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積極的な後輩に好きにさせられる。

△△:〇〇に聞きたい事があるんだけどさ...

〇〇:うん。どうした?

△△:いっつも〇〇のところに来るあの子って〇〇の彼女なの?

〇〇:えっ!?な訳ないだろ...?


俺は毎日とある後輩の子に狙われている。(?)

名前は一ノ瀬美空。

学校で知らない人はいないのでは?というほど男子にモテる。所謂学校のマドンナ。

俺のクラスにも一ノ瀬ちゃんの事が好き!!って言ってる奴がいるのだが...


正直俺はそこまで興味がない。

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□□:お前いっつも羨ましいぞ!!美空ちゃんにあんなに構ってもらえて...!!  

□□:俺はあんなにも美空ちゃんに積極的にアピールもしてれば、誰よりも優しく接してるつもりなのに...。

□□:ああー!!お前が憎くて羨ましい!!

□□:なあ!!教えてくれよ何でお前にあんなに美空ちゃんは積極的に接してくるんだ...!?

〇〇:いや...俺は別に構って欲しいって願望はないしな...笑

〇〇:俺は別に一ノ瀬ちゃんに興味はないんだよ...。


そんな事を友達と話していると...


?:じゃあ私が〇〇さんに興味持ってもらえるようにすればいいんですよね!?

□□:美空ちゃん!!

□□:〇〇は美空ちゃんに興味がないみたいなんだ!!

□□:だから俺と...

美空:いつも□□さんは私に構ってきてくれますけど...


美空:私は□□さんに興味ないですよ♡

□□:うっ...うう...泣


〇〇:まあ...正直今一ノ瀬ちゃんに興味を持つ気がしないんだよね...笑

美空:(ムッ💢絶対に興味持たせて見せるんだから...!

美空:まあその方が俄然やる気出るんで...!


美空:楽しみにしててくださいね♡


そう言い残すと颯爽と教室を去っていった...

〜〜
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□□:うう...あんなに簡単にかつ、強烈な一言で玉砕させられるだなんて...

〇〇:まぁ...お前元気出せって...。

□□:お前はずっと友達だけど、この件に関しては許さん...!!

〇〇:おいちょっと待てって!!俺は悪くない!

□□:お前が美空ちゃんに好かれてるのが悪い!!しかもお前って美空ちゃんからだけじゃないじゃん。モテてるの。

□□:実際他の人からもモテてるんだろ?

〇〇:ま...まあな...。

〇〇:でも...今は恋愛のことに興味は毛頭ないんだよ...。

□□:まあ、お前の事を許すことはないけど色々頑張れよ...。


?:(絶対に私の事を好きにさせてみせる...!□□さんは...ごめんね...?笑


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次の日....

午前中のつまらない授業の連続を乗り越え、昼食の時間...

〇〇:よーし!!購買で昼飯買ってくるか...!


購買に向かおうとすると...

〇〇:あの...通せん坊しないでくれる...?

美空:今日は〇〇さん購買でお弁当買わないでいいですよ?♡

〇〇:えっ...!?

美空:何故なら...

美空:作ってきたんです!!

〇〇:えっ...?俺の為にって事...?

美空:はいっ!!

〇〇:(俺の為に...?作ってきてくれたなんて優しいな//って何考えてんだ俺。

〇〇:でも...何かいただくの申し訳ないよ...。

美空:食べてくれないんですか...?

〇〇:じゃあいただくよ...。

〇〇:(正直食べてみたい自分がいる...。今までもこういった事があったのに...何でだろう。

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〜〜

屋上...

美空:どうですか...?

〇〇:(圧すげえな...笑

美空:(これで美味しくないとか言われたらどうしよう...

〇〇:うんっ!うまいっ!!

美空:美味しいですか!!良かった!!

〇〇:うん!!これから毎日作ってきて欲しいぐらいだよ!!

〇〇:何か好きな人とこうやって毎日頑張って作ってきてくれたお弁当を2人で食べるのもいいんだろうね...。

美空:えっ!?好きな人?

〇〇:あっ...!💦で...できたらの話ね...💦

〇〇:(あぶねえ...。少しずつ気になり始めてるなんて口が裂けても言えねえよ...。


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放課後...

図書館で少し勉強をしていくことに...。

〇〇:はぁ...少し勉強してくか....。

〇〇:この単元は去年したところの内容も含むからしっかり復習もしとかないとな...。


最初のうちは順調に復習が進むものの...


