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【SVシーズン22_最終109位/レート2101】五匹の住民と成金ハニワくん


はじめに

はじめまして。フルクトースというものです。

この度、SVシングルランクマッチで大台ともいわれるレート2100を初めて
達成することができたため、この記事を書かさせていただきました。

初めて書く記事なのでわかりにくい点等があるとは思いますが、お時間がよろしければ読んでいってください。

私のポケモン対戦におけるスタイル

私は受け構築を使うことが得意ではないため今回は考えない方向でいきます。

私が最も危惧することは、ただ決まった攻めの動きを押し付け合い、
試合にプレイングが介入せずに負けてしまうことです。
これを避けるために「攻めのルートを固定化する構築(※)」よりも、「構築単位で柔軟にサイクルを回せる構築」を作ることを意識しています。

(※)ステロ撒き+飛行テラスカイリューや対面ポケモン三体選出など

構築経緯

シーズン終了三日前までは別の構築を使っており、なかなか安定せず
レート1800から1900付近を彷徨っていましたが、終盤に近づくにつれ、アローラキュウコン(以下Aキュウコン)の増加が見られました。
実際に対戦した何某様の Aキュウコン原種ガチグマに感銘を受け、真似させていただきました。

この二匹の組み合わせを使っていく中で分かった以下の3つの課題

1.Aキュウコンをサイクルの一部として対戦プランを組むことで大戦全体、特に終盤の詰めの安定化を図る。
2.原種ガチグマの火炎玉が発動するまでのラグの緩和化。
3.この二匹の障害となるポケモンの対策。
 (竜舞カイリュー、ブリジュラス、サーフゴー、マスカーニャ、アシレーヌ、オオニューラ、Aキュウコン)

これらに沿って他4匹のポケモンを選びました。(以下決まった順)

個体紹介

原種ガチグマ:火炎玉

ノーマルテラス 特性:根性 性格:陽気
 地震 空元気 草分け 剣舞
207(12)‐189(228)‐126(4)‐×‐102(12)‐112(252)
調整意図
S:最速 S+1で最速100族抜き S+2で最速スカーフサーフゴー抜き
HB:火傷ダメージ一回込み、A204カイリュー+1スケショ五発86%耐え
HD:火傷ダメージ一回込み、C185サーフゴー、鋼テラスゴルラ確定耐え
A:あまり テラス根性空元気でH220暁ガチグマ81%で一撃

本構築のコンセプトであり、火力担当。

強かった点
素早さが全体的に下がったこの環境では草分け一回でも全抜き体制が整います。
対受け構築も含めグライオン自体にめっぽう強い点がこのポケモンの一番の強みかもしれません。(ただし、身代わりに草分けを打つ際は剣舞を一回積んでからにしましょう。)

弱かった点
上で挙げた課題の2.3が弱みのほとんどです。早いポケモンではないため二匹目以降の相手をするのが難しかったり、メインウエポンの二つともに無効タイプがあるため、不意の無効テラスやサーフゴーやマスカーニャのこだわりトリックによって詰められてしまうとこがネックでした。

(最終日にスカーフアシレーヌにあたり、泡沫のアリアで火傷が治って一瞬急激なパワーダウンをするアクシデントもありましたが、極めて稀な例外として割り切りました。)

Aキュウコン:光の粘土

水テラス 特性:雪降らし 性格:臆病
 吹雪 ムーンフォース オーロラベール アンコール
H179(244)‐×‐98(20)‐101‐120‐176(244)
調整意図
H:ステロ意識で4n‐1
S:準速マスカーニャ抜き、ミラーでアンコールのタイミングを計りやすくするため
B:雪によるB上昇の恩恵を受けやすいように余りを全て

本構築の優秀なサポート要員。
テラスタイプは同じく鋼を半減できるタイプの中で選択ではありましたが、
後述する風船サーフゴー以外地面が一貫しているため、地面に弱点を突かれない点を評価し、水にしました。

