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TOKYO8X10 展覧会2021 江東文化センター2F展示ロビー7月10日~15日(12日休み)11時から19時(最終日17時)

東京8X10組合連合会 

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8X10連合会を主催する谷雄二氏、亡くなったお兄さんが、講談社の役員だった縁で15年以上前に知り合った。
門前仲町の眼鏡店、時計店の経営者でそのころからじゃないかな写真に打ち込みだしたのが、いつしか8X10倶楽部を運営始めた。もう10数年前の話だ。たびたびいろんな無理なお願いごとをしたりしていたけれど、急に8X10で撮りたくなった。自分の銀塩時代の写真を整理していて、あんがい8X10が多いことに気づいたからだ。
ほとんどは8X10のポラロイドフィルムを使うことが多かったが、フィルムの8X10で撮った写真もある。アサヒカメラ1992年の9月号の表紙が8x10ポジだ。

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そんなわけで2021年の写真展に初めて参加することになった。その時、七咲友梨と、狩野萌、登万里子の3人に使い方を教えるので、参加するように伝えた。使い方のレクチャーを何回かして、若い二人は僕の撮影の時に助手をしてもらった。七咲もレクチャーし、東京での撮影を手伝ったが、展示されている作品はどうやら島根の実家で撮ったよう。
僕の写真はフィルムはイルフォートドのモノクロだ。それを五味君の持っている超高性能のスキャナーでデータ化している。8X10ともなるとガラスではさまないとフラットならないが、通常のスキャナーだとニュートンリングがでてしまう。その点五味君のスキャナーは、アンチニュートンリングなので安心してスキャンできる。
そのデータををPHOTOSHOP 2021から搭載された、ニューラルフィルターでカラー化している。会場に展示したのは、エプサイト、プライベートラボで1620X2000mmおnサイズにプリントしている。圧巻だ。カラーフィルムとも人口着色とも違う、新しいカラーの見せ方だと思う。
普通サイズなら問題ならないが、このぐらい大きく伸ばすと、僕には、あいけねえ、なんてところもあるが、多分わからないだろう、もっと気を入れれば完璧だと思う。モノクロのカラー化は、昔の写真の再現ではなく、現代の写真としても新しい可能性を感じた。色彩は、バーチャルだ。どんふうにでもなる。新しい写真の色が見つかると面白いね。

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1920X九十九里

僕は、8x10で撮るとき、あまり表情は気にしていない。乱暴な撮り方でよいと思ってる。それより「撮った」という気分が写るのが最高。

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