〇〇:やべぇ...復習を怠ってた分、結構忘れてるな...。

〇〇:一からまたやり直さねえと...

そんな事を思っていると...

美空:ようやく見つけた...!!!

〇〇:えっ...一ノ瀬ちゃん?

美空:〇〇さんをずっと探してたんです...!!

〇〇:それは分かったんだけどさ...

〇〇:ここ図書館だから...声のボリュームは下げようね...?笑

美空:あっ...はいっ...。

〜〜
〜〜

〇〇:で?何で俺のこと探してたの?

美空:それは〇〇さんの事が好きだからですよ...!!

〇〇:えっ!?///

〇〇:(やべっ...好きって言われて少し嬉しい自分がいる...

美空:(〇〇さんもしかして照れてる...?笑

美空:〇〇さん勉強してたんですね...?

美空:(ここで優しさを見せつければ...更に〇〇さんの興味を私に...!

美空:教えてあげましょうか...?

〇〇:えっ!?いいの?

美空:はいっ!!


〜〜
〜〜

一通り解き方を教えてもらい...

〇〇:これは...こうすれば...

〇〇:てか...

〇〇:視線すごくない...?

美空:問題がちゃんと解けてるかと...

美空:他の女の子のこと見てないかなって確認ですよっ♡

〇〇:でも...近すぎるよ///

〇〇:(やべっ優しさと可愛さに魅了されてる...///

〇〇:(全く興味なかったはずなのに...///

〜〜
〜〜


その後無事に問題が解き終わり...

美空:よくできましたー!!♡

〇〇:ありがとうね...。教えてくれて。

美空:いいですけど、勉強教えたお礼に...

美空:これから美空ちゃんって呼んでくれません?

〇〇:分かったよ...。これからね?

〇〇:何か、一緒に勉強できて楽しかったし...嬉しかった///

〇〇:じゃ、俺帰るね...?


〇〇:(俺...完全に心奪われてるわ...。

美空:あともうちょっとでいける気がする...。笑


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次の日...


クラスメイトの女子:〇〇君?

〇〇:どうしたの...?

クラスメイトの女子:放課後にちょっと時間ある...?

〇〇:まあ...。あるけど...。

クラスメイトの女子:ここに来て欲しい...!

〇〇:分かったよ...。

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△△:お前また放課後呼ばれてなかった?

〇〇:うん。

△△:お前はやっぱモテモテだな笑

〇〇:やめてくれよ...笑

△△:でもお前には一ノ瀬ちゃんがいるだろ...?

〇〇:えっ!?

△△:最近一ノ瀬ちゃんに興味持ってんじゃないの?笑

〇〇:そ...そんなことねえよ...。

〇〇:ほら!!次の授業移動するだろ?行くぞ...?

△△:(〇〇を好きにさせるってすごいなぁ...笑


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放課後...

美空:あれ...?どこを探しても〇〇さんがいない...。

美空:あれ...?〇〇さんとあれは...女子...!?


つい気になり陰から覗いてみることに...。

クラスメイトの女子:私...〇〇君の事が好きだったの...!

クラスメイトの女子:だから付き合って欲しいな...!


〇〇:ごめん...。

クラスメイトの女子:〇〇君って好きな人いるの?

クラスメイトの女子:いないなら、私でよくない?


美空:もう...我慢できない!!

美空:あの...!!〇〇君は私の彼氏なんです!!

そこには険しい表情をした美空ちゃんがいた。

クラスメイトの女子:美空ちゃん!?

美空:さっきも言った通り、「私の」彼氏なんで。


クラスメイトの女子:そうだったんだ...ごめんね。変なこと言って。


そう言うとクラスメイトの女子は去っていった。


〜〜
〜〜

〇〇:ありがとね。助けてくれて。

美空:〇〇さんが困ってたら何処にでも助けに行きますよ!!

〇〇:ははっ笑

〇〇:あと、さっき思ったことがあって...

〇〇:さっき俺の事を彼女って言ってくれたじゃん?


〇〇:それがさ...すごく嬉しくて...笑

〇〇:もし良かったらさ...


〇〇:俺の彼女になって欲しいなって思ってて...。

美空:はいっ!!もちろんですよ!!

美空:これからも、今まで通り愛届けますからね?♡


俺は積極的な後輩に好きにさせられた。


Fin


読んでいただきありがとうございました。










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