強かった点
カイリューやガブリアスなどに対してタイプ上での圧力をかけられるため、テラスを強要させて終盤のテラス択に怯える必要がなくなりました。
また、環境での素早さが高い部類であるため、試合終盤での二度目の壁を展開したり、アンコールによる詰めができる点が良かったです。
対雨構築でAキュウコンを残しつつ先にニョロトノまたはペリッパーを倒してしまえば対処が簡単でした。

弱かった点
サポート要員であることや、雪によるB上昇の恩恵が受けられなくなるため、試合終盤の詰め以外で極力このポケモンにテラスタルを切りたくないので、サーフゴーやブリジュラスに対面してしまった際の対応に苦しみました。
また、上から攻撃されてしまう対オオニューラや壁の時間を稼がれてしまう対アシレーヌのことも考えて選出を組む必要がありました。

ガブリアス:いかさまダイス

電気テラス 特性:鮫肌 性格:陽気
 スケイルショット 地震 テラバースト 剣舞
183‐182(252)‐116(4)‐×‐105‐169(252)
調整意図
特に考えずに最速AS252 余りB

原種ガチグマが選出しづらい時の代わりのアタッカー。
原種ガチグマは上から攻撃されることが多く、壁下でも二匹以上を相手にすることが難しいことがあったため、代わりとなるポケモンとして選びました。
テラスタイプは対アーマーガァやヘイラッシャに負荷をかけて、テラスを強要できる電気にしました。

強かった点
主に対サーフゴーやオオニューラに薄くなりそうなときに代打として選出しました。
原種ガチグマに比べて被弾数が少なく、安定した強さがありました。

弱かった点
テラスを残しているカイリュー対面においてどの技を打つのかで一気にどちら側にも試合が傾き得ました。
また、このポケモンよりも早く、弱点を突いてくるポケモン、特にマスカーニャに対してはテラスを切ってもほとんど勝てませんでした。
(トリプルアクセルを打たれなくてもダイスを叩かれてしまうだけで苦しかったです。)

そして、ガチグマと共通の弱みとして持久力ブリジュラスへ対応する能力を持たないことが最大の弱点でした。

サーフゴー:風船

鋼テラス 特性:黄金の体 性格:臆病
 ゴールドラッシュ シャドーボール トリック 身代わり
 165(20)‐×‐115‐183(236)‐111‐149(252)
調整意図
H:身代わりを4回張れるように
S:最速
C:余り

本構築の自慢ポイント①。
個人的この型で最速にする事が重要であると考えています。
選出されるほとんどのコノヨザルやセグレイブを抜いていて、起点にできました。
スカーフ以外のサーフゴーには先制でき、スカーフサーフゴーには原種ガチグマをあと投げして相手のサイクルに風穴を開けられました。


強かった点
船風
を持たせたことによって暁ガチグマ、カイリューや単体のグライオンに、身代わりを覚えさせたことにより持久力ブリジュラスやママンボウ+グライオンなどに強く出すことができ、幅広く選出することができた万能ポケモンでした。
Aキュウコンのアンコールやオーロラベールとも相性がよく、一度悪巧みを積んだ時の破壊力も高かったです。
そして、前述の3匹での攻略が難しい持久力ブリジュラスに専ら強く、そこを起点に一気に崩すことができた試合が多かったです。

C+2テラスゴールドラッシュがH252振りチョッキアシレーヌを87%で一撃

弱かった点
風船を見捨てるタイミングの判断が難しく、見誤るとカイリューやガブリアスに崩されやすくなってしまうことです。
(一方、風船が消費アイテムである副次効果として叩き落とすに少し強くなれたりしました。)
また、S種族値が高いわけでもないため、対面駒としては少し打ち負けやすかったりします。

ハッサム:オボンのみ

飛行テラス 特性:テクニシャン 性格:勇敢
 バレットパンチ 蜻蛉返り 叩き落とす ダブルウィング
177(252)‐165‐141(164)‐×‐112(92)‐⇩69(個体値14)
調整意図
S:カバルドンより早く、暁ガチグマ未満
HBD:C157イエッサンのフィールド込みワイドフォース
    +A200オオニューラのインファイトを88%耐え
HD:C195アシレーヌの泡沫のアリアをオボンのみ込みで確定2回耐え
A:実数値の合計が一番高くなるように
  H217B100コノヨザルに対してテラス無しダブルウィング+バレットパ
  ンチで92%で一撃

