アンコール遺跡群 ⑧ ガジュマルの根の間から顔を出す、神秘的なデバター像
<旅行記(2011年ベトナム&カンボジア)no,32>
タ・プローム寺院内を覆い尽くすように根を張るスポアン(ガジュマル)の生命力には、度肝を抜かれてばかり。
その迫力に圧倒され、どこを見たら良いのか分からずに、キョロキョロしてしいいると、同行していた現地ガイドさんが、流暢な日本語で、ひとつずつ、説明をしてくれました。
その中でも、神秘的で、驚いたのが、こちらです。
樹の根の間から、なにか見えています。
拡大してみると、微笑んでいるデバター像が、こちらを見ています。
デバター像の顔の部分だけ、ガジュマルの根が曲がって伸び、デバターの微笑みを見ることができるのです。
とても神秘的、不思議な感覚になりました。
こちらは、ガジュマルの根が蛇のように張っています。
左下に、垂れる「蛇の頭」、そこから、ぐぐぐっと伸びて、中央に「蛇の尾」。
「そんなふうに、見えるでしょ」と、ガイドさん。
もうひとつ、こちらの細かい彫刻が施された台座も、教えてくれました。
400年以上も、放置され手付かずだったタ・プローム寺院の中でも、とても保存状態が良い彫刻のひとつだそうです。
「一番下の彫刻は、アンパンマンが並んでるみたいでしょ」と、ガイドさん。
確かに、今にも「アンパーンチ!」しそうです。
これ、日本人向けの「持ちネタ」だそうですよ。
ひとつひとつ、日本語で丁寧に説明して、案内して下さるガイドさん。
本当に、有難かったです。
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