書くというのは使えそうだ。
しかし、実用書や新書ならまだしも、小説の場合はどうか。小説に関しては胸に風穴を開けられるような、むしろ何かを失うような経験だってあろう。
必ずしも小説から何かを得ようとするのには懐疑的である。
総評として、自己啓発本が苦手な私としては3割くらいしかこの本から得られなかったように思う。
肝心なのはこれからだろう。どんどんアウトプットしていきたいと思う。
また文章上達法として著者が挙げていた、
山口拓郎『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける87の方法』
樺沢紫苑『ソーシャルメディア文章法』
なども読んでみたいと思う。また、著書があげていたわけではないが、
奥野宣之『読書は一冊のノートにまとめなさい』
もこれから読書ノートをつけていくにあたって勉強になりそうだ。
さて、著者はアウトプットをするにあたって、先に構成を考えて置くことと、時間を定めて畫くことが継続のコツだと述べていた。
構成に関しては、ざっくりとしか決めてなかった。これは反省したいと思う。
時間も15分と考えていたが、30分はかかってしまった。だが構成をしっかり練ってタッチタイピングをマスターすればどんどん早くなるだろう。
それと著書や将来的なことも考えて、WorPressなどの自分で広告を貼れる媒体の方が良いとも書いていた。とりあえず流行りにのって、noteを始めてみたがもしかしたら変更になるかもしれない。
こんなところで初回は終わろうと思う。明日はITパスポートの試験と映画を4本も見に行く。気に入った1本くらいはアウトプットしたいものだ。