本構築の自慢ポイント②。
このポケモンの有無でこの構築の勝率が格段に違うと思います。
このポケモンを採用してからほとんどの対戦で初手投げしていました。

強かった点
不意の炎テラバースト以外では確実に次に繋げる動きをができ、サーフゴーの積みの隙や原種ガチグマの火炎玉を発動させるチャンスをつくることができます。
本構築で唯一マスカーニャに強いポケモンです。
また、対サイコフィールド構築に対してとても圧をかけられる点も本構築にとってかなり大きいです。

弱かった点
耐久に余裕があるわけではないため、ステルスロックを撒かれた際や、サイクル戦が長引くと役割がこなせなくなってしまいました。
また、このポケモン自体には突発力がないため、並み以上の耐久を持ちつつ積み技を搭載しているポケモンに対して判断を見誤ると起点にされてしまいます。
不意の炎テラバーストには悉く無力でした。

コノヨザル:電気玉

水テラス 特性:やる気 性格:陽気
 命がけ 憤怒の拳 ステルスロック 投げつける
H217(252)‐135‐103(20)‐×‐110‐154(236)
調整意図
H:命がけで最大ダメージを与えるためにMAX
S:最速セグレイブ抜き
B:A204カイリューのスケイルショットの乱数が一つ繰り上がるように余り
  を全て

要検討枠。
初手投げのポケモンに正解が見えない時に選出してました。
全試合通してあまり選出できませんでした。

強かった点
壁+原種ガチグマの試合プランを取るときに、初手で刺し違えることで原種ガチグマへの負担を減らすことに貢献してました。
また、相手の構築にサザンドラがいる際にステルスロックを撒くことで、サザンドラのテラス前後に一回ずつ踏ませることでテラス空元気がちょうど
一撃で倒すことができます。

弱かった点
本構築がサーフゴーやマスカーニャに対して強くないため、選出しづらかったです。
(マスカーニャと対面してしまうと先に電気玉を叩かれてしまい、玉を空振ってしまいます。)

選出パターン/個別の対象ルート

壁構築であるとあまり考えずに、柔軟に対応することを意識するようにしてました。


相手の構築に
 ブリジュラスがいる時はサーフゴーを (必須)
 マスカーニャがいる時はハッサムを (必須)
 オオニューラがいる時はガブリアスを (必須)
 ペリッパー+イダイトウがいる時はAキュウコンを (必須)

 サーフゴーがいない時はAキュウコンを (検討)
 サザンドラがいる時はコノヨザルを (検討)
 主に素早さ種族値100族以上が少ないときは原種ガチグマを(検討)

初手 ハッサム対カイリュー
叩き落とす(マルチスケイル潰し+型判断)
→蜻蛉返り
→サーフゴー出し
・ASカイリューであればテラス無しゴールドラッシュ80%で一撃
・龍舞+羽休めを搭載しているのであれば風船サーフゴーに迅速な対処できない事が多いため、起点にする

対ヘイラッシャ入り構築
ガブリアスで電気テラバースト
→次のターンからヘイラッシャにテラスを切って受ける
→サーフゴーのゴールドラッシュが通る

最後に

今回はシーズン終盤の運がよかったこともあり、なんとか自分の目標を達成することができました。
しかし、最終日の深夜1時頃に2100に乗せてから負けることに怖気づいてしまい、それ以上一戦も対戦することができませんでした。
次に結果を求めて挑戦する際はもっと積極的に取り組もうと思います。

いつも記事や動画などで勉強させて頂いてる方々とも対戦することができましたが、自分の未熟さと皆様への尊敬を再確認できました。
今後もさらなる高みを目指して日々精進します。

シーズンを通して対戦した皆様、対戦ありがとうございました。

フルクトース(@TamamusiU_stu) / X


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