バーサーカー(2004)
バーサーカー(2004)
原題:SKINNED DEEP
製作国:アメリカ/上映時間:98分
監督 ガブリエル・バータロス
脚本 ガブリエル・バータロス
出演者 ジェイ・ダグリー
アーロン・シムズ
カート・カーリー
ワーウィック・デイヴィス
ゲテモノ度:95
※ネタバレ注意!
◎狂気のあらすじ
『パンクした車を修理するため、助けを探す一家4人。ようやく見つけた民家の老婆に招かれ入ってみると、そこには、異形の人間たちが待ち受けていた!殺人鬼の腕、人食いの胃袋など極悪パーツで造られた殺人マシーンが殺戮を繰り返すスプラッターホラー!』
凄いぞ!王道殺人鬼ホラーに改造人間というSF要素まで加わっているという面白さが保証されている…
これはワクワクが止まらない!!
◎愉快な改造人間一家
長男サージョン
次男プレート
三男ブレイン
こいつらにマジキチババアも加わり通りかかった旅行者を襲いまくる!
◎能天気バカ一家
偶然通りかかった4人家族が殺人鬼ババアに招かれ屋敷でご馳走になる序盤の展開
すっげー能天気な一家
ゲロマズそうな料理出されても美味そうに喰うオヤジ…記念撮影するオカン…家になぜか置いてあったスーファミで遊ぼうとする息子…
ダメだ…このバカ共…
しかし娘だけは不快感を示して「菜食主義だから肉は食べない」と言い拒否
その後案の定、殺人鬼が襲いかかり両親は瞬殺!慌てて弟を連れて逃げるお姉ちゃん…
しかしサージョンの襲撃に遭い
縦真っ二つにされる弟!!!😱
パカッ!!
◎フルチン疾走!脳みそ野郎の巻
一体どこの世界に需要があるのか…
クソデカ脳みそ男のブレインに気に入られた娘は生かされてペットにされる
ブレインはどうやら娘に気があるようで…
普通にバイクで連れて公園へデートに行く😅
もうわけがわからん…
というか娘、逃げないのかよ!
その辺に普通に人がいるのに!!!(笑)
そしてブレインは夢を語る
「いつか大都会へ出て全裸で走り回るんだ!」
彼の脳内映像が始まる
フルチンで走ってる!!
街の中!人混みに紛れてクソデカい脳みそ付けて全裸で爆走してるよ!!
あの…もう…私の小さい脳じゃついていけない…
しかし映画はさらなるとんでもない展開へ!
◎Z級マッドマックス
娘を家族の一員にするための儀式に出かける改造人間ブラザーズ
娘を鎖でボンネットに縛り付け、道路を逆走してぶっ飛ばす兄弟
そして通りかかった車に襲撃!!
ヒャッハー!!!
背後から皿を弾丸のように投げるプレートさん
ブレイン、ヒューマンガス様みたい…
一般人を惨殺した後、一人生き残った男の前に娘を連れてきて
娘に男を無理矢理殺させる改造人間たち!
殺人を犯した娘は正式にマジキチ家族の仲間入りを果たしてしまう!
◎最強の通りすがりジジイ
実は序盤、通りすがった老人バイカーの一味の男が改造人間に殺され行方不明となっていた
怪しんだリーダーと一味が改造人間家に殴り込みにくる!
しかしババアの仕組んだマイクロ爆弾で次々と爆殺され始末されるバイカー…
(おそるべし!爆弾魔ババア!!)
その光景を見た下っ端的存在のジジイがブチギレて覚醒する!!
ジジイ『貴様らに今日生きる資格はねぇ!!!』
しかしなお、逃げながらジジイを煽りまくる改造人間!
改造人間のプレートは皿を投げジジイに応戦!!
プレート「やーい!老いぼれ早くくたばっちまえ!!」
しかしジジイのボルテージは臨界点突破!!
ジジイ「この若造!血祭りにしてくれるわ!!」
ジジイはなんと…
改造人間プレートの頭を…
素手で引きちぎる!!
その後首から流れ出る改造人間の生き血を浴び…
グビグビグビグビ…
プハーッ!!
ワシはまだまだやれるぞぉぉぉぉぉ!!
この映画のタイトル『バーサーカー』
狂戦士という意味だが…
実はこのジジイのことを指していたのであった!
その後、生き残った相方のお婆さんと一緒にロマンスを醸し出す雰囲気でその場を去っていく…
…え、ヒロインの娘と出会わないの?ラスボスとの闘いは?
