Ryanguru式Aim理論のすゝめ ~理論編~

 こんにちは。UTeS所属亜蘭です。
今回の記事では、FPSを上手くなりたいと思っている人向けに、話題のRyanguru式Aim理論(以下Aim理論とする)について書こうと思います。
この記事では、Aim理論について下の動画から得られる情報から帰納的に導かれるAim理論の仕組み、そして利点についての考察を行います。
この記事を読み、理論体系を習得したのちに別記事実践編で、練習方法を学び練習していただくのがよいと思います。

注意
この記事はあくまでもAim理論についての考察記事であり、必ずしも正しいとは言えません。
必ず自ら元の動画を視聴していただき、納得ができれば吸収してください。

1.Aim理論の本質って何?

 第一段階として、Ryanguru氏の発言からAim理論がどんな立ち位置にあるかを把握しましょう。
本人曰くAim力は以下の3段階に分かれているそうです。(エイムが良くなる為にセンサーとシンクロさせる考え方を解説します!(w/Ryanguru),KH/Killing9Hit より)

  1.  自分の体を自分の意志通りに動かすことができる段階

  2.  動作に関係なくセンサーに基づいてのみ反応出来る状態になる段階

  3.  クロスヘアと自分の視線がシンクロする段階

この3つを達成するための方法論として、Aim理論が存在するということがわかります。
あくまで、この3つは目標になるわけです。
Aim理論は、フィジカルスポーツにおけるフォームにあたるものといえるでしょうか。

 動画でも言われていることとして、Aim理論を身に着けるだけで簡単にAim力が向上するわけではないし、むしろ下がることさえあるというものがあります。
これは当たり前のことで、どれだけマウスの動かし方を鍛えてもAimトいう複合的な動作ができるようになるわけではないからです。
なので、短期的な結果を出したい人にはAim理論の習得はお勧めできません。

まとめ

 Aim理論は、マウス操作を最適にする方法論で、フィジカルスポーツのフォームにあたる。
Aim理論の習得による短期的な効果は見込めない。

2.Aim理論って何?

 前章でAim理論の外堀を埋めたところで、この章ではAim理論の中身について書きます。

 先に結論を提示します。
Aim理論で最も大切なのは、「腕の関節に固定する部位を作ることなく、」「マウスの動きに対して」「腕全体をコーディネーションすること」です。
これだけ言われても、全体像をつかめる人はいないので、一つずつ解説します。
その前にまず、運動制限という私独自の概念を導入したいと思います。
運動制限とは、人間の体の構造であったり、その時の体の条件により「意思に反して」できない動きが発生すること、またその動きのことを指します。
例えば、手首より上の部分を固定して、右手の人差し指をなるべく右のほうに動かしてください。
手の大きさにもよりますが、どれだけ動かそうとしても10cmも動かせないのではないでしょうか。
このようなものを運動制限と呼んでいきます。

腕の関節に固定する部位を作らない

 「腕の関節に固定する部位を作ることなく、」は動画でも繰り返し強調されていることで、理解できる方も多いのではないかと思います。
これは本当にそのままの意味で、意味のない運動制限を作らないことが目的です。
動かすことのできる関節が多ければ多いほど、運動制限のかからない範囲が広くそして細かくなります。

マウスの動きを基準にする

 「マウスの動きに対して」は動画で一番強調されているといっても過言ではないセンサー基準についての話しです。
この説明に関しては、かなり個人の解釈がはいっているため、「センサーを基準にして」と読み替えて、読み飛ばしていただいてもかまいません。
ここで重要なのは、視点移動をするときには「腕の動かし方より先にマウスの動きが決まる」ということです。
ここではあえて、FPSではなく一般のマウス操作を考えたいのですが(説明の簡略化のため)、カーソルとマウスセンサーの動きが完全対応する様にマウスを動かすということです。FPSでは、クロスヘアとセンサーの動きが対応するようマウスを動かしましょう。
参考動画として、以下のものを挙げておきます。
以下の動画では、やや大げさにカーソルの動きからマウスの動きを決めています。

イメージとしては、液タブの要領でマウス操作を行うということです。
あくまで、ここで決めるのはマウス自体の動きであり、手とは全く関係ないということに注意してください。
より深いイメージの話をすると、マウス操作においてはマウスの位置は相対位置でとらえるものです。
もちろん、ホームポジションに戻すことは大切ですが、固定をなくして、運動制限がない場合では、ホームポジションとそれ以外の場所での差異はかなり小さく、普通に操作ができるはずです。

「腕全体をコーディネーションすること」

 これに関してはあまり説明するのが難しいので、練習によって習得していただきたいのですが、マウスを動かす操作を腕全体を使って行うということです。
注意するべきなのは、腕全体に力を入れるのではなく脱力感を持って行うことが大切なのですが、脱力の感覚ともまた少し違うということです。
大切なのは脱力感から得られる、運動制限のない状態から自然にマウスを動かすことです。
何か目的を持たずにマウスを縦横無尽に動かすと少し感覚が理解できると思います。
この時、なるべく楽な方法で自然にできる動き方をするのがコツです。

 2つ目と3つ目に関しては、マウス操作の意識の大部分を前者に向けるとよいです。
かなり雑ではありますが、説明は以上になります。

 今回の記事はこれで終わりになります。
今後加筆修正も行う予定ですので、一度読んでしまった人も読みかえしてくれると幸いです。
何かご意見、質問等ありましたら、コメントをください。
ご愛読の程、ありがとうございます。



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