ジジイは突然現れ突然去っていく…いわば
『外伝主人公ポジション』だったのだ!
まぁ、つまりこのジジイの一連騒動はほぼ物語の筋と関係ないので…
忘れてかまいません!😂
何だそれは…
◎脳みそからサイコロ
何とヒロインの娘も
バーサーカー(狂戦士)になります!
イカれた儀式でついに堪忍袋の緒が切れ…
あの優しいブレインの脳みそを素手でえぐり取るヒロイン!!
もうやだ…この世界…
悪趣味の塊のようなシーン
しかも脳みそからアルファベットのサイコロが出てきて『LOVE』と表記される超常現象が起きる!
それを踏み潰す娘…
アルファベットが『HATE』に変わっていてビビった!
マジ狂ってる…
◎股間の中にダイナマイト
ついに人造人間の創造主のいる深層部へ辿り着く娘
そこにいた爆弾魔ババアをブチ殺して
創造主との対面!
首のないボディビルダーのようなヤツ
彼こそが人造人間の創造主でありラスボスだった!
シュールすぎ…😅
彼は娘に説得するが、失敗し…彼女は大暴れして周りの発明品の機械を破壊し始める!
(バーサーカーは怖いなぁ…)
ちょうどいいタイミングで長男サージョン出現!
娘と一騎打ちになるが、ボディビルダーから飛び出した創造主の本体?を無理矢理サージョンに食わせ、ビビってる隙に押し飛ばす!偶然そこは彼女がさっき壊した機械の場所で感電して倒れるサージョン…
無理矢理創造主を口にねじ込む娘!
全員ゴリ押しでブッ倒した娘は創造主が居座っていたボディビルダーの場所へ行き…
ボディビルダーのふんどしの中の股間に常備してあったダイナマイトを使って家を爆破!!
ラッキー!股間にダイナマイト見っけ!
なぜ股間にダイナマイトがあったんだろう?
なぜ股間にダイナマイトがあることを初対面の娘が知っていたんだろう?
知るかバカヤロー!!
◎悲鳴こそが最高のBGM
生きていたサージョンは最後の力を振り絞って娘に襲いかかる!
娘はバイクでひき殺そうと思うが、娘の死んだ家族が唐突に脳内に出現し
『殺せばあなたも同罪になる』
…という他人事のような戯言を半笑いでぬかすオカン!
勿論バーサーカーのヒロインは…
『知るかバカヤロー!』
とサージョンをバイクでブチ殺して去る
その後、交番へ駆け込み救助を求める娘
しかし…その交番の保安官も…
改造人間一家とグルだった!!
ギャアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!
叫び続けるヒロインがフェードアウトしていき…
そのままスタッフロールへ…
スタッフロール中もヒロインの悲鳴がずーっと続くという斬新なエンディング曲!!
いや…本当とんでもなかった
多分一回見たら一生忘れることはない衝撃的Z級映画!!
◎ガブリエル・バータロスという狂人
こんなマジキチ映画を撮った監督ガブリエル・バータロスって人何者なんだろ?と思い調べたら、元々特殊効果担当の方だったらしい…
代表作は…
フロムビヨンド、デッドリースポーン、ゴジラ(1998)、ダークマン、バスケットケース2、…
などというメジャー系からゲテモノ系まで幅広く活躍されておられていた!
普通にめちゃくちゃ偉大な方だった!
私は特にフロムビヨンドとダークマンが好き
ちなみに初監督はこのバーサーカー!
狂戦士ジジイとツーショット
微笑ましい…(笑)
そして…なんと
去年、2019年に第2作目
『セイント・バーナード』
という映画を完成させたそうな!
画像を見る限りこっちもバーサーカーと同じくホラーコメディ寄りの映画になってそう😅
これは超必見だ!!
さらに2作目には本作バーサーカーで
狂戦士ジジイに素手で首をもがれた改造人間プレートを演じた小人役者ワーウィック・デイヴィス氏も参加しておられる!
この方本当に小人症なのだが、そんなの関係ない…
マジの大名優なのだ!このバーサーカーでもぶっちぎり一番の知名度を誇る大物俳優だ!
本作見た人なら分かるけど、爆走する車の荷台から的確に標的へ皿投げを披露したりアクロバットな演技力がマジで凄い俳優!
これは超期待だ!!
本作に匹敵する小細工ナシの超ゲテモノZ級映画を期待できること間違いナシ!!!
あと個人的欲求だが、この監督に一度サメ映画を撮ってもらいたい(笑)
今回はこれにて閉幕…🦈
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